松本幸四郎さんが、初演から40年演じ続けている「ラ・マンチャの男」を、2日(土)に見てきました。
今回が初めての観劇でした。
『ドン・キホーテの話らしい』という、ほとんど内容を知らない状態での観劇となったのですが、私が思っていたドン・キホーテの話とは少し意味が違いました。
正確には、ドン・キホーテの小説を書いた作者セルバンテスのお話です。
セルバンテスが牢に投獄され、その牢の囚人達を巻き込んで劇をくりひろげるというもの。
セルバンテス=アロンソ・キハーナ役
そのキハーナが、自分はドン・キホーテだとして悪を滅ぼすために飛び出す。
現実の世界とお芝居の世界、そしてお芝居の中の妄想と、なんだか入り組んでいて、この構造が分かっていないと、サッパリ分からないミュージカルになってしまうと思います。
頭をフル回転させての観劇でした。
正直、初めてだったこともあると思いますが、見終わって「良かった~」という感想はありませんでした。
でも日が経つに連れて、いろんな感動が蘇ってくる感じで、とっても不思議な感覚です。
幸四郎さんの歌声を聞くのは初めてでした。
低音のすごく柔らかい声です。
見果てぬ夢は、思い出すたびに深い心の声が聞こえてきそうに思います。
今回ビックリしたのが松たか子さん。
彼女の舞台は初めて見ましたが、やっぱり舞台女優さんですね。
舞台にかける情熱がほとばしった、体当たり演技でした。
ギラギラした中に、優しさ女らしさが表れていて、彼女の舞台をもっと見てみたいなと思いました。
この舞台を本当に理解するには、私はまだ若いのかもしれません。
「一体狂気とは何だ?
現実のみを追って夢をもたぬのも狂気かもしれぬ。
夢におぼれて現実をみないのも狂気かもしれぬ。
なかでも最も憎むべき狂気は、ありのままの人生に折合をつけて、あるべき姿のために戦わぬことだ」
あるべき姿…
私のあるべき姿とは、どういう姿なのだろう。
舞台のことを思い出すほど、色々な思いが頭の中を巡ります。
今後見るたびに、その時の年齢、その時の自分のあり方によって感じ方が変わる舞台なんじゃないかなと思います。
今回が初めての観劇でした。
『ドン・キホーテの話らしい』という、ほとんど内容を知らない状態での観劇となったのですが、私が思っていたドン・キホーテの話とは少し意味が違いました。
正確には、ドン・キホーテの小説を書いた作者セルバンテスのお話です。
セルバンテスが牢に投獄され、その牢の囚人達を巻き込んで劇をくりひろげるというもの。
セルバンテス=アロンソ・キハーナ役
そのキハーナが、自分はドン・キホーテだとして悪を滅ぼすために飛び出す。
現実の世界とお芝居の世界、そしてお芝居の中の妄想と、なんだか入り組んでいて、この構造が分かっていないと、サッパリ分からないミュージカルになってしまうと思います。
頭をフル回転させての観劇でした。
正直、初めてだったこともあると思いますが、見終わって「良かった~」という感想はありませんでした。
でも日が経つに連れて、いろんな感動が蘇ってくる感じで、とっても不思議な感覚です。
幸四郎さんの歌声を聞くのは初めてでした。
低音のすごく柔らかい声です。
見果てぬ夢は、思い出すたびに深い心の声が聞こえてきそうに思います。
今回ビックリしたのが松たか子さん。
彼女の舞台は初めて見ましたが、やっぱり舞台女優さんですね。
舞台にかける情熱がほとばしった、体当たり演技でした。
ギラギラした中に、優しさ女らしさが表れていて、彼女の舞台をもっと見てみたいなと思いました。
この舞台を本当に理解するには、私はまだ若いのかもしれません。
「一体狂気とは何だ?
現実のみを追って夢をもたぬのも狂気かもしれぬ。
夢におぼれて現実をみないのも狂気かもしれぬ。
なかでも最も憎むべき狂気は、ありのままの人生に折合をつけて、あるべき姿のために戦わぬことだ」
あるべき姿…
私のあるべき姿とは、どういう姿なのだろう。
舞台のことを思い出すほど、色々な思いが頭の中を巡ります。
今後見るたびに、その時の年齢、その時の自分のあり方によって感じ方が変わる舞台なんじゃないかなと思います。