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【裏事情】山梨県に越して来て、“えっ!?”と、思ったこと(その6 凍結防止対策)

2021-07-25 | 徒然
シリーズ6回目です。
これは、昨年こちらに越して来た時 不動産屋さんからまず始めに「注意するように」と言われていたことです。
「毎年 秋口から春ごろまで外気温が0℃以下になると予想される期間は風呂の水は抜かないでください。」
と、言われました。
どういうことですか?と、たずねると
「配管が凍結して、水が出なくなるばかりか破裂して漏水の原因となり大変な事となるから」
なんだそうです。
「配管が凍結し破損する」など全く予想もしなかった話に、改めてここは寒冷地なんだ。と納得してしまったエピソードなのでした。

給湯器の給水・吐出管に断熱材が巻かれています。

配管の周りに凍結防止ヒーターが配線されています。寒冷地ならではの対策です。
ヒーター自体は、ホームセンターなどで購入できますが(トップ写真)露出している水道管や給湯器などの給水・吐出管には、同時に必ず凍結防止ヒーターを取り付けるのが当たり前となっています。(図番はこちらから借用)
 ここで、問題となるのは電気代です。
あくまでもヒーターですので冬場などは、常に通電していなければいけません。こちらに書かれていた試算では、凍結防止ヒーターを10本程度使用しているとして、ワンシーズン45,000円ほどの電気代がかかるそうです。
これは、エアコンをシーズン中一日中運転しっぱなしくらいの電気代なんだそうです。
また、中古物件などはヒーターが古くなってくるとサーモスタットが壊れて温度制御が利かなくなり(寿命10~20年と言われています。)通電しなくなったり逆に通電しっぱなしになり最悪のケース漏電して火災に至るといった事例もあるそうです。(古いヒーターは、サーモスタットそのものが付いていないものもあるそうです。)
寒冷地での中古物件は、見える部分だけで判断しがちですが、以上のような見えない部分のリスクが伴う事にも充分考慮する必要があります。

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