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【特殊系・レア】も組繋鳥居・青銅鳥居@江島神社ほか

2013-05-17 | 鳥居見聞録
ひょんな事から出向くこととなった江ノ島
しかしここで、非常に興味深い鳥居達と遭遇することとなった。

まず初めに紹介したいのは、岩屋道の土産店の立ち並ぶ途中に建っている風変わりなデザインの鳥居の紹介

も組繋鳥居 名称は「鳥居の研究」p144~145 にて紹介している記事中から 嘉永4年建造 

島木と貫の木口がそれぞれ独特な加工が施されている。他にはまず例を見ないので「レア」の称号を与えたい。

ご覧の様に鳥居表面に江戸文様をあしらったもの。どうやら江戸火消し「も組」が奉納した物らしい。
根岸は、この鳥居を見て末期性の「悪趣味」と言い放っている。
確かに根岸の言うように鳥居の存在意義からすればその型から逸脱し風変わりで、許せないものがあるのだろうが、現代に生きる我々から見れば、むしろ斬新なデザインでもあり「奉納」と言う意図において鳥居が「寄進」されるのであれば、それはそれで人々の思いが込められているのだから私的には、好ましく思うのだが如何なものだろうか?


龍宮の石鳥居 


奥津宮の石鳥居 源頼朝が寄進したと伝わる鳥居をこの場所に再興したもの(ただし設置場所や形も特定出来ていない)



江島神社 辺津宮の銅板葺藁座鳥居


参道入口にある赤鳥居(稲荷鳥居)


江ノ島の土産物店が立ち並ぶ入り口前の「青銅鳥居」1747年(延享4年)に建立され、1821年(文政4年)に再建されたもの。

「江島大明神」の額束 何ともいい雰囲気の文字

新吉原の文字 願主の新吉原の扇屋宇衛門、大黒屋勘四郎、松葉屋半蔵といった名が銘文に刻まれている。寄進者の中には花魁(おいらん)代々山という名もある。


柱の根元部分に「高波に亀」を配した彫刻が施されている。鳥居への装飾を極端に嫌う根岸も珍しく「面白い」と述べている。
(追記)
「鳥居の研究 同著P188」に、やはり岩屋通の龍燈付近に「柱だけが銅造りの朱塗りの小さな鳥居」が立っていて何でも四神の名前が彫られている鳥居があったとのこと。こちらは残念ながら未確認

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