先週末、ユビキダス発電研究会の参集しての研究発表が八王子市南大沢で開催され久しぶりに参加して参りました。
発表の中で、興味深かったのが参加されたH氏の製作された『イオンクラフト(リフター)』と『GraviFlyer』(グラビフライヤー)の動作実演デモでした。
イオンクラフト(リフター)いつ見てもその飛び方には不思議なものがあります。
【リフター飛行デモ】
今回は、高電圧発生装置部をパッケージ化できたので実験がしやすくなったとのことでした。(以前までは小型のTVを利用していた)イオンクラフトの飛行原理についてウィキペディアにはBB効果(ビーフェルドブラウン効果)によってイオン風を作りだし浮上すると記述されていますが、BB効果を発見したブラウン博士自身はそれを否定しているそうです。要約した記事を以前投稿していますので参照ください。
【GraviFlyer(グラビフライヤー)実演デモ】
今から3年以上前だったでしょうか。ロシアの円盤研究家が如何にも手作り感満載の実験円盤をなんと!浮上に成功しているビデオがyoutubeで公開されたのです。
【Полёт Гравилёта】
Alexey Chekurkov(アレクセイ・チェクルコフ)氏製作の浮上円盤
如何にも胡散臭く感じてしまうのは、その完成度の低さからでしょうか(^^;
ビデオでは、ワンカットで本人自ら浮上円盤の周囲に手を回したり木の枝を使って吊っていない事を証明して見せています。
しかし、不自然なことに、彼はこのカットだけカメラの手前に移動して来ます。これは、枝の奥行を錯覚させるため(吊ってあるワイヤーまで届いていない)ではないかと勘繰ってしまいます。
また、もちろん現在ではいくらでもCGで加工できてしまう(この動画のクオリティからそこまではしていない…と思う(^^;)のでこのビデオを見ただけでは、正直何とも言えないのが本音ではあります。
このGraviFlyerの構造は以下の通りです。
【回路構成】クリックして拡大
【装置構造】クリックして拡大
①上部の回転ローターにはプラスの高電圧が印加 されている。
②中央の固定子にはテスラコイルよりの高電圧が印加している、
③下部の回転ローターには、ネオジウム磁石(6個)が取付けてありマイナスの高電圧が印加されている。
※回転子①と②の回転方向は、互いに逆方向に回転させている。
【動作原理】
【Alexey Chekurkov Lift Craft with Circuit Analysis】
アレクセイ本人が解説している動画
【★必見の価値★ 反重力 空中浮揚 仕組・回路の解説 by ロシア人研究者 (日本語字幕)】
日本語字幕付きビデオ(装置、回路解説あり)
自分は、原理に関してサッパリなのですが今回参加された、H氏によれば
“ BB効果、トーラス状の電磁場による重力低減効果、超音波による空中浮揚(ケイミズモリ説) ”などの複数の原理を組み合わせているとのことです。
更に、H氏はその筋で著名の清家新一氏が提唱していた清家理論 量子力学で言うところの「スピン反転」が根本原理でありキーでは無いかと推測しています。
また、以下の様な考察されている方もいらっしゃいました。
Alexey Chekurkov(アレクセイ・チェカーコフ)の浮揚ディスクは、ベクトル・ポテンシャルの元である(安定した) 楕円磁場をテスラコイルにある非対称パルス成分によって揺動します。すると発散トーラスの正かまたは負の状態が現れるはずです。(パルスによってバランスが崩れる。) 装置の真のエネルギー値が正または負の状態を振動するという意味です。 さらに回転装置(磁石を貼り付けた円板)によって、Z軸に重なるE軸に真のエネルギー値にかかる勾配を作る(振れ幅を増大させる)ということです。(装置の鉛直方向に真のエネルギー勾配ができる。) どうやって装置の真のエネルギー値にかかる振動を負の方向へ導くのか謎です。ともかくZ軸方向に勾配を作らねば始まりません。(こちらより引用)
どうやら、常に安定した楕円地場(トーラス)を如何に形成するか?が、キーポイントのようです。
一時期フリエネ界でも話題になったTHRIVE(スライヴ)を思い出しました。
【スライヴ (THRIVE Japanese)】
この長いビデオの中でもキーワードは❝トーラス❞でした。
当日は、H氏の製作された『GraviFlyer』の動作実演デモが行われました。
日頃より造形製作がお得意だけあってアレクセイ氏のモノより完成度が高い仕上がりです。
回転子のアップ 材質はアルミニウム
稼働中の様子 テスラコイルからの高電圧印加のため蛍光灯が点灯しています。
以下は、当日撮影した記録ビデオになります。
【GraviFlyer(グラビフライヤー)動作実演デモ】
残念ながら 実験円盤浮上せず
気になったのがアレクセイ氏の実験ビデオの中で、彼が手にしている不思議な装置です。
「フィールドの周波数を調整するのに1時間かかる」と、このあと言っています。
フィールドの周波数とは、なんでしょう?
アレクセイ氏の残しているメモから翻訳してみました。
1) テスラ コイルからのパルスのデューティ サイクルを正しく選択します。
2) 高電圧発生器で必要な電圧を設定します。
3) 超音波発生器の正しい周波数を設定します。
4) 時間内に、すべてのプロセスのパラメータが他の値にシフトするまで、すべての調整アクションを組み合わせる
2) 高電圧発生器で必要な電圧を設定します。
3) 超音波発生器の正しい周波数を設定します。
4) 時間内に、すべてのプロセスのパラメータが他の値にシフトするまで、すべての調整アクションを組み合わせる
どうやら「Gravitometer(重力計)」の様です。
この羽のような部分を展開しランプの点灯とメーターの数値を見ながら全体の装置を調整する作業が小一時間必要みたいです。
【Gravitometer回路図】
単純に、静電場を測定しているだけ?ゴーストハンターとかの類と同じ原理でしょうか!?
果たして、この装置で何を調整しているのかサッパリです(^^;
※ 関連写真や回路図などは参考リンクより転載させて頂きました。
《☞関連リンク》
確かにアレクセイ氏が以前キット販売をしていたらしいのですが今もyっているのでしょうか?
参考リンクのチャールズ三世さんが彼から購入して組み立てたけど浮上しなかったとか言うコメントを何処かで見た記憶があります。アレクセイ氏といろいろ質問したりやり取りをされていたそうですが、投稿記事自体既に削除されてしまっているようですね。ただ、リンク先に必要なパーツリストを詳細に記述してくれているので参考になるのではないかと思います。
例え結果が伴わなくともロマンを追い求めるのは良いことです。
記事に登場するH氏も、おかげで電磁気学と量子力学を含む理論体系を深く言及できたとおっしゃられていました。
ご興味がおありでしたらユビキダス発電研究会へ問い合わせてみてください。ブックマークのリンクからどうぞ。