このたびDELLさんの定期的に開催されている「デル・アンバサダープログラム」のモニター制度に登録していたところフラグシップ機の位置づけでもあるXPS13シリーズ プラチナ(9300)のモニター当選通知を受け、晴れてお借りできることになりました。
発売時期は2020年4月と既に2年ほど経過している機種ではありますが、現在も継続販売をされており、今まで中古機種ばかり使っていた自分としては、洗練されたスタイリッシュなボディと、フラグシップ機ならではのCPU性能など異次元のスピードでかなり気になっていた機種でもありました。
せっかくお借りできたので、実際に使って見た忖度のないレビューを致したいと思います。
🔳まずは商品の外観からのご紹介です。
全体は、アルミの削り出しボディで構成されています。色展開は「プラチナシルバー(キーボード面がブラック)」本機とキーボード部分がホワイトの「フロスト&アークティックホワイト」があります。
サイズは、A4コピー用紙よりやや小さいです。
ハイエンド機だけあって、全体に高級感が半端ではありません。裏面のXPSのロゴもエンボスが、かかっています。
滑り止めが上下に渡って付いています。ちょっとした配慮ではありますが安定感が各段に増します。
左右の端にあるスリットはスピーカーになります。このクラスのPCにしては、なかなか良い音を聞かせてくれます。
手前のヒンジ部分が発熱口になりますが、動画視聴中では殆ど気になる事はありませんでした。ファンが2基搭載されているそうですが動作音も全く気になりません。
広いパームレストとタッチパッド 炭素繊維を編み込んだカーボン ファイバーを採用しているそうです。なんと言っても触れた感じが冷たく感じず触感が素晴らしい。
端にまでギリギリキーボードが占めておりキートップもそれぞれ広くストロークもそれなりにあって打ちやすく理想的なキー配置です。
右上には、電源ボタンを兼ねた指紋認証が付いています。顔認証にも対応しています。
ディスプレイのベゼルが狭額なので13インチの割には、広く感じます。
MacBOOKAir(2018)13インチモデルとのサイズ比較 一回り小さいです。
MacbookAirは、 13.3インチ XPS13は、13.4インチ ディスプレイサイズはXPS13の方が広いです。
非常にスリムです。最厚部分で1.2㎝です。
🔳次に、接続ポート類を見て参りましょう。
右側面には、USB3.1 Type-C Gen.2規格×1 3.5φヘッドセット端子×1
左側面にもUSB3.1 Type-C Gen.2規格×1と、microSD(SDXC対応 )スロット×1
USBポートは、左右両方ともPower Delivery15W(5V/3A) と40Gbpsの超高速転送ができるThunderbolt 3に対応しています。
USB-HUBなどを用いれば拡張できますので、2ポートでも事足りそうですがUSB-HUBは別売となります。(通常サイズへのUSB変換アダプタは付属しています。)
充電ポートも兼ねているため充電しながら外部モニターを接続した場合USBメモリなど外部機器が本体だけでは、刺さらなくなります。
この辺りは同規格のUSBポートをもう一基設けるなど一考して頂きたかったところです。
いかにも堅牢そうなヒンジ部分です。ヘアライン加工が美しい。
昔のノートPCはヒンジ部分が劣化しやすくスムーズ開閉できなくなって破損に至るパターンが多かったのを思い出します。(実は昔、筆者はかつてパソコンを製造をしていた家電メーカーのメンテナンス部門を担当したことがあります。)
小型の割には重量が1.3㎏あります。(カタログ値1.27㎏)実用上では十分許容範囲ではありますが、アルミボディだからでしょうか。結構ずっしり感があり重たく感じてしまいます。
付属品は、電源アダプター、電源コード、USB Type-C→A変換ケーブル
電源アダプターが小型なのは嬉しいところです。
ディスプレイは、13.4インチのタッチ対応UHDです。今まで見てきたどのノートPCよりも非常に美しく明るく感じます。(けして個人の感想ではありません(^^; 仕様でもその性能の高さを裏付けています。)
解像度は驚異の3840×2400dpi (フルHDの4倍以上! )です。今流行の10:1です。エクセル作表画面が広く取れるのでビジネス用途には何げに便利かと思います。
ただし昨今のコンテンツは、16.9で作成されているものが多く上下に黒帯が入ってしまいます。
表示スケールは300%が推奨(それ以下にすると文字が読みずらくなってしまいます。)
結果的にウィンドウサイズは大きくなりますので、ウィンドウを複数広げながらの作業は、現実的ではありません。外部モニターを用意するなりそれなりの対応が必要となります。(写真では、表示スケールを200%に変更し何とか作業が出来るレベル)この辺りは画面インチサイズが小さいうえのデメリットと言えるでしょうか。
視野角は良好です。この角度からでも暗くなることはありません。
ディスプレイを見ながらのプレゼンには充分であると言えるでしょう。
ただし、光沢ディスプレイですので映り込みが多少気になります。反射防止シートなどの対策も必要かもしれません。
🔳さて、気になる性能を見て参りましょう。
CPUは、Core i7-1065G7 4コア8スレッド(定格1.3/最大3.9GHz)
第10世代(最新12世代)のCPUでは、ありますが自分のような中古PCばかり使って来た者にとっては、爆速のCPUでもあります。
よほどのゲーマーでも無い限り現在でも十分過ぎるスペックとポテンシャルを持っています。
では、まずは定番のCINEBENCH R23 から
【結果】Multi Coreスコア:34938pts Single Coreスコア:1180pts
ランキング Multiで12位
Singleで5位となかなか検討しています。
続いてストレージ性能
早い! 仕様 NVMe対応の512GB SSDです。
続いてドラクエ10
最高画質(1920×1080)スコア:5049点 ドラクエくらいなら充分遊べそうです。
定番のFF14ベンチマーク
高画質モードでも普通に遊べそうです。
次に、少々無謀ですが最新FFベンチにも挑戦
軽量画質でもスコア2133と、残念ながら内蔵グラボではいくらCPUが良くても無理でした(^^;
バッテリー持続時間に関しましては、公表値8時間以上との事ですが、実測するのが面倒になるくらい持ちは良さそうです。
実用的には問題ないレベルでしょう。専用の電源アダプターも出先では不要でしょう。
🔳いいところは、たくさん書きましたので最後にデメリットをまとめておきます。
- USBポート×2 だけでは、実用上不安です。外部モニター端子も兼用しているので、充電しながらの運用の際は空きポートが無くなります。
- 重量は、実測1.3㎏で13インチでは標準的な重さですが、いざ出先で使うとなると付属品を含めたトータルのこの重さは微妙に負担となりそうです。実際他社で実質1キロを切る機種もあるくらいですので、もう少し頑張って頂きたかったところです。サイズには不満はありません。
- 光沢液晶がちょっと…。映り込みが激しいです。ノングレアが良かった。
- 複数のウィンドウを開けながらの作業には画面のサイズから不向き。外部モニターを接続しての作業となるでしょう。
- 既存のモニターを利用する場合を想定し外部モニター接続用の変換アダプターは同梱すべき
- タッチパットが誤動作します。これは、この個体だけのトラブルか自分の操作方法が悪いのかも知れませんが、例えばマップ上で移動中になぜか全選択となって移動が出来なくなりました。
- 上下キーが限られたスペースに収まっているので誤入力しやしやすいです。カーソルキーだけは、パームレスト側に出てもいいので大きさを統一して頂きたかった。
以上は人に寄っては問題ないレベルでもあって、あくまでも個人の感想です。
現在直販サイトで173,778円(税込)のものがクーポン適用で144,236円(税込)で、購入できるそうです。(OSはWindows11Proになります。)
☞関連リンク: DELL 直販公式
【今回モニターでお借りした商品仕様】
※ 内蔵ストレージ、FF14など各ベンチマーク測定を追記しました。
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