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久しぶりの企画展拝観の紹介です。
東京近郊であれば、イベントがあるたび電車ですぐに駆けつけることが出来ましたがこちらでは、やはり勝手が違います。
それでも、山梨県は縄文関連史跡が多く企画展示を何処かの資料館や博物館でやっているので、足を延ばしさえすれば最新の発掘情報に触れることが出来ます。
4月に入ってからの週末、すっかり暖かくなって参りましたので少し遠出をして久しぶりの企画展を拝観して参りました。
始めに訪れたのは、中央道の釈迦堂PAから車を置いて直接行くことが出来る“釈迦堂遺跡博物館”で開催中の“みずけむり~山梨県の水煙文土器”展 です。
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中央道釈迦堂PAに隣接しており車を置いて、直接行くことが出来ます。
下りはそのまま行くことが出来ますが、上りからですと一旦PAの外に出て、ぐるっと回り込む必要があります。
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エントランスや、建物、館内はすっかりリニューアルされていました。
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企画展展示室 県内の各遺跡で発掘された水煙文土器を一堂に紹介しています。
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水煙文土器(釈迦堂遺跡出土)写真:縄文王国やまなしより(求龍堂2019)
渦のように廻りながら少しずつ変化させるのが火焔型土器との大きな違いです。
水煙文土器は、長野県諏訪地方から八ヶ岳山麓~甲府盆地~関東多摩地域の限られた地域のみにしか出土されていないのだそうです。
また、縄文中期後半のごくわずかな年代にのみ製作されかなり希少価値の高い土器なのだそうです。
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こちらは、常設展示室 土偶の数がとにかく半端なかったです。
釈迦堂遺跡博物館 企画展 みずけむり~山梨県の水煙文土器~
会期:令和3年3月31日(水)~令和3年6月21日(月)
会期:令和3年3月31日(水)~令和3年6月21日(月)
釈迦堂遺跡博物館 PR movie
続いて山梨県の最新の発掘情報を紹介する企画展示“山梨県の遺跡発掘展2021”へ県立考古博物館まで出向きました。
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東京在住時は、毎年江戸東京博物館で催されている「発掘された日本列島展」へは、良く通っていましたが地域限定版のような企画展示です。
(※4月11日で、会期終了となりました。)
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県立考古博物館 企画展示室
中でも注目したのは、自宅からほど近い場所にある姥神遺跡から出土された遺物です。
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ほぼ原形をとどめた釣手土器が伏せられたような形でに出土したそうです。
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特徴的な縁の周囲に施された文様が興味深いです。
いずれも縄文中期頃で、今回個人住居を建築中に発見されたそうです。
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展示解説(写真クリックで拡大します。)
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