先日こちらに来て、初めての富士山方面を探訪して参りました.
まず始めは山梨県でもとっておきの景勝地でもある富士吉田市浅間新倉に鎮座する“新倉山浅間神社”の紹介です。
拝殿と境内 富士急下吉田駅から北へ徒歩10分ほどの場所に鎮座しています。麓には広い無料の駐車場もあります。
大同2年(807)に、富士山の大噴火があって平城天皇(へいぜいてんのう)の命により当社に勅使が参向せられ、国土安泰富士山鎮火祭を執り行いこの時、平城天皇より『三國第一山』の称号と天皇の御親筆である勅額・破魔宝面・金幣が奉納されたそうです。
「三國」というのは、日本・朝鮮・中国の事を指し “三國第一山”とは、まさに三國に於いて富士山は第一の山と言う意味となります。
祭祀:木花咲耶姫命・大山祗命・瓊瓊杵尊
慶雲3年(705)甲斐国八代郡荒倉郷の氏神としてお祀りしたものが始まりと伝わります。
山梨の神社特有の魔除けの鬼面
荒濱神社 織物の神、養蚕の神 縁結びにご利益があります。
昭和59年(1984) 荒濱社を改修中偶然拝殿床下で、発見された杉の大木の跡です。樹齢千五百年を超えていたと思われるそうで、古よりご神木として。江戸城御用木として伝説が残っているそうです。
愛宕神社 裏手の新倉山浅間公園へ至る階段(咲くや姫階段)途中に鎮座しています。火伏の神として火災や防火などのご利益があります。
戦没者慰霊の五重塔「忠霊塔」 のある広場までは、397段、長さ約200メートルの階段をひたすら登ることになります。これが、かなりきついので、併設されている坂を距離こそ長くなりますが歩いてきた方が比較的楽かもしれません。
地元のローカル局のお天気コーナーなどで良く見る五重の塔と富士山のカット。(写真は、こちらより転載)御朱印のデザイン(トップ写真)にも使われています。神社の背後の山は、新倉山(あらくらやま)浅間公園となっています。
残念ながら訪れたこの日は、展望デッキが改修中で立ち入り禁止となっていました。来年、令和4年3月18日まで改修工事中で、忠霊塔から先は、立入り禁止区域となていますので注意ください。
せめて富士山だけでも…。と思ったのですがあいにくこの日は、その全容を見せてはくれませんでした。麓の街並みは、富士吉田市になります。
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