ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

雨の日は足下に気をつけて

2024年08月19日 | 日記・エッセイ・コラム

 駅から会社に行くまでの途中にあるセブンイレブンで、毎朝コーヒーとパンを買っていくんだけど、いつもと変わらないこのルーティーンのような朝の日課に、今日はちょっと変わったことが起きたので書いておくことに。

 今朝は電車に乗るときには降ってなかった雨が、駅を降りるとパラパラと降り出していて、慌てて鞄から折りたたみの傘を出して歩き出す。

しばらく歩くと信号があり、その道路を渡るともうセブンは目の前。

信号が青に変わり、歩いてそのまま店の入り口まであと5mぐらいのところで、後ろから早足で私を追い越していく女性がひとり。

黒い帽子をかぶり、スポーツウェア風の上下で、ランニングの途中なのかなあなんて思っているうちに、女性はさっさと店の中に入り、私も後ろから店の中へと入る。

 すると、入ってすぐレジの前でその女性がズルッと滑ると豪快にひっくり返った。

雨で床が濡れていたようで、スッテ~ンと後ろに背中から落ち、私はその瞬間高々と上がった彼女の両足の、靴の裏までもがはっきりと見えた。

エッ!と驚き棒立ちになってしまった私の前を、「大丈夫ですか!」とレジから飛び出した年配の女性店員さんが駆け寄る。

彼女は受け身が上手かったのか、何事もなかったようにすっと立ち上がると「大丈夫です」といい、スタスタと店内の奥の方へ歩いて行く。

どうやらなんともなかったようだとほっとすると、私も何事もなかったようにいつものコーヒーと大好きな”たっぷりたまごサンド”を手にとり、レジで支払いを済ませる。

そしてすぐ横で床にモップをかけてる女性店員さんの横をすり抜け、コーヒーマシンの前でコーヒーを入れている彼女を横目でチラっと見て、店を出て行く。

 店外に出た後、あの光景を思い出しながら歩いているときに、ふと考えてみた。

そういえば、あのとき店の前で追い越されずに、私が先に店の中に入っていたら私がステ~ンと転がっていたんじゃないか・・・。

背中から落ちた瞬間に、ゲフッとか言って横たわっている姿を想像する。

そうか、私の代わりに彼女が転んでくれたんだ、なんかツイてるかも!

店を出るときに、さすがにありがとうなんて口には出せないので、ちょっとありがとうという気配だけでも出せばよかったかな。

そして思い出した。

そういえば今朝起きて目覚まし時計を見たとき、4時44分だったよなあ(^^)



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