いよいよNHK連続テレビ小説『虎に翼』最終週となってしまった。
歴代のNHK連続テレビ小説のなかでも、これだけ様々な人たちに寄り添い、テーマもしっかりと描かれた作品も珍しかった。
他にも女子部のメンバーをはじめ、登場する個性的なキャラクターもしっかり書き分けられていて、捨てキャラっていうような登場人物もなく、それぞれが持ち味を出して魅力的に描かれていたとこもよかったなあ。
この最終回を向かえる前に、先日NHKで「虎に翼×米津玄師 スペシャル」が放送されたんだけど、もうこれは永久保存版だった(^^)
なかでも女子部が選ぶ名シーン座談会では、主人公の佐田寅子役の伊藤沙莉をはじめ、桜川涼子役の桜井ユキ・山田よね役の土居志央梨・竹原梅子役の平岩紙・崔香淑役のハ・ヨンスと女子部のメンバーが集まり、竹もとで思い出のシーン語り合うという企画で、女優さんたちが素で話したり笑い合ったりする姿がなんとも素敵だった。
そんな中、それぞれ女優さんたちは役柄とは全く違う姿を見せるんだけど、ただひとり伊藤沙莉さんはほぼ寅子のまんまで、素の時の彼女と寅子がしっかりシンクロして、この役は彼女しかいなかったんだろうなあ、なんて感心してしまった。
他には桜井ユキさんが、最初みんなでテーブルの前に座布団の上正座して並んでたんだけど、そうそうに足を崩していたとこを発見し、なんだかとってもほっこりさせられた(^^)
そのあと米津玄師と伊藤沙莉の初対談というのもあったが、それよりも遙かにすばらいものが、番組の最後に待っていた。
オープニングの米津玄師「さよーならまたいつか! 」のフルサイズのタイトルバックが、新たに女子部のメンバーを集めて製作され、その映像が流れたのだ。
いつもの最後に寅が手を広げるところで終わるところに、新たに多岐川が笑ったり桂場が団子食ってるところや、いくつもの名シーンが加えられ、最後に女子部のメンバー5人がそろって踊るという映像で、もうちょっと泣きそうになってしまった。
これ最終回で流れるのかなあ(^^)
さあ、今週で終わっちゃうけど、しっかり最後まで見届けるぞ!
轟のLGBTもそこまで描かずともと思いましたが、
全体的に心に残るドラマでした。
…て私は土曜総集編中心なので残念ですが…
ちゅらさんみたく、特別再放送をされるんでしょうね。
美佐江って、常に弱ってる人たちに寄り添ってきた寅ちゃんが、唯一それが出来なかった象徴みたいに描かれてるんですよねえ。
心にずっと残ってるトゲみたいに。
で、そのトゲの痛みを大きくするために、ちょっと強引な設定でしたね(^^;)
それぞれの生き方を尊重し応援するっていうテーマもあったので、轟のLGBTや車椅子の玉など、盛り込むだけ盛り込んでますし(^^;)
でも、主人公だけ特別に突出することなく、周りのキャラクターたちがほんとに魅力的に描かれた、ちょっと希なドラマでした。
次の橋本環奈主演の「おむすび」の予告編をみて、朝からこんなドラマを見せられるのかと、余計に終わるのが寂しいです(笑)