さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

朝日新聞の記事「トイレの民主主義」に共感します

2019-06-19 22:38:40 | トイレ・排泄
今日の朝日新聞、『経済気象台』に「トイレの民主主義」という記事がありました。
アメリカのオレゴン州ポートランドの「オール・ユーザー・レストルーム」という公衆トイレのお話。
ポートランド市が管理する公衆トイレをすべて個室型トイレにすると同時に
男女別ではなく、区別をせずに男女とも同じ入り口から入るというもの。
その第一弾モデルトイレが上記のトイレなんだそうです。

アメリカですし、男女区別なく使用するわけですから、心配ですよね。
ですから、まだ武装したガードマンが監視しているとのこと。
それはともかく、これが何故に民主主義かというと、ジェンダーフリーの観点からのようですね。
男性用トイレに入ることに違和感を抱く人にとって、それを強要されることは苦痛でしょう。
他にもいろいろなパターンの苦痛があるのでしょう。
トイレに男女の区別をなくすことは、性を意識することなくトイレを使用できるということなんですね。

それはそれとして、僕が共感したのは性を意識するもうひとつ別の理由ゆえです。
介護者と被介護者が別性の場合、助かるんですよね。
いつでも多機能式トイレが使えればそれはもちろんいいのですが、そんな訳にもいきません。
夫を介助する妻、妻を介助する夫、外出時のトイレが心配の種ですよね。
僕だって、さっちゃんがトイレに行きたくなって多機能式トイレがなかったり、使えなかったり、
そんな時に男女共通のトイレだったらすごく気が楽でしょうね。
今では僕も腹を決めて、そんな時にはさっちゃんを男性用トイレに連れて入ろうと思っていますけれど、
周囲からは変な目で見られるでしょうし、個室を順番待ちしてたりしたら、もっと嫌ですよね。

さっちゃんとの今の暮らしがなければ、理解することもできず、広がることもなかった
僕にとって新鮮な、ものの見方、感じ方ですね。
コメント
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