さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

病院の相談員さんとお話しをしました

2024-08-14 20:59:50 | 介護医療院

先週の8月5日(月)の正午前、病院の相談員さんから電話がありました。

そして、その日のさっちゃんとの面会後に相談員さんと会うことになりました。

夕方5時を過ぎて、相談員さんとお話をしましたが、内容は予想通りでした。

 

さっちゃんが退院できるようになってから、どこへ行くか?です。

その相談員さんは女性で、わりと物事をはっきりとおっしゃる方でした。

会話の流れの中で、延命措置をどのレベルでとるのかという、お決まりの話が出ます。

心臓マッサージはしません。

相談員さんは「高齢なので肋骨が折れちゃいますしね」と言います。

それは分かっていますけれど、「しなくていいです」と僕は言っているのですから、そこまで具体的に表現しなくてもね。

人工呼吸器は使いません。

それで生きながらえても、植物人間のような状態になり易い、と言うような感じをおっしゃったかな?

これも「使わないで」と僕は言っているのですから、「使ってもこうですよ」とまでは言わなくてもね。

 

心マや人工呼吸器ほどには言っていませんでしたけれど、胃瘻や中心静脈栄養についても、似たような印象を漂わせました。

さっちゃんが咀嚼や嚥下能力をほとんど失った時に、経管栄養に移りました。

最初は経鼻経管でしたが、それでは苦しそうなので、胃瘻を造設しました。

意思疎通はほとんど出来なくなっていましたが、まだ素敵な笑顔を浮かべることもありました。

そんな胃瘻を僕は単なる延命措置だとは思いません。

胃瘻を拒否して、まだ笑顔を浮かべてくれる妻に緩慢な死を与えることなんて出来ません。

それは中心静脈栄養に関しても同様です。

 

中心静脈栄養に関しては、まだ造設しなくて済んでいます。

胃瘻を使えています。

胃瘻を使った方が胃腸機能も活かせますから、いいのです。

もちろん、胃から逆流して誤嚥性肺炎を引き起こす危険性はあるのですが。

 

さてさて、さっちゃんの今後の身の振り方です。

I老健に戻ることが出来れば、それがいちばんいいと僕は今でも思っています。

でも、I老健としては誤嚥性肺炎を繰り返すさっちゃんに対して、自信・確信が持てないようなのです。

医師も一人だけですし、看護師も少数です。

相談員さんは言います。

「点滴にしても、病院なら看護師も多く、上手に点滴をセットできる看護師がいたりするんです」

確かに、I老健では点滴の針を打つ困難ゆえに、中心静脈栄養を提案する雰囲気がありましたからね。

 

相談員さんはI老健さんとは意見交換していることでしょうから、I老健の意向は承知しているはずです。

相談員さんはI老健に戻る選択肢は最初に外しているようです。

 

それで他の選択肢ですが、病院の療養病棟です。

以前はこの病院にも療養病棟があって、さっちゃんもお世話になっていたことがありました。

基本は長くても6ヶ月の入院期間なのですが、今のご時世、長期療養入院が必要な患者さんが多いので、6ヶ月とは言っておれないのだそうです。

同じ市内で2つの病院を教えてくれました。

ただ、病院は病気を治す場所なので、キメ細かな介護はありません。

必要最小限なだけ看護師が訪れ、拘縮などへのケアとしてPTが来てくれる、その程度です。

刺激の乏しい生活になってしまいそうです。

 

介護も充実してもらおうとすれば、介護医療院になります。

介護も医療も充実した施設です。

僕が住む市内にはないみたいです。

隣りの市にあるようですね。

以前、さっちゃんがこの同じ病院に誤嚥性肺炎で長期間入院していた際も、別の相談員さんから紹介されていた介護医療院がありました。

その介護医療院で詳しい話を聞く手前まで来ていたのですが、I老健に再入所が叶って、その話は立ち消えになったのです。

ただ、介護医療院は費用が高くつきます。

 

いろいろと話した結果、病院の療養病棟と介護医療院でお話しを聞く機会を作ってくれることになりました。

1週間以上経ちましたが、相談員さんからは連絡が来ません。

急ぐ必要はないことではありますが、入院してから2週間ほど経ちます。

入院予定日数は10日間だと聞いていましたから、あまりのんびりとは出来ないと思うのですが。

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