4月2日(火)、先週に引き続きさっちゃんとの面会が出来ました。
このペースが続いて欲しいと思います。
この日はさっちゃんの妹のN子さんも来てくださいました。
僕の入院中も含めて、N子さんは2回ほど面会予定が流れてしまっています。
N子さんにも久し振りにさっちゃんの顔を見てもらえて嬉しいです。
さっちゃんが降りてくる前に、スタッフさんがこんな風に言っていました。
「眠たそうにしています」
もちろん、そんな日もありますよね。
▲15:00。確かに、さっちゃんは目を瞑った様子でここまで来ました。N子さんが通話機で話しかけます。完全な座位姿勢を長くは保てないさっちゃんですから、目線も上向きなのは仕方ありませんけれどね。頭の後ろに何か置いて、視線がもう少し下がるようにして欲しいですね。
「さっちゃ~ん」
「今日は暖かいよ~」
「桜も咲き始めたよ~」
「一緒にお花を見たいね~」
N子さんと僕とでさっちゃんにいろいろと話しかけます。
すると、さっちゃんは
「あ~~~」
「お~~~お」
などと、先週の時以上の大きな声で応えてくれます。
声の大きさは体調の良さにも直結していると思うので、嬉しいことです。
▲15:04。最初は閉じていた目も開くことの方が多くなりました。写真はいちばん見開いている状態ではありますが、視線は僕たちの方に向けられているようですね。
さっちゃんが眠たそうにしていると言われていたのですが、ほとんど目を開け続けてくれました。
もちろん、大きな瞳をパッチリと、まではいきませんけれどね。
薄く目を開け続けてくれていました。
僕たちの語り掛けに対して応えてくれているように感じました。
もちろん、それはこちらの勝手な思い込みだと言うことは分かりますけれど、そのように感じられるのも事実です。
僕や妹のN子さんのことを覚えているんだと思いたいですね。
面会時間は無情に早く終了します。
S田さんとの面談までN子さんといろいろとお話しました。
相談員のS田さんとの面談も1月以来ですから、3ヶ月ぶりです。
さっちゃんの状態を報告してくれるのです。
体調自体は安定しているそうですね。
1月の面談以降のさっちゃん及び周辺の出来事と言えば、
1月17日:同室者がコロナ感染、さっちゃんも抗原検査すると陰性、念のため部屋は隔離。
2月29日:体熱感あり、37.1℃。
2月下旬~3月12日:コロナ感染予防対策の一環でリハビリを一時的に中止。
その間は拘縮傾向にあったが、その後戻りつつある。
これくらいで推移しているので、穏やかな暮らしぶりと言えるでしょう。
両腕の拘縮に改善は見られないようですが、右足は少し改善がみられるようです。
体温や血圧も安定して、一定水準を保っているようです。
意味は不明ながら、言葉(音声)もよく発しているそうですし、スタッフの皆さんも話しかけてくださっているのでしょうね。
ところで、面会のルールが変更になりました。
これまではS田さんが前もって面会予約を入れてくれていました。
今後は毎回電話で予約申し込みをすることとなります。
恐らく面会希望が多かったり、時間が重なったりするケースがあるからなのでしょう。
条件を同じにし、平等を保つために申し込みの方法を同じルールにしたようですね。
「さっちゃんに桜を見せてあげることは出来るでしょうか?」と、聞いてみました。
S田さんも、そうしてあげたい心持ちが表情に溢れています。
でも、確かなことは言えませんから、口を濁すしかないようです。
さっちゃんは何年間桜を見ていないのでしょう?!
洗濯物についてもS田さんが聞いてくれました。
「まだ、それだけの体力の余力がないのです」と僕は答えました。
でも、そろそろさっちゃんの洗濯物を僕自身で洗いたいものです。
この日も面会と面談で疲れたせいか、夕方6時前にちょっと横になるつもりで布団に入ると、目覚めたのは10時過ぎでした。
夕食を食べるかどうか迷いましたが、空腹感はあったので少し食べました。
食後、ちょっとだけ横になるつもりでしたが、目覚めると朝の5時。
以前はこんな感覚で布団で横になっても、30分とか1時間で目覚めていたのですが、今はこんな具合です。
肉体が睡眠を求めているのでしょう。