昨日月曜日は言語リハビリの日でした。
以前は約1時間かけて徒歩と電車で通っていた言語リハビリでしたが、さっちゃんがその1時間をかなり負担に感じるようになっていたようなんです。
もちろん病院側の理由もあるのですが、在宅で言語リハビリを受けるようになって2ヶ月近く経ちました。
さっちゃんもSTのY田先生に慣れてきたようですし、Y田先生もさっちゃんの扱いに慣れたのでしょう。
昨日はこの1、2年の内では記憶にないほど順調な言語リハビリでした。
順調と言っても、さっちゃんが正しく答えられたとか、歌詞も少しそれらしく唄えたとかじゃあありません。
さっちゃんに出来ないことはやっぱり出来ませんから、これまでと違う訳ではありません。
じゃあ、何が順調だったかと言うと、さっちゃんがY田先生のリハビリの意図に最初から最後まで心を向け続けてくれていたことです。
以前のように、大変な心身の負担を感じながら、歩いて、電車に乗って、また歩いて、待ち続けて、やっと言語リハビリが始まるのではありません。
いつも通り、家で普通に暮らしている中で、月曜日の2時にSTのY田先生が来てくださるんです。
さっちゃんにストレスがない分、精神的にも安定し、Y田先生とのコミュニケーションも順調なんでしょう。
もちろん家に居ても不穏になることはありますから、毎回毎回言語リハビリが順調に行くわけではないと思います。
でも、昨日のような感じで行なわれるケースが多くなるような気がします。
では、昨日行なったことを記しておきます。
まずはいつもと同様、体温、血圧、SpO₂ を計りました。
体温は36.4度、SpO₂は97だったのですが、血圧は血圧計がエラーの繰り返しで計れませんでした。
機械のせいなのか、さっちゃんが腕や手を動かすからなのかは分かりません。
そして、最初の課題はカードです。
スイカと猫とバナナ、3枚の絵(写真)のカードを並べました。
先生が「スイカはどれですか?」と聞きます。
さっちゃんはどれかカードを選ぶんだということが分からないようですから、先生がカードの前で手を動かして、どれかを選ぶような仕草をして見せます。
そうした上でまた、「スイカはどれですか?」と聞きます。
さっちゃんは猫のカードを選びました。
続いて、猫を玉子焼きのカードに替えて「スイカはどれですか?」と聞きました。
すると、さっちゃんはバナナを選びました。
こういうことを幾度か繰り返しました。
さっちゃんは絵(写真)とモノの名前とがなかなか結び付かないようですね。
さっちゃんはY田先生の問いかけには時間はかかりますけれども、ちゃんと応えていました。
僕が驚いたのは、Y田先生が例えば「飛行機 ひこうき」と書いて、さっちゃんと一緒に声を出して「ひ・こ・う・き」と読んだことです。
もちろん、正確に発声できませんから、例えば「ひ・ぼ・よ・し」とか、そんな感じで不正確なんです。
でも、最初の音の「ひ」は一致していたり、4音節に発声したり、さっちゃんとしては上出来だったんです。
Y田先生が一緒に発声しますし、さっちゃんの肩を軽く叩きながら、ゆっくり「ひ・こ・う・き」と言ってくれますから、さっちゃんも発声しやすいんでしょう。
他にも「あいうえお」や「よろしくお願いします」などの言葉もY田先生と一緒に発声できました。
後半はいつもと同じように歌を唄いました。
1曲目は「紅葉」:秋の夕陽に照る山もみじ~
2曲目は「里の秋」:静かな静かな里の秋~
3曲目は「旅愁」:ふけゆく秋の夜 旅の空の~
4曲目は「夕焼け小焼け」:夕焼け小焼けで日が暮れて~
さっちゃんはこの4曲全部をY田先生、僕と一緒に唄いました。
いつものように歌詞は適当で意味を成してはいませんが、音程は正しく唄っています。
高音で発声が難しくなると、1オクターブ下げて唄っていました。
4曲も声を出して唄ったのは初めてだと思います。
最後にホワイトボードにY田先生が「ありがとうございました」と書いて、一緒に発声しようとしましたが、これにはさっちゃんは応じませんでした。
カードや歌でリハビリの課題を行なっている時以外でも、さっちゃんはY田先生に向かって何やら喋り続けていました。
Y田先生はさっちゃんの言葉尻を上手に掴まえて、さっちゃんに会話を投げかけます。
Y田先生の言ったことが分かってるのかどうかは不明ですが、さっちゃんは更に喋りかけ続けます。
そんな会話のやり取りも下地になって、さっちゃんが発声し易い雰囲気になっているんでしょうか?
充実した40分間があっという間に終了しました。
この日のように良い雰囲気で終了出来ることばかりではないと思います。
でも、こういう日もあることが分かって、嬉しく楽しく感じられます。
以前は約1時間かけて徒歩と電車で通っていた言語リハビリでしたが、さっちゃんがその1時間をかなり負担に感じるようになっていたようなんです。
もちろん病院側の理由もあるのですが、在宅で言語リハビリを受けるようになって2ヶ月近く経ちました。
さっちゃんもSTのY田先生に慣れてきたようですし、Y田先生もさっちゃんの扱いに慣れたのでしょう。
昨日はこの1、2年の内では記憶にないほど順調な言語リハビリでした。
順調と言っても、さっちゃんが正しく答えられたとか、歌詞も少しそれらしく唄えたとかじゃあありません。
さっちゃんに出来ないことはやっぱり出来ませんから、これまでと違う訳ではありません。
じゃあ、何が順調だったかと言うと、さっちゃんがY田先生のリハビリの意図に最初から最後まで心を向け続けてくれていたことです。
以前のように、大変な心身の負担を感じながら、歩いて、電車に乗って、また歩いて、待ち続けて、やっと言語リハビリが始まるのではありません。
いつも通り、家で普通に暮らしている中で、月曜日の2時にSTのY田先生が来てくださるんです。
さっちゃんにストレスがない分、精神的にも安定し、Y田先生とのコミュニケーションも順調なんでしょう。
もちろん家に居ても不穏になることはありますから、毎回毎回言語リハビリが順調に行くわけではないと思います。
でも、昨日のような感じで行なわれるケースが多くなるような気がします。
では、昨日行なったことを記しておきます。
まずはいつもと同様、体温、血圧、SpO₂ を計りました。
体温は36.4度、SpO₂は97だったのですが、血圧は血圧計がエラーの繰り返しで計れませんでした。
機械のせいなのか、さっちゃんが腕や手を動かすからなのかは分かりません。
そして、最初の課題はカードです。
スイカと猫とバナナ、3枚の絵(写真)のカードを並べました。
先生が「スイカはどれですか?」と聞きます。
さっちゃんはどれかカードを選ぶんだということが分からないようですから、先生がカードの前で手を動かして、どれかを選ぶような仕草をして見せます。
そうした上でまた、「スイカはどれですか?」と聞きます。
さっちゃんは猫のカードを選びました。
続いて、猫を玉子焼きのカードに替えて「スイカはどれですか?」と聞きました。
すると、さっちゃんはバナナを選びました。
こういうことを幾度か繰り返しました。
さっちゃんは絵(写真)とモノの名前とがなかなか結び付かないようですね。
さっちゃんはY田先生の問いかけには時間はかかりますけれども、ちゃんと応えていました。
僕が驚いたのは、Y田先生が例えば「飛行機 ひこうき」と書いて、さっちゃんと一緒に声を出して「ひ・こ・う・き」と読んだことです。
もちろん、正確に発声できませんから、例えば「ひ・ぼ・よ・し」とか、そんな感じで不正確なんです。
でも、最初の音の「ひ」は一致していたり、4音節に発声したり、さっちゃんとしては上出来だったんです。
Y田先生が一緒に発声しますし、さっちゃんの肩を軽く叩きながら、ゆっくり「ひ・こ・う・き」と言ってくれますから、さっちゃんも発声しやすいんでしょう。
他にも「あいうえお」や「よろしくお願いします」などの言葉もY田先生と一緒に発声できました。
後半はいつもと同じように歌を唄いました。
1曲目は「紅葉」:秋の夕陽に照る山もみじ~
2曲目は「里の秋」:静かな静かな里の秋~
3曲目は「旅愁」:ふけゆく秋の夜 旅の空の~
4曲目は「夕焼け小焼け」:夕焼け小焼けで日が暮れて~
さっちゃんはこの4曲全部をY田先生、僕と一緒に唄いました。
いつものように歌詞は適当で意味を成してはいませんが、音程は正しく唄っています。
高音で発声が難しくなると、1オクターブ下げて唄っていました。
4曲も声を出して唄ったのは初めてだと思います。
最後にホワイトボードにY田先生が「ありがとうございました」と書いて、一緒に発声しようとしましたが、これにはさっちゃんは応じませんでした。
カードや歌でリハビリの課題を行なっている時以外でも、さっちゃんはY田先生に向かって何やら喋り続けていました。
Y田先生はさっちゃんの言葉尻を上手に掴まえて、さっちゃんに会話を投げかけます。
Y田先生の言ったことが分かってるのかどうかは不明ですが、さっちゃんは更に喋りかけ続けます。
そんな会話のやり取りも下地になって、さっちゃんが発声し易い雰囲気になっているんでしょうか?
充実した40分間があっという間に終了しました。
この日のように良い雰囲気で終了出来ることばかりではないと思います。
でも、こういう日もあることが分かって、嬉しく楽しく感じられます。