さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

吹奏楽団の演奏会にさっちゃんと参加しました

2019-06-09 22:32:30 | お出かけ
去年に引き続き、アンサンブル・ヴィルトゥオーソ吹奏楽団の演奏会に行って来ました。
昭島市を拠点に活動するアマチュア吹奏楽団。
今回はその創団25周年の記念演奏会でもありました。

毎回気になるのは、さっちゃんのトイレの件です。
家を出る際に用を足してきたので、少しは安心できていたのですが、
3部構成の間の休憩になるたびに、「トイレに行く?」と確認。
結局、帰宅するまでトイレには行かなくて済んださっちゃん、ほっと安心ですね。

念のため、休憩タイムにトイレを見てきましたが、多機能トイレは人が並んでいました。
休憩タイムに一度さっちゃんを会場の外へ連れ出しました。
「まだ再開の時間まではたっぷりあるんだよ」と教えてあげても、さっちゃんは急いで戻りたがります。
またすぐに演奏が始まると思い込んでるのでしょうか?
席がとられると思ったんでしょうか?
席に置いた荷物のことが心配だったんでしょうか?
僕を小突くようにして、怒った顔つきで「戻らなくちゃダメでしょ!」と言ってるよう。

演奏は素晴らしく、楽しいものでした。
さっちゃんも手でリズムを取りながら聴いていました。

第Ⅰ部はマーチの名曲が4曲。
第Ⅱ部はチャイコフスキー作曲の「くるみ割り人形」と大序曲「1812年」より。
第Ⅲ部はアメリカのミュージカルメドレー、銀河鉄道999、演歌メドレー、映画「アラジン」の曲、
Ⅰ部Ⅱ部とは違って、カジュアルで楽しめるエンターテイメントとなっていました。
お約束のアンコール曲も2曲。
これもなかなか良かったですね。

演奏の間中、さっちゃんには笑顔が多く浮かんでいました。
会場を一歩後にすると、演奏を聴いたことなどすぐに忘れてしまうんですが、
きっとさっちゃんにとって良い思い出として無意識領域に記憶されることでしょうね。
(脳神経学的には間違ってる考え方だと思いますけれど・・・・)

このブログを書いていた10:30~11:30、さっちゃんは布団の中で眠りに就くはずだったんですが、
さっちゃんの横でまだ僕が寝ていないのが嫌なのか不満なのか心細いのか、
何度も何度も起きて来て、僕を呼びに来るんです。
今晩はいつも以上に回数が重なって、10回近くになったでしょうか?
まだやりたいことはあるんですが、寝なきゃダメな感じですね。
絶対にやらなきゃいけないことだけをこれから済ませて、寝ることにしましょう。
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さっちゃんも労山のクリーンハイクに参加しました

2019-06-04 11:29:29 | 山登り
僕の所属するYYDは労山の東京都J地区連盟所属です。
毎年、この時季にクリーンハイキングを催して、山の清掃登山を行っています。
これまでは北高尾山域だったのですが、今年は多摩よこやまの道。
多摩市とその南の川崎市や町田市との市境の緑地帯です。
市民にとっての身近で心地よい散歩コースですね。

労山の各山岳会も高齢化が進み、北高尾程度の山域でも辛く感じる会員が増えたせいなのでしょうか?
地区連盟の中でもYYDは若い会員が多い方です。
20代の会員もいますし、40代50代が主力ですから。
本当は20代30代が主力にならなければいけませんけれどね。

今回はアップダウンのほとんどないコースですから、さっちゃんも一緒に歩きます。
北高尾の際には別の短いコースから決められたゴール地点で合流していました。

10時によこやまの道の東端をスタートし、西へ向かいます。
各自ゴミ用の袋を持って、軍手をはめて歩きます。


▲こんな感じの緑陰コースが続きます。時々は舗装道路と合流したりもします。

大勢の人が利用する緑地帯ですからゴミは多いと予想していましたが、意外と少なかったですね。
でも、メンバーの中には目が利く方もいて、茂みの中やら遠くの方にもゴミを発見します。
ペットボトルも隠されていたり、普通のゴミではない産廃のようなのも見つかります。
ベンチなどの設置された休憩場所周辺には結構なゴミが隠れていますね。
YYDの他数十名のメンバーが目を皿のようにしてゴミ拾いしますから、かなり綺麗になったはずです。

さっちゃんはと言えば、ゴミ拾いにはほぼ無関心。
でも、「さっちゃんもゴミを見つけてね」とお願いすると、ちょっとは見つけてくれました。
自分では拾わずに、僕に拾わせるんですけれどね。
そんな意識もさっちゃんは長く続きません。
でも、YYDのメンバーと付かず離れず歩くことが出来ました。

この日はよこやまの道真ん中あたりの一本杉公園がクリーンハイクの終了地点。
みんなが池のある広場に集合しました。


▲YYDのメンバーも大きな樹の陰でお昼ご飯。いちばん手前にさっちゃんがいます。


▲みんなで集めたゴミを計量。可燃ゴミが7.0kg、不燃ゴミが5.6kgでした。予想よりは多かったようです。

全員で集合写真におさまって、とりあえずの解散。
ここから再び歩いて唐木田駅近くの居酒屋さんで再度合流するようです。

他の会の方々が出発する中、YYDは即席の野外勉強会。
ツエルトの張り方、半マスト結びによる懸垂下降の練習、捻挫へのテーピング等を勉強しました。


▲ツエルトを張っています。このツエルトは僕のです。何年振りかに出したので、細引きをもう少し付けておいた方がいいなと気づきました。

YYDメンバーが講習している間、さっちゃんは大きな樹の下でひとりポツンと佇んでいました。
時には、遊んでいる小さな子供の方へ行ってにこやかな表情をしていました。
でも、それも出来なくなると、退屈そう。
時々、僕がさっちゃんの元へ行って、こっちで一緒にやろうよと誘うんですが、
さっちゃんはみんながたくさんいる場所には来たがりません。
そのうち、皆から離れてふらりと遠くへ歩いて行きます。
T原さんが見ていてくれ、僕がそれに気づいて、さっちゃんを追います。
「どこに行くの? 戻ろうね」なんて言うと、おそらく反発して、戻って来ないでしょう。
さっちゃんが気づかないように、くるりと回るコースを選んで、自然に戻るようにしました。

講習が終わり、YYDも唐木田駅へ向かうことにします。
みんなザックを背負い始めます。

そんな時、さっちゃんは一人「家に帰りたい」モードに。
駅とは反対側に歩き始めます。
「そっちは反対だよ、こっちだよ」と言ってもやっぱり行こうとします。
こればかりは止めて、引き戻さなければなりませんが、力ずくでは嫌がります。
なんとかかんとか連れ戻しますが、今度はザックを背負わずに行こうとします。
それを見ていた仲間がさっちゃんと僕のザックから出ている荷物を入れてくれています。
「ザックは背負わなくちゃダメでしょ」の言葉にはじきに反応してくれました。
一件落着。

講習中、一人ぽっちになっていたので、寂しかったんでしょうね。
気分が落ち込んでしまったようです。
でも、歩き始めると、次第に気分も良くなるはず。
そんな僕の予想通り、さっちゃんは歩きを楽しむようになりました。
居酒屋さんに寄らずに、さっちゃんと僕は帰らなければならないかな、とも思いましたが、
だんだん気分が良くなってきたさっちゃんに「みんなと一緒に夕食食べる?」と聞くと、
「いいよ」と言ってくれました。

居酒屋さんには他の会の方々が居て、すでに出来上がっているようでした。
さっちゃんは遠慮しているのか、本当に食が進まないのか、ほんのわずかしか食べません。
そのうち、「もういい」と言って、ぜんぜん食べなくなりました。
他のメンバーはまだまだ飲み、語り合うでしょうから、さっちゃんと僕は早めに帰ることにしました。

家には日没直前に到着。
すぐにお風呂にお湯をため、入ります。
さっちゃんが最後にもう一度お湯に浸からずに出てしまったので、僕はちょっと頭に来ましたけれど、
気を取り直して、僕も急いで体を拭きながら、さっちゃんを追います。
さっちゃんは布団で寝ようとしますが、まだ洗った髪の毛はびしょびしょ。
急いで拭いてあげて、寝巻きも着せて、枕を乾いたタオルで巻いて、寝かせつけます。

そんな僕もこの日の晩はすぐに寝ました。
まだ8時前でした。
土曜日は天覧山で岩トレ、日曜日はクリーンハイク。
日帰り山行の連続でしたから、けっこう疲れましたね。
翌日は何の用事もない日でしたから、朝8時ころまで熟睡していました。

僕はそれから洗濯したり、お皿を洗ったりでしたけれど、さっちゃんはずうっと寝ていましたね。
遅い朝食を食べて、日没前の1時間、多摩川沿いの土手を二人で散歩しました。
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前回より2時間早くスタート、気温もさほど高くありませんでした。でも、人でいっぱい!

2019-06-03 12:49:15 | クライミング
いよいよ始まる暑い夏に備えて、前回より2時間早く家を出ました。
駅までの歩きはまだ涼しくて、快適でした。
東飯能駅からはすでに少々暑くなってきていましたが、耐えられないほどではありません。

天覧山の山道に入って日陰が多くなると、気持ちの良い気温です。
最下部の岩場が見下ろせる場所に来ると、もう人がいっぱいいます!
下まで降りると、どうやら講習会のよう。
10人くらいはいますね。
岩場の中央と右にザイルを張っています。
僕たちは左の中央寄りに張ることとしました。

ザイルを張る前に、僕はトラバースをします。
今日の目標は4往復+3往復。
その4往復を割と楽に実行。

少しこのトラバースにも慣れて来たようです。
とはいえ、息は弾みますね

トップロープを張って、さっちゃんに登ってもらいます。
運動靴(とは言ってもハイキング用です)で登り始めたんですが、なかなか登れません。
今日のルートは運動靴ではちょっと難しいかな?
半分も登らないで、降りてもらって、クライミングシューズに履き替えます。
さっちゃん、なかなか上手に登っていきました。
やっぱり、運動靴では立てないスタンスに、クライミングシューズでは立てますからね。

1本目は好きに登ってもらいましたが、2本目はその少し右を。
それぞれ登った後はロワーダウン。
さっちゃんはザイルに自分の身を預け、確保している僕が徐々に降ろしてあげるんです。
これが毎回毎回大変、すぐそばで手を掴んで岩から離させなければなりません。
下から言葉だけで説明しても絶対に出来ません。
それで、確保しながら一緒に登れる低い岩場で練習せざるを得ないんです。

ここでキツキツのクライミングシューズで足が痛いので、運動靴に履き替えました。
で、3本目はさらに右の易しいルートを。
さすがにこのルートではザイルに体重を預けることなくスムースに登れましたね。

今日の最初には、登りたくないようなことをグズグズと言っていたさっちゃんでしたが、
ハーネスを装着し、ザイルをセットすると、楽しそうに登ってましたね。

お昼前には他の講習会のようなグループがやはり10人くらい来ました。
みんな暑いのによく来ますよね。


▲この日はデジカメを忘れたので、僕のガラケーで撮りました。向きを変えて見てくださいね。2つも講習会が重なると、たった2人のパーティーは肩身が狭くなります。

さっちゃんと僕はそろそろ帰ろうと思っています。
お昼を食べたら、僕は残ったトラバース3往復をして終わらせるつもりでした。
でも、後から来たグループが岩場のすぐ下でなにやら練習し始めました。
常に一人は岩場の下部で登ったり降りたりトラバースしたりしています。
これではトラバースは出来ません。

ここでのトラバースは早々に諦めました。
代わりに登山道沿いにあるトラバース専用岩場へ。


▲さっちゃんの横にある岩場がトラバース専用岩場。
この岩場まで登って来て、僕がクライミングシューズを履くと、さっちゃんの様子が変!
これはどうやらトイレのようです。
僕はいま履いたクライミングシューズを急いで脱ぎ、運動靴に履き替えます。
さっちゃんの手を引いて、中腹広場にあるトイレへ連れて行こうとします。
でも、さっちゃんは「もうここでする」と主張してる風。
ハイカーも引っ切り無しに通りますし、トイレまではすぐです。
立ち止まろうとするさっちゃんを反感を抱かれない程度に強く引っ張って、
なだめすかしながら何とかトイレまで連れて行きました。
男性用トイレにギリギリセーフで飛び込みます。
(ほんの少しは漏らしてしまいましたが)

僕は改めて、クライミングシューズを履き、トラバース開始。
ここにはトラバースの課題が幾つもあります。
主だったものは易しいルートから、ノーマル⇒セカンド⇒サード。
僕も30代のころはセカンドまでは出来ていました。
さっちゃんもセカンドは出来ていましたが、ノーマルは身長不足で不可能でしたね。
僕は最盛期にはノーマルルートを朝一で10往復するのがウォーミングアップでした。
でも、その後どんどん退化して、とりわけ腕や指の筋持久力がほとんど無くなりましたね。
せめて半分くらいにまでは戻した~い!

今日の目標はノーマルルートの片道を完成させること。
これだけでも最下部岩場の3往復よりもきついでしょう。
2度3度、4度5度、落下した場所で正しいムーブを見つけ出し、確認します。
左端からスタートし、何度も何度も落ちては再トライ。
でも、思いのほか早く完成させることが出来ました。

やっぱりこっちのトラバースは難しい分、面白いですね。
次回はこちらもしよっと!
今度は右から左へのトラバースも完成させたいですね。

飯能のガストでお昼を食べようと思ったんですが、3組も待っていて諦めました。
地元まで戻って、「庄屋」で昼食。
ランチをしている居酒屋さんも多いので、ここもそうだと思って入ったんですが、ランチは無し。
そのまま出るのもなんなんで、焼きそばとチャーハンを頼みました。
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