さっちゃんが入院している災害医療センターは救急救命に重きを置いた病院ですから、ここからの退院が病気完治を意味するものではありません。
それを前提として、今後の道筋も考えていかねばなりません。
今日の10時半ころ、さっちゃんの主治医の先生から電話が入りました。
今週明けに血液検査等すると聞いていましたから、その結果報告があるとは予想していました。
酸素の供給量は減っていると言います。
昨日の看護師さんは酸素マスクはもうしていないと言っていましたが、恐らくまだ少量必要な状況もあるのかもしれません。
お医者さんの方が慎重な判断、言い方をしたのでしょうか?
炎症の程度を示す値であるCRPですが、2.9だったそうです。
30台から20台、10台へと順調に下がって来てはいますけれど、まだまだ中程度以上の炎症だという数値です。
レントゲンでもまだ肺炎が認められる状態なんだそうです。
誤嚥性肺炎が最も疑われますから、痰も多く出ているそうです。
飲み込む能力はあるのですが、その意欲に乏しいので、口からの水分・栄養摂取は困難だろうと言います。
現在は点滴と鼻からの管による経腸栄養の方法を取っているとのこと。
経腸栄養ですが、まずは水分から始め、昨日からは少しカロリーのあるものを摂取してもらっているそうです。
胃腸の機能を徐々に活性化させていかなければならないのでしょうね。
退院時期の目途についても聞いてみました。
すると、「受け入れ態勢さえあれば、今すぐにでもいいですよ」との返答。
ただし、その受け入れ態勢はかなり充実させておかないと駄目なんだと思います。
肺炎は完治していませんし、痰の量もかなり多い、酸素が必要な状況になるかもしれない、容態も急変するかもしれない。
そういった幾つかの心配点に対応できる受け入れ態勢を作っておかねばならない、ということです。
主治医の先生に、僕は「さっちゃんを自宅に迎えたい」と言いました。
可能な限りその方向性で検討を進めてみるつもりです。
先生も「じゃあ、その方向性で考えてみましょう」と言ってくださいました。
自宅で受け入れる方向で検討を進め、やっぱりそれでは無理だとなったら、その時点で方向転換すればいいことです。
自宅で迎えられるなら、可能な限りそうしたいと思います。
コロナ禍でなければ、近くの病院に転院しても、毎日顔を合わせることが可能です。
何時間でも一緒に過ごすことが出来ます。
でも、今はコロナ禍、入院してしまうと全く住む世界が違ってしまいます。
完全に離れ離れの生活になってしまいます。
それでもまだ、さっちゃんに失語症がなければ電話で話すことも出来るでしょうが、さっちゃんとは会話も成立しません。
顔を見合いながら、手を繋ぎながら、ハグし合いながら、同じ空気を吸いながらでないと、僅かな心も通じ合わないと感じるのです。
僕は再びさっちゃんの笑顔を見たいのです。
* * * * * * * * * *
A野さんから過分な応援(?)をいただきました。
そのお気持ちだけでも十分でしたのに、さらにそれ以上のものをいただきました。
有難うございます。
感謝しかありません。
その頂き物に手紙が付いていました。
A野さんには申し訳ないですが、ブログに転載させていただきたいと思います。
(以下、手紙の中の僕の名前をメロンさんと替えさせてもらいます。もちろん、妻のことはさっちゃんで)
メロンさん・さっちゃんへ
風が暖かくなってきましたね。花々も咲き始め、やっと春が近づいてきました!
久しぶりにブログを読み、お二人の絆の強さを改めて実感しましたし、夫婦って良いなぁ、家族って良いものだなぁと思いました。私達夫婦もそうありたいなぁと思います。
飲み込む力はあるけれど飲み込めない・・・・本当に難しいしもどかしいですね。私も経験したことがありますが、口の周りをマッサージしたり、「ごっくん!! ですよ~。ごっくん!!」と言葉をかけ続け、30分頑張っても数口・・・・ということが多く、いつもご主人に「ごめんなさいね、これだけしか食べさせられなくて・・・・」と謝っていたように思います。そして思うに「ごっくん!!」という言葉は割と届きやすいイメージです。耳元で「ごっくん!!」と・・・・。なかなか難しいですけれどね。。。
さっちゃんが自ら立ち上がろうとして足を動かしたというシーンはじんとしました。さっちゃんの肺炎が良くなりますように。痰が減りますように。そしてお家でメロンさんとの時間をまた過ごせますよう祈っております。何か手伝いたい気持ちですが、飛んで行けない今、気持ちを受け取って頂けますと嬉しいです。お願いします。
メロンさんも身体を労りながら、、、周りの人の助けを沢山受けて皆さんと一緒にさっちゃんを支えて下さいね。1人で頑張りすぎないで下さいね!! A野
A野さんは介護や看護のお仕事をされてきた(現在も)方ですから、僕とさっちゃんのありのままをよく理解してくださっていると思います。
心寄せてくださっていると知るだけで、こちらの心も温かく包まれる気持ちになります。

▲17:14。夕方、独りで散歩して来ました。さっちゃんが戻って来たら、また一緒に散歩したいです。暖かな季節になってきましたから、このような夕景もさっちゃんに眺めてもらうことも多くなるはずです。
それを前提として、今後の道筋も考えていかねばなりません。
今日の10時半ころ、さっちゃんの主治医の先生から電話が入りました。
今週明けに血液検査等すると聞いていましたから、その結果報告があるとは予想していました。
酸素の供給量は減っていると言います。
昨日の看護師さんは酸素マスクはもうしていないと言っていましたが、恐らくまだ少量必要な状況もあるのかもしれません。
お医者さんの方が慎重な判断、言い方をしたのでしょうか?
炎症の程度を示す値であるCRPですが、2.9だったそうです。
30台から20台、10台へと順調に下がって来てはいますけれど、まだまだ中程度以上の炎症だという数値です。
レントゲンでもまだ肺炎が認められる状態なんだそうです。
誤嚥性肺炎が最も疑われますから、痰も多く出ているそうです。
飲み込む能力はあるのですが、その意欲に乏しいので、口からの水分・栄養摂取は困難だろうと言います。
現在は点滴と鼻からの管による経腸栄養の方法を取っているとのこと。
経腸栄養ですが、まずは水分から始め、昨日からは少しカロリーのあるものを摂取してもらっているそうです。
胃腸の機能を徐々に活性化させていかなければならないのでしょうね。
退院時期の目途についても聞いてみました。
すると、「受け入れ態勢さえあれば、今すぐにでもいいですよ」との返答。
ただし、その受け入れ態勢はかなり充実させておかないと駄目なんだと思います。
肺炎は完治していませんし、痰の量もかなり多い、酸素が必要な状況になるかもしれない、容態も急変するかもしれない。
そういった幾つかの心配点に対応できる受け入れ態勢を作っておかねばならない、ということです。
主治医の先生に、僕は「さっちゃんを自宅に迎えたい」と言いました。
可能な限りその方向性で検討を進めてみるつもりです。
先生も「じゃあ、その方向性で考えてみましょう」と言ってくださいました。
自宅で受け入れる方向で検討を進め、やっぱりそれでは無理だとなったら、その時点で方向転換すればいいことです。
自宅で迎えられるなら、可能な限りそうしたいと思います。
コロナ禍でなければ、近くの病院に転院しても、毎日顔を合わせることが可能です。
何時間でも一緒に過ごすことが出来ます。
でも、今はコロナ禍、入院してしまうと全く住む世界が違ってしまいます。
完全に離れ離れの生活になってしまいます。
それでもまだ、さっちゃんに失語症がなければ電話で話すことも出来るでしょうが、さっちゃんとは会話も成立しません。
顔を見合いながら、手を繋ぎながら、ハグし合いながら、同じ空気を吸いながらでないと、僅かな心も通じ合わないと感じるのです。
僕は再びさっちゃんの笑顔を見たいのです。
* * * * * * * * * *
A野さんから過分な応援(?)をいただきました。
そのお気持ちだけでも十分でしたのに、さらにそれ以上のものをいただきました。
有難うございます。
感謝しかありません。
その頂き物に手紙が付いていました。
A野さんには申し訳ないですが、ブログに転載させていただきたいと思います。
(以下、手紙の中の僕の名前をメロンさんと替えさせてもらいます。もちろん、妻のことはさっちゃんで)
メロンさん・さっちゃんへ
風が暖かくなってきましたね。花々も咲き始め、やっと春が近づいてきました!
久しぶりにブログを読み、お二人の絆の強さを改めて実感しましたし、夫婦って良いなぁ、家族って良いものだなぁと思いました。私達夫婦もそうありたいなぁと思います。
飲み込む力はあるけれど飲み込めない・・・・本当に難しいしもどかしいですね。私も経験したことがありますが、口の周りをマッサージしたり、「ごっくん!! ですよ~。ごっくん!!」と言葉をかけ続け、30分頑張っても数口・・・・ということが多く、いつもご主人に「ごめんなさいね、これだけしか食べさせられなくて・・・・」と謝っていたように思います。そして思うに「ごっくん!!」という言葉は割と届きやすいイメージです。耳元で「ごっくん!!」と・・・・。なかなか難しいですけれどね。。。
さっちゃんが自ら立ち上がろうとして足を動かしたというシーンはじんとしました。さっちゃんの肺炎が良くなりますように。痰が減りますように。そしてお家でメロンさんとの時間をまた過ごせますよう祈っております。何か手伝いたい気持ちですが、飛んで行けない今、気持ちを受け取って頂けますと嬉しいです。お願いします。
メロンさんも身体を労りながら、、、周りの人の助けを沢山受けて皆さんと一緒にさっちゃんを支えて下さいね。1人で頑張りすぎないで下さいね!! A野
A野さんは介護や看護のお仕事をされてきた(現在も)方ですから、僕とさっちゃんのありのままをよく理解してくださっていると思います。
心寄せてくださっていると知るだけで、こちらの心も温かく包まれる気持ちになります。

▲17:14。夕方、独りで散歩して来ました。さっちゃんが戻って来たら、また一緒に散歩したいです。暖かな季節になってきましたから、このような夕景もさっちゃんに眺めてもらうことも多くなるはずです。