さっちゃんと二人で一緒に桜を観たいな、と思っていました。
でも、その希みは叶いませんでした。
▲12:38。我が家の桜もほぼ満開です。我が家のと言っても、庭はありませんから、ベランダから見える桜なんです。枝が伸びると(伸び過ぎると切られちゃうんですが)手で掴めそうなくらいすぐ近くで咲いてくれます。去年まではさっちゃんもこの桜を愛でていました。
今日の15時にケアマネさんが訪問してくださることになっていたので、その前にやっておきたいことがありました。
僕の体を実験台にした痰の吸引練習です。
まだ吸引器は手元にないので、H越さんにいただいた吸引カテーテルだけを僕の口腔から喉の奥へ差し込む練習です。
鼻から差し込む方がハードルが高そうですから、まずは口腔からとします。
吸引カテーテルを口から喉へ差し込もうとします。
ウゲゲゲゲ、ゴホッゴホッゴホッ、咳き込んでしまいます。
2度3度、同じく咳き込みます。
4度、やっぱり咳き込みます。
5度、あれっ? 咳き込みません。
カテーテルが喉の奥まで入って行きました。
10cmから15cmほど入れると説明書にはありましたから、12、3cm入ったと思います。
▲14:02。喉の奥まで入った時の写真。
▲14:02。吸引カテーテルを引き出した時の写真。黒い矢印と赤い矢印の間の長さが口腔内に入っていたカテーテルの長さです。
カテーテルは実にソフトな感触で口腔内と触れ合います。
角張っている感触は一切ありません。
咳き込む以外は実に優しく奥に入って行きます。
さっちゃんは咳き込むことが出来ないので、痰も自力では出せないわけですから、咳き込むことはないのです。
口から喉に挿入して痰の吸引をするのは何とかなりそうだとの感触を得ました。
後は鼻からですね。
鼻からの方が大変そうですよね。
明日にでもトライしてみようと思います。
15時、ケアマネさんが訪問してくださいました。
訪問看護の手配を一生懸命やってくださっています。
その途中経過報告です。
結論から言えば、こちらの希望通りの態勢は整いそうにない。
こちらの希望は、退院直後から一定期間は毎日午前と午後に看護師さんに来てもらいたいというもの。
実情はMAXでも1日1回がせいぜい、実際にはそれも難しそうと言うもの。
さらには、胃管が付いた状態ならば無理だ、責任が持てないという事業所がほとんど(全部?)のよう。
そして、ご主人(僕)が痰の吸引の実技習得なしに自宅に迎えるのはあまりにも危険だという意見だった
そうです。
そんな危険な状況下で僕を指導しても、他の機会のほとんどを僕がする訳ですから、責任を取れないと言われたそうです。
もし痰が詰まって急変しても、至急の対応は困難だとも言われたそうです。
訪問看護事業所の方々がおっしゃってることはもっともなことばかりだと思います。
じゃあ、どうすればいいと言うんでしょうかね?
コロナ禍でなければ出来ていたはずの実技練習、病院で僕がさっちゃんに痰の吸引をする練習、は出来ない訳なんです。
何らかの方法を見つけて、実技練習できるようにするか、徹底的に僕自身を実験台に繰り返し練習するかですね。
今日もケアマネさんに言いました。
僕はさっちゃんを自宅で看取りたいと。
このコロナ禍では入院していると、看取ることは出来ないのが通常です。
それは嫌なんです。
病院に居る方が命にとっては安全で永らえることは確かでしょう。
それよりも僕は自分の目の前でさっちゃんを看取ることを選びたいのです。
でも、その希みは叶いませんでした。
▲12:38。我が家の桜もほぼ満開です。我が家のと言っても、庭はありませんから、ベランダから見える桜なんです。枝が伸びると(伸び過ぎると切られちゃうんですが)手で掴めそうなくらいすぐ近くで咲いてくれます。去年まではさっちゃんもこの桜を愛でていました。
今日の15時にケアマネさんが訪問してくださることになっていたので、その前にやっておきたいことがありました。
僕の体を実験台にした痰の吸引練習です。
まだ吸引器は手元にないので、H越さんにいただいた吸引カテーテルだけを僕の口腔から喉の奥へ差し込む練習です。
鼻から差し込む方がハードルが高そうですから、まずは口腔からとします。
吸引カテーテルを口から喉へ差し込もうとします。
ウゲゲゲゲ、ゴホッゴホッゴホッ、咳き込んでしまいます。
2度3度、同じく咳き込みます。
4度、やっぱり咳き込みます。
5度、あれっ? 咳き込みません。
カテーテルが喉の奥まで入って行きました。
10cmから15cmほど入れると説明書にはありましたから、12、3cm入ったと思います。
▲14:02。喉の奥まで入った時の写真。
▲14:02。吸引カテーテルを引き出した時の写真。黒い矢印と赤い矢印の間の長さが口腔内に入っていたカテーテルの長さです。
カテーテルは実にソフトな感触で口腔内と触れ合います。
角張っている感触は一切ありません。
咳き込む以外は実に優しく奥に入って行きます。
さっちゃんは咳き込むことが出来ないので、痰も自力では出せないわけですから、咳き込むことはないのです。
口から喉に挿入して痰の吸引をするのは何とかなりそうだとの感触を得ました。
後は鼻からですね。
鼻からの方が大変そうですよね。
明日にでもトライしてみようと思います。
15時、ケアマネさんが訪問してくださいました。
訪問看護の手配を一生懸命やってくださっています。
その途中経過報告です。
結論から言えば、こちらの希望通りの態勢は整いそうにない。
こちらの希望は、退院直後から一定期間は毎日午前と午後に看護師さんに来てもらいたいというもの。
実情はMAXでも1日1回がせいぜい、実際にはそれも難しそうと言うもの。
さらには、胃管が付いた状態ならば無理だ、責任が持てないという事業所がほとんど(全部?)のよう。
そして、ご主人(僕)が痰の吸引の実技習得なしに自宅に迎えるのはあまりにも危険だという意見だった
そうです。
そんな危険な状況下で僕を指導しても、他の機会のほとんどを僕がする訳ですから、責任を取れないと言われたそうです。
もし痰が詰まって急変しても、至急の対応は困難だとも言われたそうです。
訪問看護事業所の方々がおっしゃってることはもっともなことばかりだと思います。
じゃあ、どうすればいいと言うんでしょうかね?
コロナ禍でなければ出来ていたはずの実技練習、病院で僕がさっちゃんに痰の吸引をする練習、は出来ない訳なんです。
何らかの方法を見つけて、実技練習できるようにするか、徹底的に僕自身を実験台に繰り返し練習するかですね。
今日もケアマネさんに言いました。
僕はさっちゃんを自宅で看取りたいと。
このコロナ禍では入院していると、看取ることは出来ないのが通常です。
それは嫌なんです。
病院に居る方が命にとっては安全で永らえることは確かでしょう。
それよりも僕は自分の目の前でさっちゃんを看取ることを選びたいのです。