2日目は浄土ヶ浜から海岸線を北上し、別名「海のアルプス」と言われる北山崎の海岸美を、展望台と船上から堪能しました。その後、日本三大鍾乳洞の一つ、岩泉の龍泉洞へ、そして盛岡の奥座敷、つなぎ温泉の宿まで車を走らせました。
北山崎展望台からの絶景です。高さ200mもの大断崖が約8㎞にわたって連なり、「海のアルプス」と言われるのが頷けます。
約50分の断崖クルーズをしました。一便は団体さんで混雑していたようですが、2便に乗船したのは私達だけで、船を出してもらうのが申し訳ないようでした。遊覧船乗り場も新しく建てられていました。
北山崎の景観は交通公社の自然資源・海岸の部で、唯一の特A級に格付けされていると船内アナウンスがありました。観光船は以前より小さくなっていましたが、震災後に三陸に誘致した造船会社が製造したものだそうです。
うみねこパン。
投げたパンが飛んでいます。うみねこ達は、海風に流されているパンを上手にキャッチします。時々取り損ねたパンをめぐって、海上で喧嘩をはじめます。生きるためには何処の世界も大変です。
気持ちよさそ~!。
中央を滝が流れています。
海岸線沿いには、工事中の堤防が何ヶ所もあり、反対側の高台には仮設住宅がいくつもありました。復興が進んでいるとはいえ、本当の復興はまだまだ遠い先のように思えました。あれから七年が過ぎましたが、映像で見た当時の情景が思い浮かび、カメラを向ける気持ちはなれませんでした。以前は「陸中海岸国立公園」といわれていましたが、現在は「三陸復興国立公園」と名称が変わっています。ここも再々度訪れてみたい場所ですが、心配なのは老いです。多分今回が最後になるでしょう。
次回、龍泉洞へと続く。