新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

僕に当てはまるのかも

2020-06-06 10:49:15 | 読書

「発達障害グレーゾーン」 姫野桂 著

 時々、勉強のために精神医学関係の本を読みますが、特に発達障害の本は、妻が当事者であると同時に、僕自身にも当てはまるところが多くて、親近感がわきます。

 もっとも、僕は診断は付いていません。主治医に聞いたことはありますが、「誰にでも多少は当てはまるものですよ」と言われただけ。以前、職場で仲の良い保健師に聞いたこともありますが、やはり否定されました。ということは、僕は発達障害ではないのでしょう。

 でも、この本、色々と思い当たる節が多かったですねえ。帯に書かれている4つの項目なんかも、全て当てはまります。「雑談の輪に入れない」ハイ。「メモが取れない」会議だと割と大丈夫ですが、電話のメモはてんで駄目です。「遅刻や忘れ物が多い」ハイ。「片付けができない」大いにハイ。職場で一番机が汚いです。どう片付けていいかも、よく分かりません。

 ADHDの「のび太型」っていうのに、近い気がするんですよね。「不注意や忘れ物が多い。書類の記入漏れやスケジュールのダブルブッキングといったうっかりミスが多く、注意力も散漫になりやすい。会議中にその会議とは違うことを考えてぼーっとしてしまったり、居眠りをしてしまったりするので「やる気がない人」と誤解されがちだ。」(p16)…まさに、僕そのものやんか(^^;)。決裁に回した文書に誤字脱字が大抵1、2か所あるし、昨日から財布のありかが分からなくて散々探し回ったし(先ほど車の中で見つけました(^^;))。まあ、仕事の「やる気がない」のは誤解ではない場合があるけれど(コラ(-_-))…体調の好不調が、そのまま仕事のモチベーションやコンディションに繋がってしまうんですよね…。

 そっかあ、グレーゾーンか。そうかもしれないなあ…と思った、この1冊でした。

そうそう、その通り

2020-05-31 11:30:54 | 読書
「街場のメディア論」 内田樹 著

 内田樹さんの本は前にも読んだことがあるんですが、物の見方や考え方が、僕の好きな感じなんですよね。この本も、実に面白く読ませていただきました。

 特に第六講「読者はどこにいるのか」。中でも、本棚について語ったくだりは最高です。
「人から『センスのいい人』だと思われたい、『知的な人』だと思われたい、あるいは『底知れぬ人』だと思われたい、そういう僕たちの欲望が書棚にはあらわに投影されている」(p150)

 そうそう、そうなんですよ。その通り。よく分かってらっしゃる。

「正直に言って、書棚にある本のうち小説やエッセイの類はそこそこ読んでますけれど、哲学書なんか八割方読んでない。開いたこともない。でも、『いつか読まねば』と思っているから、手に取りやすいところに並べてある。『いつも読むから』手元にあるんじゃないんです。『いつか読まねば』と思っているから手近に置いて、そうやってわが身を叱咤しているわけです。」(p153)

 うんうん、そうなんです。そのとおりなんですよ。

 こういう視点で考えた、電子書籍に対する認識に、僕は大いに共感しました。それは、物事をなんでもかんでも「消費」のビジネスモデルに当てはめてしまう、現代社会に対する批判、警鐘であります。

「このビジネスモデルは、僕の直感では、本をあまり読まない人間が設計したものです。」(p164)

 これ、当たってると僕も思います。数年前、あるビジネス誌を数カ月購読したことがあるんですけど、その頃誌面に登場していた社長連中なんかには「情報はネットで十分だから、紙の本は読まない。これからは電子書籍の時代だ」と断言するような人が多かったんです。でも、まず、本を読むのって「情報を得る」ためじゃないんですよね。根本的な認識の差を感じて、そのビジネス誌を読むのをやめてしまいました。

 今、書店は減り続けているとはいっても、紙の本の需要って、決して激減している訳ではないと思います。雑誌はかなり苦戦しているようですけど、単行本、文庫、新書の類をみていると、そう意気消沈しているようにも見えない。絶版本を紙で復刊する取組なんかもあります。

 内田さんは紙の本の出版業界に対してかなり批判もされてますが、僕は割とその点は楽観的です。この本が出版されて10年経ちますから、その辺の事情も多少、変わったのかもしれません。

 素晴らしい本でした。ありがとうございます。


ここ数年の読書を振り返る

2020-05-23 23:59:10 | 読書
 一週間が無事に終わると、ホッとします。と同時に、疲労でドターッとなりますが。

 今日も、洗濯と炊事(といっても、夕食に芋の固いカレーを作っただけですが(^^;)…竹串は通ったんだけどな…)以外は、ほとんど寝て過ごしました。

 で、今、目の前に自分の読書メモがあるんですが、体調その他によって、読書量が増減してるのが分かります。まあ、何にしろ、大した量ではないんですが。

 2014年…32冊。この10年で一番読んだ年。何があったんだろ?

 2015年…18冊。高峰秀子さんにはまった頃ですね。

 2016年…10冊。PTA会長やったときですね。忙しかった…。

 2017年…9冊。娘の保健室登校が始まった年。仕事も、人減らし+例の働かない男のせいで多忙な年でした…。そういや、あの男、僕が異動になった後で退職したんだっけ。あんなのでは再就職も難しいだろうに、今頃どうしてるんだろう。

 2018年…7冊。うち3冊は県外出張の行き帰りの電車の車中で読んだものなので、この年はホント読んでない。それもそのはず、病休を取った年です。さすがにそれどころではありませんでした。

 2019年…20冊。この数字を見ると、体調が戻っているのを感じます。ありがたい話です(T_T)。
 
 2020年…5月23日現在で7冊読了。やっぱり仕事が忙しくなってから読めていません。今同時進行で読んでるのが3冊ほどあるので、まあ、それは読み上げるかな。この先どうなるかは分かりませんが。

 こうしてみると、本が読めるのって幸せなんですよね。その幸せをかみしめて、これからも読もうと思います。


この程度で妻のことを分かった気になる方が、問題

2020-02-11 22:28:09 | 読書
 週末を家で過ごした妻は、日曜日の夕方、名残惜しそうに病院へ戻って行きました。可哀想な気もしますが、家にいても病状が良くなるわけでもありませんから、致し方ありません。

「妻のトリセツ」黒川伊保子 著

 さて、これは最近ベストセラーになってる本ですけれども、僕も何かと妻を怒らせてしまいますから、以前から気になっていました。ちょうど、今回の外泊の最中に読み終えたので、今回、妻を怒らせずに済んだのかもしれません。

 この本が想定している読者は、仕事人間で家庭も妻もほったらかし、妻はワンオペ家事とワンオペ育児に苦しみ、ストレスが溜まりまくって、やがては熟年離婚…といった感じの夫。我が家とは前提条件が違います。それでも多少は参考になったかな。

 まあ、たわいのない本だと思うんですけどね。基本的に平和な本です。

 はい、断捨離、ありがとうございました。

今後、読む本

2020-02-01 23:54:13 | 読書
 1月31日で終了した、ヤプログから引っ越してきました。
 この記事が、goo blogでの初投稿になります。
 皆様、よろしくお願いします。


 これから読む予定の本を寝室のテーブルに積んでます。もう、本棚に置くスペースがないので(^^;)。他にも、今読んでる本が3冊ほどありますけど。

 この1年で、これを読み終えることができるかなあ…。じっくり読書する時間がないのが、悩ましいところです(^^;)。

 ここで、ちょっと以前からの読者様に事務連絡です。
 じょぜ☆さん、メッセージにご返事する前にヤプログが終了してしまいました。ごめんなさい。メモも取って無かったので、近日中にお手紙書きます。