フライングダッチマン

昨日午前、世界一周を行っているヨットがリアスハーバー宮古に入港した。

全長16メートルのトリマランで、航海しているのはオランダ人のヘンクさん。

2007年９月にオランダを出港し、南米アルゼンチンを経由してからオーストラリを経て北上し、南太平洋の島々を巡り

現在は日本各地を航海中だ。宮古には天候の状況を確認しながら５～７日滞在したいという。

宮古のあとは北海道釧路を経て、アラスカベーリング海を目指す。

そのあとはカナダ、アメリカ太平洋側を南下しながら旅を続けるという。

帰国予定は2012年。このヨットは私の家だから、海が生活の場だと話していた。

彼が世界を一周を行うのは今回で６回目という。

かつては、世界一周記録に挑戦するため２回ほどノンストップで航海したこともある有名なセーラでもある。

119日間でゴールという記録を残したが、その年は109日のセーラーがいて残念ながら記録は達成できなかったという。

本日は夕方からハーバーで彼を囲んで長年の航海についての話を聞いた。

「ゴールをすることが目的ではなく、その過程を楽しむことが自分には大事なこと」と話していた。

素晴らしきフライングダッチマンに潮気たっぷりの話を聞きながら乾杯した。