みやこ海風だより

市議会報告からNPO活動、海を活用したまちづくり、文化創出のまちづくりをベースにしたつぶやきです。

JR岩泉線廃線について

2013-11-11 21:31:17 | 議会のことなど
JR岩泉線の廃止については、すでに報道されているが、本日、改めて議会に報告された。

それによるとまず合意までの経過であるが、

10月25日 岩手県、宮古市、岩泉町による三者協議
11月5日 岩手県に対し、宮古市、岩泉町から岩泉線廃線受け入れの意向を伝達
11月7日 岩手県、宮古市、岩泉町、JR東日本による四者協議
     岩泉線の廃線受入と、これに伴う代替輸送及び国道340号道路改良に関する基本的事項を合意し覚書
を締結

合意内容(覚書)の要点は以下のとおり

◎代替バスの運行
 代替バスの運行確保についてはJRが支援・協力を行う。
 代替バスの運行区間は茂市駅~岩泉駅間を基本とし、運行本数等のサービス水準は現行鉄道水準を基本とする。
 JR岩泉線の廃止日は、平成26年4月1日を予定する。

◎国道340号線押角峠道路改良事業、鉄道用地等の取扱い
 岩手県が実施する国道340号押角峠の道路改良事業に対し、JRは、押角トンネル等の資産を岩手県に無償譲渡
 するとともに、一定の(20億円)資金協力を行う。
 鉄道用地等は、一部の河川・道路占用橋を除き、茂市駅~和井内駅間を宮古市に、浅内駅~岩泉駅間を岩泉町
にそれぞれ無償譲渡する。

この内容でポイントになるは、
バスは国道340号を走るが、最大の難所である押角峠では岩泉線の押角トンネル(約3キロ)を活用すること。
トンネルは県に無償譲渡され、県が片側1車線道路に改良する。工事費は70億円。JRが最大20億円を負担する。
それに伴い国道340号が改良されることになる。

340号は沿岸地域における生活道路として、また防災や地域間交流の大きな役割を担っている路線。