みやこ海風だより

市議会報告からNPO活動、海を活用したまちづくり、文化創出のまちづくりをベースにしたつぶやきです。

マリンツーリズム

2009-05-31 19:18:05 | 海だより
金曜日

知人の誘いで、隣町の山田町のマリンツーリズムを体験してきた。漁業型ツーリズムでさまざまなメニューがある。

その中の一つのカキ・ホタテ養殖オーナー事業を体験してきた。

種苗垂下から耳吊り、収穫までの工程を一連で体験するもので、3年コースと1年コースがあり

この作業を行って養殖したものが1年後、あるいは3年後に自分のものになる。体験料はもちろん有料。

こうした体験を行うことによって、我々が食するものが、どんな状況の中で作られていくのか。

それを目の当たりに見て、実際に作業をすることで、漁業に対する理解や意識が深まっていくというものだ。

この日はカキとホタテの2種類の作業を行った。あらかじめ穴があけられた貝にテグスを通していくもので、

はじめはなかなか慣れなかったが漁師さんに教えてもらい、会話も楽しみながら順調に作業を進めた。

カキで約100個、ホタテで約150個をロープに付けた。

このあと船で海に出て、湾内に浮かべてある棚にカキを吊るしたほか、ホタテを水揚げした。

時間にして約3時間の体験だ。

これらの貝は、来年までこの山田湾の中でじっくりと育てられていく。

来年には、大きく育った貝を収穫することで、自分のものとして味わうことができるのだ。


宮古港ボート天国

2009-05-27 16:49:40 | 海だより
 本日、宮古港ボート天国の総会がリアスハーバー宮古で行われた。各関係機関の顧問をはじめ協議会会員30人が出席。今年度の事業計画、予算などを審議した。
 また今年度から事務局が当NPOいわてマリンフィールドに移管することになり、それらも承認された。

 ボート天国は宮古港を一日開放してマリンスポーツなど楽しみ、海洋文化に触れ合ってもらおうというもので、今年で19回目となる。当初は藤原ふ頭を開放していたが、16回目からリアスハーバー宮古に会場を移した。
 リアスハーバーではNPOが独自にハーバーまつりを開催していたことから、そのイベントと合体。相乗効果をもたらしながら海のフェスティバルとして年々来場者が増えている。
 今年は8月2日(日)に開催する。ヨット、ボート、カヤック、巡視船、水上バイクの無料体験航海をはじめ、各種イベントどが展開される。陸上ではミニコンサートや屋台の出店、Tシャツデザインコンクール、海の宝探しなどが予定されている。
 どっぷりと海に親しむ夏の一日「宮古港ボート天国&ハーバーまつり」。あなたの参加をお待ちしています。

 写真はハーバーまつりのポスターです。
 

早起き清掃

2009-05-26 09:51:47 | 海だより
 本日、久しぶりに早起き。

 

 浄土ヶ浜にいって清掃活動に参加した。

 ゴミを拾いながら浜辺を歩く。早朝の浜辺の風は心地よかった。

 

 この日はシュウリ貝の口開けだった。サッパ船があちこちと走り回っている。

 

 ハイカラな言葉でムール貝?欧米ではマッスルとして知られている貝だ。

 昔はシュウリ貝も沢山捕れたものだ。

 高校時代、ヨット練習の合間にその辺の岩場から捕ってそれを火であぶって食べたものだ。

 貝と言えば、6/7は宮古湾での潮干狩りだ。(本日NHKラジオでリポートしましたが)こちらはアサリ漁。

 この日は大勢の人が訪れることだろう。

 さて、浄土ヶ浜は新しい施設が整備されるため様変わりしていた。

 駐車場脇には環境省のビジターセンターが建設中だ。

 

 浜辺の奥浄土ヶ浜はレストハウスの改修工事にため、すでに施設が取り壊されて更地になっていた。

 来年以降、これらの施設が完成する。

 これによって、また新たな宮古の観光がスタートする。


大リーガースカウトが

2009-05-22 22:35:05 | まちネタニュース
大リーグ、テキサス・レンジャーズのスカウトが宮古に来ている。

狙いは高校野球、選抜準優勝の花巻東の菊池投手だ。

昨日、そのスカウト関係者3人を球場や、花巻東の宿泊先ホテルで見かけた。

今、宮古では春の高校野球県大会が開催されている。球場は花巻東効果で多くの人で賑わっている。

でも菊池投手は1、2回戦とも、まだマウンドには立っていない。

いつその大器の姿を見せてくれるのか。

このまま順当に勝ち上がってくれれば決勝は月曜日。

その日を楽しみに期待したいが、月曜に限って抜け出せない仕事が、、トホホです。







スッケェーコ

2009-05-20 21:33:46 | 海だより
 岩手朝日テレビの番組取材でNアナウンサーが訪ねてきた。彼とは以前、漁り火ツアーの取材や、「ことばマガジン」の番組などでお世話になった。
 本日は、スッケェーコを訪ね調べに来た。
 スッケェーコとは、何とも懐かしい。昔食べた懐かしいもので、ほとんど年配の人しか記憶にないのでは。
 私も昔食べたが、どんな味だったかも忘れてしまっている。当然、市場などの店頭に並ぶということはほとんどない。

 そんなスッケェーコを探し求めてNアナウンサーはやってきた。しかし、本人は全く情報がなく、それが何なのかというところから調べ発見していくという取材だった。
 私の記憶も遠いものだったが、手元にある資料で彼に説明した。

 さて、みなさん、スッケェーコとは何か?どんな食べ物か?
 その答は来週金曜日(29日)の楽茶間「マチタン」のコーナーで。
 

風の行方

2009-05-18 22:06:52 | 海だより
本日、風が強い日だった。

宮古地方での漁師たちによる風の呼び名は
 ナライ=西南風
 アバタ・ヒカタ=北東風
 マカタ=北西風
 イナサ=南東風
という。
 「寒の西風は櫓の下からもかわる」「イナサと泥棒は夜を荒らす」という日和見諺もある。
 風は海を生業にする人たちにとってもその関係は深い。

 我々ヨットマンにとっても風は大事だ。見えない風をどうとらえるのか。風は相対的な関係性の中でしか人間には知覚されない。
 頬をなで、海面に波を立て、樹木を揺らし、煙をたなびかせるのを見て、感じて、我々は風の存在を知る。
 ヨットマンたちは見えない風をつかみ、あるいは風を待ち、風の振れを感じて海原に挑む。
 風を知ることは身近な自然を感じ取ることでもある。我々が生きて行く文化の中で、風は欠かせない無形の存在である。

 しかし今、風の行方で唯一見えないのは、この国の政治と経済の姿である。

マグロ水揚げ 宮古魚市場

2009-05-16 15:29:51 | 海だより
本日、宮古魚市場にマグロが水揚げされた。重茂の定置網に入ったクロマグロが74匹。
本年度初水揚げでもあり、久々に市場は活気づいた。
マグロは20~70キロ超えのもので、やや小ぶりだが取引はキロ2千~5千円台で行われたようだ。
マグロは高級品。そのため落札後の搬送にも気を使うのだという。
1匹1匹専用の函を作り、それに入れて出荷しなければならないらしい。
さて、本日のマグロ、どこに流通していくのか。

 

昔、宮古でもマグロが大漁だった頃の唄が残る。

「宮古大漁節」
 宮古浦には 宮古浦には名所がござる 沖は遥かに1丁目2丁目3丁目までも
 鮪が大漁で 鮪が大漁でだんべに積んで 声を張り上げ 拍子を揃え
 ありゃ うたいこむ

 お祝いは繋ければ お旦那様は 七つの蔵をお建てなさる
 思いがけなき大大漁 あまたの商人お祝
 まして漁業家なおのこと

この唄はかつての鍬ヶ崎花柳界でも唄われたが、今は遠い昔となった。。。

 

 


記念植樹

2009-05-14 22:09:18 | Weblog
ついに昨日、初孫が産まれた。

3200gの女の子。とても可愛い赤ちゃんで、眼に入れても痛くないというのはこの事と実感した。

我家の庭にこれからの健やかな成長を願ってサクランボの木を植樹をした。

やがては仙台に戻るが、サクランボの木にその成長を重ね見て行きたい。

明日もまた、その可愛い表情に会いに行こう。


JAZZな夜

2009-05-11 22:28:11 | Weblog
 今夜はJAZZコンサートにいってきた。ライブで聴くのは、やっぱり気持ちもいいし、ノリもいい。
 出演は安ヶ川大樹(B)トリオ。彼のコンサートを聴くのは3回目だ。今回は日本を代表するドラマーの大坂昌彦氏と、彗星のごとく現れた女性ピアニスト片倉真由子さんとのユニット。
 いや~~とても良かった。
 安ヶ川氏のベースはもちろんのこと、専門誌の人気投票で長年ドラム部門の首位を走る大坂氏。アメリカ帰りで力強い演奏をする片倉さん。スタンダードからオリジナルまで楽しく聴かせてくれた。
 久々のJAZZな夜。まだ鮮やかなシーンの余韻が残っている。
 

メダリストのサイン

2009-05-11 15:51:00 | セーリング
 北東北ブロック開催のインターハイが2年後に迫っている。ちょうど10年前の岩手インターハイでは、宮古で開催されたセーリング競技で地元高校が優勝という輝かしい成績を残した。あの感動は今でも鮮明に覚えている。
 セーリング競技は、宮古の地域性を生かしたスポーツで全国大会での入賞も数を誇る。今度の2年後も、再度の栄光を目指して、高校生たちの練習には余念がない。
 先日の土、日にはアテネオリンピックのセーリング競技で日本男子に初のメダルをもたらした関一人選手が宮古を訪れ、高校生たちの強化指導にあたった。
 世界で活躍したアスリートから直接の指導を受けた生徒たちの、勝負に対する意識やモチベーションが上がったことだろう。これからのレースに注目したい。
 
 写真はメダリストの関選手から宮古ジュニアセーリングクラブあてに書いてもらったサイン。これを宝に未来に羽ばたくアスリートを目指してほしいものだ。