みやこ海風だより

市議会報告からNPO活動、海を活用したまちづくり、文化創出のまちづくりをベースにしたつぶやきです。

帆船あこがれ 宮古へ入港

2008-04-15 15:39:10 | セーリング
 大阪市が所有する『帆船あこがれ」が宮古港に7月21日から24日まで入港します。本日の岩手日報の記事で紹介されたように、今、私たちNPOが中心になって受け入れの準備を進めています。今週には行政や観光協会、海事関係の機関とともに実行委員会を立ち上げます。
 この帆船受け入れ事業は、今から140年前の戊辰戦争の幕軍総裁であった榎本武揚が没してから今年で100年になることから、その榎本の足跡を辿る事業の一環として子孫の会の方々が実施するものです。
 宮古も榎本艦隊が北海道に行く時に立ち寄っているほか、1869年には近代日本初の洋式海戦となった宮古港海戦が行われている歴史があります。このことから宮古でもこの事業に参画したものです。
 帆船あこがれは東京ー石巻ー宮古と寄港しながら、函館へ向かいます。宮古では入港歓迎式のほか一般公開などを計画しているほか、宮古の実行委員会独自でこの帆船の乗船者を募集する計画です。定員はまだ未定ですが、石巻ー宮古、あるいは宮古ー函館コースでの募集をしたいと考えています。これはセールトレーニングといって実際の帆船の作業を行いながら航海するものです。10歳以上の子どもから乗船が可能です。
 今後、さらに詳細等が決まりましたお知らせしていきます。

 

啄木の100年前を訪ねて

2008-04-06 22:21:33 | まちネタニュース
 明治41年4月6日、石川啄木が釧路の新聞社を辞め、船で函館を経て上京の途中、宮古に立ち寄った日である。その日から今日がちょうど100年目だった。その啄木を偲びながら啄木が立ち寄った鍬ヶ崎のゆかりの地を散策するイベントが行われ、それに同行した。
 啄木の宮古寄港は日記にも残されており、その日記を刻んだ漁協ビル前の「啄木寄港の地の碑」から散策は始まり、啄木が立ち寄ったという銭湯やうどん屋の名残のある場所から、知人からの紹介状をもって訪ねた道又医院などを約2時間かけて歩いた。とても気候もよく、絶好の散策日和。これで桜が咲いていたら言う事はなかった。
 ただ啄木が来た100年前はあまりいい気候ではなくガスがかかっていたようだ。日記には「沈んだ、かびの生えたような空気に充ちてる』と書いているが、その日の空模様によってはそのような、ちょうど裏町のような雰囲気も漂いがちな、狭い街筋であっただろう。
 しかし鍬ヶ崎のまちは、海岸通りは埋め立てられ当時とはもちろん大きく様変わりしているが、どこかに啄木の足跡を感じる風情が今なお漂っていた。

穏やかな午後

2008-04-05 14:30:48 | 海だより
こんにちは。ここのところ更新もご無沙汰です。
気がついたら4月、早いですね。気温も暖かくなってやっと春らしくなってきました。
本日の海は午前中は強風。春一番的な風でしたが、午後は穏やかな海に戻りました。
海保の船が湾内を巡視しています。午前中の風は大丈夫だったのでしょうか?
ハーバー内の桜の開花はまだ先になりますが、なんとなく花芽がついてきた感じです。
ハーバーとなり漁港の船たちも穏やかな時間を過ごしています。
また木材港に陸揚げされているクルーザヨットたちもオーナーたちの手によって整備が行われ、また再び海に戻されるのを待ちわびています。