みやこ海風だより

市議会報告からNPO活動、海を活用したまちづくり、文化創出のまちづくりをベースにしたつぶやきです。

宮古地方での映画ロケの作品

2011-02-15 13:33:31 | Weblog
ツイッターでそんなことが話題になっていたようなので、

自分の持っている資料から紹介してみる。

◇「十日間の人生」松竹 S16.3.4 魚市場、魹ヶ崎 主演は田中絹代

◇「国鉄観光映画」国鉄 S30.7.1 陸中海岸、浄土ヶ浜

◇「大いなる旅路」東映 S34.8.18 S35.2.1 区界駅、浅岸駅 主演 三国連太郎

◇「山かげに生きる人たち」英映画社 S36.7.7 岩泉町、宮古市内 主演 加藤忠

◇「幼なじみというだけさ」大映 S36.7.26 宮古港 浄土ヶ浜 主演 藤巻 潤

※この時は、出演者らによる「大映スター納涼まつり」という歌謡ショーが市内で行われている。

◇「女弥次喜多タッチ旅行」松竹 S38.6.9 浄土ヶ浜 魚市場 主演 弘田三枝子

※あらすじには宮古市が紹介されている。
「石油会社に勤める実子、和子、幸子の三人は一週間の休暇をとって東北の旅に出発た。懐の淋しい彼女らが考え出したのが、知人を訪ね次から次へとリレー式に友人を紹介して貰って旅を続けようという“タッチ旅行”だった。先ず最初は仙台へ転勤になった山中君を訪ね、松島や花巻温泉を案内して貰った。宮古市からはヒッチハイクに変更、盛岡へ向うトラックを掴えた」

◇「愛と死」松竹 S46.5.8 主演 栗原小巻

◇「トラック野郎 一番星北へ帰る」東映 S53.11.8 浄土ヶ浜 主演 菅原文太

◇「春来る鬼」松竹 S63.9.21~ 重茂半島 魹ヶ崎 監督 小林 旭

◇あと魚市場での撮影があったという「父」という作品。詳細は不明。

これ以外にどなたか知っていたら情報提供よろしくお願いします。

風の呼び名

2011-02-10 16:40:01 | 海だより
宮古地方での風の呼び名

ナライ=西南風

アバタ・ヒカタ(ヒカダ)=北東風

マカタ(マガダ)=北西風

イナサ=南東風

「寒の西風は櫓の下からもかわる」

「イナサと泥棒は夜を荒らす」

などの日和見諺もある。


ちなみに我々のレスキュー艇の名前は

「シロッコ」=地中海北岸に吹く暖かい南または南東風

「エテシア」=地中海東部、特にエーゲ海一帯に夏季に吹く北風

「ゼフィル」=そよ風という意味のフランス語。幸せを運ぶ西風

昨日の研修会

2011-02-08 16:43:03 | 議会のことなど
昨日(7日)は今月中旬から始まる議会に備えて予算の仕組みの勉強会を行った。

決算委員会は経験済みだが、予算委員会は初めて。

そのためにも事前に研修しなければと新人4人で、

担当課職員から様々なレクチャーを受けた。

地方交付税の算定の仕方から流れなど含め、それなりに学んだつもりだが、

結構複雑な仕組みと、理解しにくい行政用語にはまだ慣れる状況にはない。

いろんな地方譲与税がある中で、特別とん譲与税というのが目に入った。

何かと質問したら「外国貿易船の入港税」だという。

とんとは1tのtらしいが、やはり何かと分かりにくい。

いずれにしても今度の予算委員会は長丁場になる。

走りながらでも勉強していこう。


夜には「いわてデスティネーションキャンペーン」(以下DC)の研修会に出席。

宮古商工会議所による研修会で、自分が所属する交通観光部会が担当だった。

このDCとは毎年JRグループ6社と自治体が連携して行う大型観光事業だ。

これが2012年4月から6月にかけて岩手で行われるのだ。

岩手では1980年に「詩情豊かな岩手路」をキャッチフレーズに同キャンペーンが

初めて実施されて以来32年ぶりとなる。

全国のJR各駅で岩手の観光地がPRされるなど宣伝効果とその経済効果は大きい事

から、このDCへの取組を今から準備しようとの研修会だった。

いわて三陸ジオパーク構想も含め、今、岩手の観光が大きく動き出そうとしている。

代表的海の景観を持つ宮古地域も新たな観光プログラムを創出しながら、

地域振興へと結びつける大きなチャンスでもある。








サケの飼育事業始まる

2011-02-03 15:19:44 | Weblog
 児童たちに宮古市の魚であるサケの飼育を通して、サケに関する知識や自然環境保全

の意識を高めてもらうことを目的にした、宮古市の22年度サケ稚魚学校飼育が2月3日

から始まった。


 この事業は市内16小学校に合わせて3800粒のサケの卵が9日までに配付される。

 早速、その配布先の最初となる学校、花輪小学校へ足を運んだ。全校生徒165人という

小規模校だが、皆元気でとても礼儀正しい。

 卵は1月に宮古漁協津軽石ふ化場で採卵・受精したもので、すでに発眼し目となる黒

い点が見える。サケは積算温度450~490度でふ化するという。この日までの積算温度は

328度なので水槽に入れてからあと10日あまりもすればふ化する。

 学校には市水産課職員が訪れ、飼育する学年を対象にサケの生態や飼育方法など説明

した。

 花輪小学校では飼育を担当するのは3年生24人。児童たちは交代で水槽にスプーンで

発眼卵を入れながら「目が動いている」などと興味深くサケの卵を見入っていた。

 このあと稚魚となったサケは春になって近くの長沢川に放流される。児童たちはそれ

までエサを与えながら成長を観察する。


いわて三陸ジオパーク

2011-02-02 16:43:47 | Weblog
本日(2月2日)、宮古市の浄土ヶ浜パークホテルで「いわて三陸ジオパーク推進協議

会」が設立され、それを記念した「いわて三陸ジオパークシンポジウム」が開かれ、そ

のシンポジウムに参加してきた。



推進協議会は県をはじめ沿岸地域の各自治体で構成されている。

ジオパークとは、地質・地形をはじめとする自然遺産を保全しつつ、地球科学や環境問

題を学び、地域の持続可能な社会・経済発展を育てる「地球活動の遺産を主な見所とす

る自然の中の公園」として、04年からユネスコの支援によりエリア認定が開始された

取組である。

我々の住む岩手の海岸は陸中海岸国立公園に代表されるように、素晴らしい景観を誇っ

ている。この地域は海洋プレートの沈み込み帯である日本海溝に面し、約5億年前の古

生代の地質体や、日本で初めて恐竜の化石が発掘されたように中生代の化石産地が数多

く点在しているほか、古生代、中生代のサンゴ礁等の化石が北上山地の石灰質や鍾乳洞

を形成している。

このような環境を、新たに「ジオパーク」として世界及び日本での認定を目指していく

ための協議会として本日スタートが切られた。

日本には世界認定が4エリア、日本ジオパークは14ヶ所ある。

沿岸地方は内陸地方との格差が大きく、地域振興が遅れている。

こうしたジオパークの認定を契機に、新たな地域振興への可能性が広がる。

ジオパーク構想にはかつて私も県の委員として意見を交わしたことがある

それだけに沿岸住民一帯となった「いわて三陸ジオパーク」認定に向けて

私たちも頑張っていきたい。