久しぶりに宮古ジュニアヨットクラブの子どもに会った。
この春から6年生になった2人だ。
「もうヨットがないんだって?」と聞く2人。
子どもたちはあの津波によって壊滅的となったヨットハーバーの惨状を見ていない。
しかし、ハーバーがなくなって、OPをはじめとするヨットすべてが無くなったのは知っているようだ。
「ヨットやりたいけど、艇がないけどどうする?」
「ん~~、でもヨットやりたい」
いつもなら今頃からシーズンが始まる。
だが、今年は一体いつスタート出来るのか皆目検討もつかない。
この子たちの希望をどうつなげていこうか。
今、全く方向性が見えない。
明日からでも流されたOPを探しにいこうか、
探す艇も無い中で気ばかりあせっている。
ーーーーーーー
宮古ジュニアは1997年に設立した。東北でも後発のクラブだ。
レース主体ではなく、ヨットを学ぶ楽しさ、海で遊ぶ楽しさを伝えるクラブとして時を刻んできた。
ヨットはすべてクラブ艇。
昔、昔、連盟に配艇となった801,802,803のOPで活動をスタート。
その後木製の手作りOPを2艇製作。ネットで中古2艇を購入。
さらに東北のクラブから使わなくなったものを譲り受けた。
知人から使わなくなったミニホッパーを提供してもらい、
救助艇も和船を見つけて何とかクラブとしての形を整えてきた。
クラブ員も増え、毎年平均15人がいた。
ある企業の支援によって念願のOPと呼べる新艇を購入したのは今から5年前。
オ~~これが正しいOP級か、、と皆で喜び合ったものだ。
レースに出るのは東北大会のみ。それも年1回だけ。この大会しかないからね。
それを楽しみに活動してきた。成績なんて二の次、遠征でいろんな体験をすることが楽しみだった。
友だちも沢山できた。
そしてこんな小さなクラブでも、なんと国際交流も行う事ができた。
2004年から6年間、ニュージーランドのヨットクラブと交流してきた。
ヨットを通して海外にも友だちが出来た事はクラブの自慢だった。
ーーーーーーーー
それがあの日を境に、すべてが変わった。
これまで築き上げてきた全てのモノが、忽然と姿を消した。
大好きな海がすべてを奪った。
しかし、海に背を向けることは出来ない。
これからも海を恐れず、海を拓いていかなければ。
ハーバーで見つけたモノは、国際信号機のAP旗と数字旗の3だった。
今度のスタートまでは3分?3ヶ月、3年。。。か。
それを暗示するフラッグだったのかも知れない。
希望を捨てずに頑張っていこう。
この春から6年生になった2人だ。
「もうヨットがないんだって?」と聞く2人。
子どもたちはあの津波によって壊滅的となったヨットハーバーの惨状を見ていない。
しかし、ハーバーがなくなって、OPをはじめとするヨットすべてが無くなったのは知っているようだ。
「ヨットやりたいけど、艇がないけどどうする?」
「ん~~、でもヨットやりたい」
いつもなら今頃からシーズンが始まる。
だが、今年は一体いつスタート出来るのか皆目検討もつかない。
この子たちの希望をどうつなげていこうか。
今、全く方向性が見えない。
明日からでも流されたOPを探しにいこうか、
探す艇も無い中で気ばかりあせっている。
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宮古ジュニアは1997年に設立した。東北でも後発のクラブだ。
レース主体ではなく、ヨットを学ぶ楽しさ、海で遊ぶ楽しさを伝えるクラブとして時を刻んできた。
ヨットはすべてクラブ艇。
昔、昔、連盟に配艇となった801,802,803のOPで活動をスタート。
その後木製の手作りOPを2艇製作。ネットで中古2艇を購入。
さらに東北のクラブから使わなくなったものを譲り受けた。
知人から使わなくなったミニホッパーを提供してもらい、
救助艇も和船を見つけて何とかクラブとしての形を整えてきた。
クラブ員も増え、毎年平均15人がいた。
ある企業の支援によって念願のOPと呼べる新艇を購入したのは今から5年前。
オ~~これが正しいOP級か、、と皆で喜び合ったものだ。
レースに出るのは東北大会のみ。それも年1回だけ。この大会しかないからね。
それを楽しみに活動してきた。成績なんて二の次、遠征でいろんな体験をすることが楽しみだった。
友だちも沢山できた。
そしてこんな小さなクラブでも、なんと国際交流も行う事ができた。
2004年から6年間、ニュージーランドのヨットクラブと交流してきた。
ヨットを通して海外にも友だちが出来た事はクラブの自慢だった。
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それがあの日を境に、すべてが変わった。
これまで築き上げてきた全てのモノが、忽然と姿を消した。
大好きな海がすべてを奪った。
しかし、海に背を向けることは出来ない。
これからも海を恐れず、海を拓いていかなければ。
ハーバーで見つけたモノは、国際信号機のAP旗と数字旗の3だった。
今度のスタートまでは3分?3ヶ月、3年。。。か。
それを暗示するフラッグだったのかも知れない。
希望を捨てずに頑張っていこう。