月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO. 37  中津川フォークジャンボリー その1

2022-05-02 23:33:08 | 日本のフォーク

吉田拓郎さんが第一線を退くという記事を読みました。

まだ若いように思えていましたが、もう76歳だとか。

もう思うようにシャウト出来なくなってきたからだという。

 

自分にとって、吉田拓郎さんと言えば何といっても「人間なんて」ですね。

(捻くれ者としては、アルフィーがビートボーイズの変名で出した

「スターズオン23吉田拓郎」を出したい所ですが、

話が続かないのでやめましょう。)

つま恋でのオールナイトライブの最後を飾った事でも有名ですね。

 

伝説を創った男 吉田拓郎 「 1975年 8月 2日 静岡県 掛川市 つま恋 」 - YouTube

 

そしてその原点とも言える演奏をしたのが、中津川フォークジャンボリーですね。

 

1969年に第1回が行われ、1971年の第3回まで開催されています。

最初は地方のフォークファンによる手作り感のあるイベントといった

感じだったものが、第2回ではキングレコードによりしっかりと録音をされて、

複数のタイトルのアルバムが発売されました。

最後の第3回では、のべ2万人が集まったとされ、

収拾がつかなくなり最終的にはステージが占拠され論争が行われて

後味の悪い終末となってしまいました。

不穏な空気の中、サブステージを占拠するように、のべ2時間くらい叫んで

「人間なんて」を演奏していた拓郎さん。

この時はまだ人気の出る以前で、メインステージに出ることが出来ず、

不満を持っていたらしいです。

その時の演奏の一部がレコード化されて聴く事が出来ますが、

何故か「人間なんて」以外の曲は音源化されていないです。

音源自体は残っているはずなので、まとめて音源化してほしい所です。

 

人間なんて/吉田拓郎  第三回全日本フォークジャンボリー(1971年) - YouTube

 

中津川フォークジャンボリーに関しては、各レコード会社からバラバラで

色々な音源が出ていますが、持っている音源を

不定期で紹介していこうかと思います。

フォークジャンボリーの音源に関しては、URCレコードが音源を持っているようで、

販売権が移る度にその時のレコード会社が音源を出したりしているので、

把握が大変です。