月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.237 アンドウェラ 「ピープルズピープル」

2024-02-21 00:04:55 | 隠れた名曲

心が落ち着くような曲ですが、女性ボーカル物は結構持ってはいますが、

男性ボーカルものはどうだろうと思ってみたら、

意外と少ない事に気づきました。

誰でも知っているようなアーチストのものばかりじゃ

つまらないだろうなぁと思っていたら、

そうだ、このアルバムがあるじゃないかというのを思い出しました。

昔からマニアの間ではよく知られていたものですが、

一般の人には知名度が無いに等しい、そんなアルバムです。

それがAndwella の「 People's People」です。

 

アンドウェラは、北アイルランド出身のデイブ・ルイスが率いていた

グループです。アンドウェラズ・ドリーム名義の「Love And Poetry」は、

ファズが効いたサイケ風味ですが、アンドウェラ名義となった

「WORLD'S END」は、スワンプ寄りのサウンドになっています。

そして「People's People」は、更にスワンプ色が強くなった感じです。

ザ・バンドに英国の湿り気のある部分を加えたような感じでしょうか。

味わいのあるルイスのボーカルが心地いい、まさに隠れた名作かなと。

ザ・バンドが好きな人には是非、聴いてもらいたいですね。

(米盤と英盤ではジャケットが違います。モノクロな英盤よりは

風景も渋い米盤が好みかなと)

収録時間こそ短いですが、捨て曲もないので、

今回はフルアルバムを上げておきます。

 

 

このアルバムは、6~7年前に高音質でのCD化されているんですが、

もう入手困難になっています。もし見つかれば確保したいですが。

そして、3月の終わりぐらいになるのですが、

「Love And Poetry」、「WORLD'S END」、「People's People」の

3枚セットのLPが発売予定だとか。限定色もあるので、こちらを買おうかなと。

おそらく輸入盤のみとは思います。国内盤出るといいのになぁ。

 

TO DREAM (SHADES OF GREY VINYL 3LP)