月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.97 ウンベルト・バルサモ「ナタリー」

2022-10-24 22:31:58 | ユーロプログレ

日曜日に4回目のコロナの予防接種に行ってきました。

今回はオミクロン対応のファイザーでした。

これで絶対大丈夫とは言えませんが、ある程度の安心感はあります。

油断大敵ですけどね。幸いにして副作用は無く、発熱もありませんでした。

インフルエンザの流行との話もありますので、

その辺も注意していきたいと思います。

 

で、心を落ち着けたいと思い選んでみたのがこのアルバム。

オーケストラを使った楽曲というと、思い出すのが

ウンベルト・バルサモの「ナタリー」という曲です。

まだ学生だった頃、中古レコード屋で時々見かける

ユーロプログレのCD。当然ながら今のようにYoutubeで探す事も出来ず、

もちろん、iPhoneでsiriに尋ねることも出来ません。

CDの帯の文句とジャケットを見て直感でいいかどうかを

判断するしかなかったです。

まだ学生時代なのでお金もそれほどなく、失敗は許されませんでした。

そんな中、中古であるなかでどれがいいか迷っていたのですが、

これだと思ったのが「ナタリー」でした。

キングのユーロロックコレクションも色々あったのですが、

エジソンのヨーロピアンロックシリーズから選びました。

これが自分にとってのユーロロックの第一歩でした。

まだPFMもバンコもよくわからない時の事です。

 

ウンベルト・バルサモは、所謂カンタウトーレ

(シンガーソングライターの意味)で、プログレとは少々違うけど、

ヨーロッパでヒットした「ナタリー」に代表されるように、

哀愁を感じさせる愛の歌で心を打ちます。

オーケストラのアレンジは、ジャンピエロ・レヴェルべりで、

曲の良さを引き立てます。イタリアの曲は殆ど聴いたことなかったのですが、

初めて聴いたのがこのアルバムで正解だったと思います。

これでユーロプログレに興味を持ち、PFM、バンコ、ニュートロルズ等

と出会う事になりましたので。

 

 

そして「ナタリー」について調べていたら自分にとって驚愕の事実が。

何と西城秀樹さんが70年代にすでに「ナタリー」をカバーして

コンサートで演奏していたのです。それも数回やっています。

もちろんイタリア語ではなく日本語訳ですが。

それにしてもどこから情報を得てきたんでしょうね。

秀樹さんは、キングクリムゾンの「エピタフ」のカバーもしていますし、

ライブのカバーの選曲も興味深いので、

今更ながらライブアルバムを集めてみようかとも思っています。

 

 



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