最近、別の所で文を書く事が多くなったので、こちらの更新が疎かに。
こんなんじゃダメなんですけどね。書きたいと思う気持ちはありますので。
今回は、その別の所での出来事から、久々にユーロロックについて書きますね。
本来なら、バンコとかニュートロルスの方を先に書くべきですが、
いきなりイタリアの暗黒面の強力なのを紹介する事に……。
1970年代のイタリアには、後にプログレッシブロックと
呼ばれるような音楽がゴロゴロとしていたんです。
そしてELPのレーベルであるマンティコアから、
PFMやバンコといったグループも英語圏でのデビューもしています。
実際、PFMは日本でも人気があり、70年代中ごろには来日公演もしています。
そしてメジャーではないところにも優れたグループが山程いたわけです。
それらは後に発掘されることになり、一部はとんでもない
プレミアが付く事になります。
今回の主役は、イタリアの暗黒面を代表するグループの一つ、
イル・バレット・ディ・ブロンゾです。ファーストはハードロック寄りですが、
ジャンニ・レオーネが加入してから発売されたアルバムが『YS』です。
(当時は『イプシロン・エッセ』とも呼ばれていたのですが、
ジャンニ・レオーネによりますと、「正しくは『イース』です」と
インタビューで強調していたようです)
おそらく1曲目の『Introduzione』の冒頭の女性コーラスを聴いただけで、
多くの人は逃げ出すでしょう。逆にホラーが好きな人は喜ぶでしょうが。
ただ後半のジャンニ・レオーネによるキーボードのテンションの高さは
突筆すべきかなと。フルボリュームで聴いたら、軽くトリップするかも。
勿論、1曲目だけでなく、全体的にダークな雰囲気を醸し出しています。
この手のタイプは人によっては毛嫌いすると思いますので、これくらいに。
もし気に入ったりしたのなら、YouTubeなりSpotify等で調べてみてください。
その後グループは解散するのですが、90年代以降に再結成をしていますね。
そして2002年にひっそりと来日公演をしているのです。
(9月14日の吉祥寺スターパインズカフェでのライブを見に行っています)
これは会場で発売されていた、この時限定の特製スリーブに
サインがしてあるものです。(中のCDは普通の輸入盤でしたが)
ユーロプログレ系のアーチストのサインは幾つか持っているのですが、
これはお気に入りのものです。あのジャンニ・レオーネのサインですので。
そして余談です。この伝説的なグループである
イル・バレット・ディ・ブロンゾですが、後にも何回か来日しています。
ジャンニ・レオーネだけでしたら、元ゴブリンの
クラウディオ・シモネッティと一緒に、日本のプログレグループである
アルスノヴァの特別編成のライブに参加もしています。
また、オザンナの来日公演の時にもゲストで参加しているそうですね。
そして2023年には新作を出していたのは知りませんでした……。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます