おしゃべりピアノの今日の一言♪

考えたこと感じたことを 気ままに徒然に〜

○○ピアノコンクール予選を終えて…

2008年11月27日 | Weblog
今日は、雪が降りそうに寒い…です。

先日、○○ピアノコンクール予選がありました。
朝から夜近くまで、熱演が繰り広げられ、年々レベルが上がっているのを実感しました。
A級のブルグミュラーには、小学1年生から高学年の方までさまざまな年齢の方たちが、25の練習曲の中から自由に1曲選んで演奏できますが、まぁ驚くのは、私が小さかった頃なんて、およその表現と感覚でだいたい弾けたら次~みたいな進み方だったような気がするのですが、コンクールともなると、よくこんな風に表現が考えられているなぁと感心させられるような演奏がズラリ…もちろん、中にはやっと弾いている方などもいましたが、やはり1曲だけに限られて出された課題ともなると、どこまで感じて表現しているのか、フレーズなど丁寧に音を聴いて練習できているか、その上、本番でいかに生き生きと音楽的に演奏できるか…
初歩の練習曲でもこれだけ考えて勉強し、そして聴衆を魅了できるように弾く、ということは、本選では、もしかしたら楽器店に並んでいるCDよりずっと素晴らしい名演が聴けるのはないかと思った

バッハのインヴェンション2声、3声、平均律ともなるとしっかりとした基礎を積んだの上に、教えられたことだけでなく、自然な音楽的表現がいかに身についているかがとても重要な気がした。また、本番での集中力やとっさの冷静な判断力も必要だなぁと思った…

しかし…今回受けた生徒さん、みなさん、本当によく頑張りましたね
みなさんが、堂々と落ち着いて演奏できたことに、大変感動しました。
ある生徒さんは、前日、当日と10時間以上練習して本番に臨んだとか…
音も美しく響き、のびのびと楽しく弾けた方、普段以上の力が発揮できた方、多少のミスをものともせず落ち着いて最後まで弾けた方…みんな合格点をあげたいです…残念ながら本選にいけなかった方も、また挑戦してほしい…そして、来年1月、ノバホールで~更に音楽的に深く掘り下げながら、更なる素晴らしい演奏を~期待しています