分母が増えても分子が増えなきゃ意味が無い

１８・１９歳２４０万人に選挙権　改正公選法が施行

今週水曜日の22日、参議院議員選挙の公示ですな。
そして投開票は7月10日。

今回の注目は何と言っても選挙権の年齢が18歳まで引き下げられたので今まで選挙に行けなかった若者も投票に行けるってコト。
…ま、逆を言えばそれ以外の注目は何も無い。

有権者数が240万人増えるからその票を何とか取り込もうと各政党やマスコミ（主に左側）もアピールに必死ですわな。
極々少数意見なのにもかかわらず、これが若者の総意だ！的な感じでシールズだのティーンズソウルだのの若者のデモを取り上げたりしてますし。

初めて選挙に行く若者たち。
何を基準に誰（政党）を選んだらええのか分かりません…ってのが本音じゃないかな？
うんうん。
その気持ち、よーく分かります。
だって、オレも未だによく分からないから。

分からなければテレビや新聞を見よう。
別にどの局の番組でも何新聞でもええんですよ。
そりゃ局や新聞社によって考え方が違う。
だから同じ公約に対しても否定的に報道したり肯定的に報道したりと2面性がある。
オレはそれをアカンとは言わないよ。
某半島の北の国みたいに「将軍様の言うことがすべて正しい！」なんて状態こそ異常だと思うから。
大事なのはそういう報道を聞いて「賛同できるかできないか」を自分の頭で考えることだと思う。

身近な例で言うたら消費税。
10％への増税延期が決まったけれど、これを「公約違反だ！社会保障のツケを若者世代に押し付けるのはアカン！」と言う人もおれば、「消費が伸びない中での増税は経済を悪化させるだけ。延期は間違っちゃいない」と言う人もいる。
こういうのを聞いて「自分はどう思うか」ってコトなんですよ。
そりゃ若者としてみたら、「何ぃ！？またオレらに借金を押し付けるつもりか！そんなの許さん！」って思うかも知れないよね。
だから増税を延期した自民党には貴重な1票を入れん！…と言うのはちと早合点。

消費税増税を延期した分、税収として見込んでいた分をどんな政策で補填するの？
逆に、増税延期を批判する人（政党）は、じゃあ可処分所得が増えない中で増税したがために他の税収が落ち込んだらそっちの補填はどうするの？

このあたりまで踏み込んでちゃんと説明している候補者（政党）を選びましょう。
（マスコミが報道しない自由を駆使してちゃんと説明してない場合もあるので注意も必要ですがね…。）
「安倍の暴走を許すな！」
いったいどんな暴走をしてると言うの？
仮に暴走してるとして、じゃあそんな安倍政治に対して自分たちならどんな政治をしてくれるの？
オレには反安倍勢力は中身も無く単に反対だけしているようにしか見えないけどなぁ…。

難しい話はオレも限界なのでこれくらいにして、要するに分からんでも「自分なりに考えて投票」することが大事ってコトですよ。
「分からんから有名人に入れとこ」
少なくともこれではアカンですよ。
最近じゃ東京都知事の舛添さんが典型的な例ですわな。

「結局分からんから選挙に行かんとこ」

これは避けたほうが良い。
オレの経験上ね。
なぜ？
日本は民主主義の国。
民主主義＝多数決。
だから多かれ少なかれ、反映されない民意は絶対にあるんですよ。
「民主主義って何だ！？」とかデモで叫んでる若者がおりますけれど、自分たちの意見が少数派なら反映されない。これが民主主義なんですよ。
何が言いたいのかっつーと、選挙に行っときゃ気に入らない政治家や政党に文句の一つも言う権利があるってコト。
文句が言えたら少しはスッキリするやん

ま、今回は国政選挙とは言えども参議院議員選挙。
政治にモロ影響のある衆議院では無い。
若者の投票の「練習の場」としてはちょうどええんじゃない？

さて。
若者の240万票中、実際どのくらいの票が増えるんでしょうか？
その結果、選挙にどのような影響があるのでしょうか？
結局、投票率にも結果にも大きな影響も無く自民党圧勝、野党惨敗…からの国会前に「民主主義って何だ！」「選挙結果だけが民意と思うな！」「戦争やめろ！」の意味不明な合唱団出現。そんな予感がします…。

注意
オレは自民党を支持しているワケでも無く、自民党に投票しましょうと暗に言ってるつもりもありません。
反自民勢力の意見には納得及び賛同できる点がほぼ無いと思っているだけです…。
投票はご自身の判断で。


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