「上も下も人がいっぱい」“宣言”解除後の初週末... 全国の観光地の様子は?「上も下も人がいっぱい」“宣言”解除後の初週末... 全国の観光地の様子は?
10月になりました。
と、同時に全国に出ていた緊急事態宣言及び蔓延防止措置も解除されました。
それはそれでいいことだと思う。
…と言っても10月1日の朝の通勤電車は解除前とほぼ何も変わっちゃいなかったけどね。
すなわち、行楽地以外は緊急事態宣言が出てようが出ていまいが関係なく普通に人の往来が続いてたってワケですわな。
まあそんな話は置いといて、いつまでも自粛自粛ではそのうち経済がダメになる。
経済ってのは必ずどこかで結びついているから飲食業や旅行業界だけが打撃を受けているようで、実際は日本経済全体がダメージを受けているから。
で、案の定解除後初の週末となった昨日はやっぱりあちこち人で賑わったようだな。
天気も良かったし、まさに絶好の行楽日和ってヤツだったし、まあこうなるのは必然かな。
でも、やっぱり気になるのはこの後ですよ。
確かに今は新規感染者もかなり減っている。
大阪や東京でも新規感染者が200人台が続いている。
一時期4,000人前後も感染者が出てたことを思えば本当に少なくなった。
ワクチン効果もあるんだろうし、自粛効果もあるんだろうよ。
ただ、個人的に思うのは「もう少し辛抱した方がいいんじゃね?」って。
本当にもう少し我慢すりゃ終息とも言える状況が見えてきている。
そのもう少しのところで気を抜いたらまた一気に感染者が爆増しやしないかな、と。
ほら、ギシリャ神話にもあるやん。
竪琴の名手オルペウスは、毒蛇に咬まれて死んだ妻エウリュディケーを生き返らせようと決意して冥界へ行き、冥王ハーデースと交渉を試みた末に「地上に戻るまでは決して後ろを振り向いてはいけない。成し遂げたら妻を返そう」と約束させることに成功した。しかし、エウリュディケーが本当に付いて来ているか不安だったオルペウスは、もう少しで地上にたどり着くという所で後ろを振り向いてしまい、エウリュディケーは冥界に引き戻されてしまった。オルペウスは絶望しながら地上を彷徨い歩いた末に、悲惨な死を遂げた…。
…って話。
コロナ終息までもう後少しなのに、そのもう少しが我慢出来ずに気を緩めた結果が結局元の状態に。
そんなことになるような気がしてならない。
コロナワクチン接種は決して「コロナに感染しません!」では無い。
緊急事態宣言解除は「もうコロナは大丈夫!」では無い。
そう思ってもう後少しだけ我慢しましょうよ。
そうしたら今年の年末年始は実家に帰って家族や親族とゆっくり語らうことも出来るだろうし、旅行だって行けるかも知れない。
色んな思いはあるだろう。
もう我慢の限界ってのもあるだろう。
でも、耐え難きを耐え、忍び難きを忍べるのも日本人気質。
ほんま、気持ちは分かるけどあともうちょっとだけ辛抱しよ。
オレはそう言いたい。
そしてオレはそうして行く。
最後に。
マスコミはこうやって観光地に人が溢れてます的なニュースを流すのは何の目的?
こういうニュースを流すことで「あ、もう大丈夫なんだ」と人々を油断させておいて、その後感染が爆発した時に「宣言解除した政府が悪い!」とでも言いたいの?
それとも「こんなに人出が溢れてますが、まだ油断しちゃいけません!」て意味なの?
後者ならともかく、前者ならマスコミがクズ。