ども、こんつぁ
4月8日(月)に予定どおり入院し、そして昨日予定通り退院いたしました。
長かったー!!
ほぼ何もすることがない(することができない)2週間の入院。
これが健康で自由な2週間なら申し分無いんやけど、いかんせん病院内。
娯楽なんてありゃしない。
…ま、遊びに行ったん違うんやからまあこれは仕方ないわな。
つーわけでこのブログはオレの備忘録でもある。
今回の検査入院でどんな検査をやったのかを書き記しておこう。
そして今回の検査入院で病名?も分かったので後ほど書きます。
ちなみに検査の正式名称は分かりませんので、オレの言葉で書いておきます。
①心臓カテーテル
今回は2種類?やった。
まずは左手首の動脈からカテーテルを挿入して心臓付近の血管が細くなっていないかの検査と、右首の静脈からカテーテルを挿入して心臓の筋肉の一部を採取。
もちろん麻酔をしてやるんやけど、局所麻酔なので当然意識はある。
手術の時にやるようなビニールシート?みたいなやつを頭から被せられるんで何をしてるのかは見えないけど、先生の声とか全部聞こえるし、何だったら右首からカテーテルを挿入されている感じも分かる。
今オレの心臓付近にワイヤーみたいなもの?が通されているんだと思うとちょっと気持ち悪かった
そして心筋の採取は恐らく4回ほどあった。(1回やと思ってたのに案外多い)
ちなみに検査時間は両方合わせて1時間半程度だった。
その前に、看護師さんが「検査の準備してください」と病室に言いに来て検査着に着替え、次に「検査に行きましょう」と呼びに来るまで2時間待ったけどね…
②エコー検査
今回やったエコー検査は妊婦さんがよくやるゼリーみたいなものを塗ってバーコードリーダーみたいなやつでぐりぐりやって診るやつとは違います。
それは身体の表面からやる方のエコー検査。
今回オレがやったのは身体の内側からやるエコー検査。
内側!?どういうコト!?
オレも検査方法を聞いた時ちょっとビビった。
要は胃カメラみたいな装置を食道まで通し、内側からエコーで心臓の様子を診る検査。
身体の表面からだと心臓の裏の方?が胸骨とか肋骨とかで死角になるんでどうしても見えない部分があるんで、全体をしっかり診ようと思えば体の内側からも診るって話。
ちなみにこれも麻酔してやるんやけど、胃カメラみたいな管を食道まで通すまで意識あるから当然ゲーゲーしてきつかった
ちなみに胃カメラよりも推定1.5倍くらい太い管だった。
③電気ショック
前回の入院時から心房細動による不整脈がずーっと続いてて、薬も飲んでたんやけどあまり効果は見られずで今回再度電気ショックを心臓に与えることに。
まあ簡単に言えばAEDの医療版みたいなやつやな。
そして今回の検査入院の中で唯一検査ではなく治療に分類される医療行為。
②のエコー検査で心臓内に血栓とか出来て無いことを確認できたからこの治療をすることに。
心房細動だと心臓の壁に血栓ができやすいみたい
もし血栓に気付かずこの治療やって、血栓が心臓の壁から剥がれ落ちてそのまま血流に乗って運ばれると最悪身体のどこかで血管を詰まらせることになる。
それが脳だったらえらいこっちゃって事で。
ちなみにこれも麻酔やりますんで、気付いたら終わってたって感じ。
まあ前回の入院時にも2回やってるんでこれはあまりビビらなかったけど、その日の夜に偶然なのか急に吐き気を催し、晩御飯を全部吐いてしまいました
夜に看護師さんが来て「お変わりありませんか?」言われたんで食べた晩御飯を全部吐いたことを伝えたら「検査の後はそういうこともありますよ。」とアッサリスルーされた
ちなみに電気ショックの治療の後、不整脈は治りました
④心肺運動負荷試験(CPX)
退院後にリハビリをするにあたり、心臓に負荷なく、かつ効果のある運動量を調べるための検査です。
血圧、心電図、呼気ガスを計測しながら、エルゴメーターと言われる自転車をこぎます。
自転車のペダルがだんだんと重くなって行って、それでどれくらいが運動の限界かを診る検査(だと思われます)。
ちなみにオレの検査結果は…
早歩き程度のウォーキングで1回15分、1日2回~3回まで。
自転車(スポーツジムにあるようなやつね)なら同じく1回15分、1日2回~3回まで。負荷は55wまで。
…となっていた。
あれ?運動量少なくね?って思われた方もいるかも知れない。
オレも思ったもん。
でも、逆に言えばその程度しか出来ないくらいに心臓が弱っちまったってことでしょうな。
何せ1回心臓がほぼ停まりかけてますから
つーわけで、今回の検査入院の「普通ではやらない」検査が上の4つ。
普通にレントゲンとか心電図とか体の表面からのエコーなんてのは2日に1回くらいやってたわ。
で。
約2週間にわたる検査入院の結果、オレの病名は…
「心筋炎」
…でした。
心筋炎とは、主にウイルスが心臓の筋肉(心筋)に感染し心筋細胞に炎症が起こり、心筋の本来の機能が失われ、ポンプである心筋の収縮不全や不整脈を生じる疾患です。
①の検査でやった心筋の一部を採取して検査するやつは、退院時にまだ国立循環器病センターから結果が来てないから断定ではありませんが、病院内での検査結果では心筋炎であろうと。
しかも、前回の入院からすでに2ヶ月ほど経過してるけどちっとも良くならないので恐らく「慢性心筋炎」であろうと。
こうなるとなかなか回復が難しいらしいっす
ちなみにオレの心臓のポンプ機能、正常な人の平均値を65点だとすると、オレは現時点で25点くらいしか無いんですと。
そして一度心不全を起こすとまったく同じ状態には回復しないらしい。
徐々に悪くなるか急に悪くなるかは人それぞれ。
今後は食事とリハビリで心臓の悪化を予防していくしか無いって話。
マジっすか…
…と、ちょっとは凹んだけど、オレは心不全の自覚症状がまったく出ていない。
階段上ったら息切れするくらいか。
胸が痛いとかまったく無いし、入院中のリハビリでも自転車15分やってもまったく息切れとか無かったし。
検査の数字上は悪いのに、症状としてはまったく出ないという良いんだか悪いんだか…ってな感じ。
つまり、日常生活を送る分には今のところまったく支障が無い。
だったらこの状態を維持できるようにすればいいだけやろ?
そのために食事(塩分&水分控えめ)と適度な運動してりゃいいんやろ?
余裕じゃね?
まあ一度死にかけてたのをここまで復活しただけでも儲けものって感じや。
まだ競馬場デートも諦めてないし、もっともっと人生を楽しみたい!
この先少しでも長く人生を楽しめることを考えたら食事制限?適度な運動?屁でも無いわ。
たった2週間の検査入院でも暇すぎたのに、これで症状悪化してずーっと入院とか寝たきりとかになることを考えたらそっちの方が耐えられんわ。
つーわけで。
また今日から普通の生活に戻ってますので今後ともよろしくお願いいたします。