先月は夏休みということもあり、どこもかしこも混んでいるということで休んだ「ちょっとぶらりお出かけ」ですが、今日久々に行ってきました。
今日の行き先は何と!無人島ハイキングウォーキングです!!
すみませんでしたすみま~。
かしこまりましたかしこ~。
…そっち(お笑いコンビ)のハイキングウォーキングでは無く、島内を歩くって方のハイキングっつーか、ウォーキングっつーか、要するに炎天下の島内を脚を歩きまわってきたのであります。
そんな無人島があるのかい!?
それがわが故郷にはあるんです。
大阪湾の入り口、紀淡海峡に浮かぶ小さな無人島「友ヶ島」が今回の目的地。
ここでちょっとうんちく。
なぜ「友ヶ島」という名前なのか?
それは沖ノ島という島と地ノ島という2つの島から成るのでこう呼ばれています。
でも、人が渡れるのは「沖ノ島」の方だけです。
何で?そんなことまで知らん!(笑)
で、その友ヶ島。
オレが子供の頃は地元小中高校の遠足の定番だった島やけど、2002年に島に渡るフェリーを運航してた「南海電鉄」が撤退し、もう渡れないものと思い込んでいたんやけど、最近になって調べてみたら、南海電鉄が撤退以降紆余曲折あったものの今もちゃんと渡る手段が出来てました。
オレが前回この島に行ったのは高校1年生の春の遠足が最後。実に22年も前の話ですわ。
これは行かねばなるまい!
友ヶ島行きの船は和歌山市の加太漁港から出ています。
今の時期は始発が朝9時で、以降2時間置きに出港しています。
これが友ヶ島行きの船。
全長263m、排水量65,000トン…には程遠いちょっとしたクルーザー程度の船です(汗)
こんな船やけど、定員はいちおう120名ですぞ。
いざ出発~♪
白波を立てながら軽快に波の上を走ります。
途中大きなタンカーとすれ違いました。
ほい。あっちゅー間に到着。
乗船時間は約20分。
これで往復2,000円はちょっとお高い気もするけど、これからも運航を支えるためにはやむを得ないですな。
ちなみに釣り客とキャンプ客で30人くらい乗ってたかな?
採算は採れたんだろうか…。
友ヶ島の案内板です。
この図で言うと、まずは桟橋(島の中央)から見て島の右側から攻めてみることにしました。
島内の道は当然舗装なんてされておりません。
そして、少し進むと立派な建物が…。
オレが前回訪れた22年前には無かったよ。
キャンプ客と釣り客くらいしか来ることのない島やけど、そんな人へのニーズっつーか、文明に慣れた人間のニーズに応えるべくこういう建物が建設されたんだろうねぇ…。
「蛇ヶ池」という池?沼?の横を通り、最初に向かうのは「第2砲台跡」です。
ここは明治時代に日本軍によって要塞化され、沖ノ島に5箇所砲台が設置されました。
ほい。第2砲台跡に到着。
でも、崩れて何だか良く分からんわ…。
続いては灯台。
明治5年に完成したんですと。もちろん現役で稼働してます。
壁には何やら難しい文字が書かれたプレートがあったけども…読めん!
ちなみに眺めは最高です。海を挟んで向こうに見えてるのは淡路島です。
この灯台の真横(つか、真下?)に第1砲台跡があります。
…が、このトンネルの先には入れなくなっておりますので詳細はこれ以上分かりません。
ガッカリ…。
第1砲台跡から山道を延々歩き辿りついたのが旧海軍聴音所跡。
ここで紀淡海峡を通る潜水艦などの侵入を察知してたんだってさ。
続いて向かうは第3砲台跡。
ここは砲台跡の中でも最大級の施設です。
映画「彼岸島」のロケ地となったところでもあります。
ほい、到着。
一見何も無さそうやけど、脇に下に降りる階段があり、何やらトンネルがあります。
それはどこに続くのか、カメラのフラッシュの光が届かないくらい奥まで続いているので分かりません。
少し先には倉庫?群が。
何をここに保管してたんやろね。
砲弾?食糧?
倉庫群を抜けた先にはまたまた何やら建物が出現。
いったい何の建物なんだろう?
ここまでレンガ造りだった建物ばかりだったけど、1つだけ朽ち果てた日本家屋が。
ここは当時駐屯してた将校の宿舎だった建物なんだとさ。
憩いの場となってたらしいよ。
なぜ分かる?
だって看板にそう書いてたから(笑)
第3砲台跡には、他では見られなかった砲台の台座跡も見ることができました。
直径3mくらいかな?それが2基。
結構大きな砲台だったんだろうね。
第3砲台跡から200mほど上に上がったところに展望台(つか、広場)があります。
標高119.9m。地ノ島で一番高い場所のようです。
左の写真が和歌山方面、右の写真が淡路島方面です。
先に行った灯台があんなに遠くに見える…。
一旦下山し、桟橋前の広場でお昼。
この島は無人島とは言え、店もいちおうあります。(人が常時住んで無いので無人島です。本当に文明から隔離された無人の島ではありません。)
…が、商売をする気があるのか無いのかろくなものが売って無いのでコンビニで事前に買って行きました。
ところでもう昼ごはんなん!?早くね!?
とんでもございません。
ここまでサラサラと書いてきましたが、実は船を下りてからここまで紹介した場所への所要時間が2時間かかってます(汗)
この島、案外大きい…。脚がすでに棒…。そして腹ペコですわ…。
腹ごなしも済んで、最後の力を振りしぼって行った先は第5砲台跡。
でも、ここもほとんど砲台跡の名残は無かった…。
これで島の右半分をようやく制覇。
続いては左側やで!
…と、言いたいところではあるが、今のオレにはもうこれ以上歩く力は残っていなかった…。
13時30分出港の船が到着。
島の残り左半分はまたの機会に訪問するとして、今日のところは…この船に乗ってもう帰る!
しんどすぎる!
(今回のおさらい)
加太漁業協同組合(のサイトの友ヶ島の案内)
http://www.jf-kada.com/tomogasima.html
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今日の行き先は何と!無人島ハイキングウォーキングです!!
すみませんでしたすみま~。
かしこまりましたかしこ~。
…そっち(お笑いコンビ)のハイキングウォーキングでは無く、島内を歩くって方のハイキングっつーか、ウォーキングっつーか、要するに炎天下の島内を脚を歩きまわってきたのであります。
そんな無人島があるのかい!?
それがわが故郷にはあるんです。
大阪湾の入り口、紀淡海峡に浮かぶ小さな無人島「友ヶ島」が今回の目的地。
ここでちょっとうんちく。
なぜ「友ヶ島」という名前なのか?
それは沖ノ島という島と地ノ島という2つの島から成るのでこう呼ばれています。
でも、人が渡れるのは「沖ノ島」の方だけです。
何で?そんなことまで知らん!(笑)
で、その友ヶ島。
オレが子供の頃は地元小中高校の遠足の定番だった島やけど、2002年に島に渡るフェリーを運航してた「南海電鉄」が撤退し、もう渡れないものと思い込んでいたんやけど、最近になって調べてみたら、南海電鉄が撤退以降紆余曲折あったものの今もちゃんと渡る手段が出来てました。
オレが前回この島に行ったのは高校1年生の春の遠足が最後。実に22年も前の話ですわ。
これは行かねばなるまい!
友ヶ島行きの船は和歌山市の加太漁港から出ています。
今の時期は始発が朝9時で、以降2時間置きに出港しています。
これが友ヶ島行きの船。
全長263m、排水量65,000トン…には程遠いちょっとしたクルーザー程度の船です(汗)
こんな船やけど、定員はいちおう120名ですぞ。
いざ出発~♪
白波を立てながら軽快に波の上を走ります。
途中大きなタンカーとすれ違いました。
ほい。あっちゅー間に到着。
乗船時間は約20分。
これで往復2,000円はちょっとお高い気もするけど、これからも運航を支えるためにはやむを得ないですな。
ちなみに釣り客とキャンプ客で30人くらい乗ってたかな?
採算は採れたんだろうか…。
友ヶ島の案内板です。
この図で言うと、まずは桟橋(島の中央)から見て島の右側から攻めてみることにしました。
島内の道は当然舗装なんてされておりません。
そして、少し進むと立派な建物が…。
オレが前回訪れた22年前には無かったよ。
キャンプ客と釣り客くらいしか来ることのない島やけど、そんな人へのニーズっつーか、文明に慣れた人間のニーズに応えるべくこういう建物が建設されたんだろうねぇ…。
「蛇ヶ池」という池?沼?の横を通り、最初に向かうのは「第2砲台跡」です。
ここは明治時代に日本軍によって要塞化され、沖ノ島に5箇所砲台が設置されました。
ほい。第2砲台跡に到着。
でも、崩れて何だか良く分からんわ…。
続いては灯台。
明治5年に完成したんですと。もちろん現役で稼働してます。
壁には何やら難しい文字が書かれたプレートがあったけども…読めん!
ちなみに眺めは最高です。海を挟んで向こうに見えてるのは淡路島です。
この灯台の真横(つか、真下?)に第1砲台跡があります。
…が、このトンネルの先には入れなくなっておりますので詳細はこれ以上分かりません。
ガッカリ…。
第1砲台跡から山道を延々歩き辿りついたのが旧海軍聴音所跡。
ここで紀淡海峡を通る潜水艦などの侵入を察知してたんだってさ。
続いて向かうは第3砲台跡。
ここは砲台跡の中でも最大級の施設です。
映画「彼岸島」のロケ地となったところでもあります。
ほい、到着。
一見何も無さそうやけど、脇に下に降りる階段があり、何やらトンネルがあります。
それはどこに続くのか、カメラのフラッシュの光が届かないくらい奥まで続いているので分かりません。
少し先には倉庫?群が。
何をここに保管してたんやろね。
砲弾?食糧?
倉庫群を抜けた先にはまたまた何やら建物が出現。
いったい何の建物なんだろう?
ここまでレンガ造りだった建物ばかりだったけど、1つだけ朽ち果てた日本家屋が。
ここは当時駐屯してた将校の宿舎だった建物なんだとさ。
憩いの場となってたらしいよ。
なぜ分かる?
だって看板にそう書いてたから(笑)
第3砲台跡には、他では見られなかった砲台の台座跡も見ることができました。
直径3mくらいかな?それが2基。
結構大きな砲台だったんだろうね。
第3砲台跡から200mほど上に上がったところに展望台(つか、広場)があります。
標高119.9m。地ノ島で一番高い場所のようです。
左の写真が和歌山方面、右の写真が淡路島方面です。
先に行った灯台があんなに遠くに見える…。
一旦下山し、桟橋前の広場でお昼。
この島は無人島とは言え、店もいちおうあります。(人が常時住んで無いので無人島です。本当に文明から隔離された無人の島ではありません。)
…が、商売をする気があるのか無いのかろくなものが売って無いのでコンビニで事前に買って行きました。
ところでもう昼ごはんなん!?早くね!?
とんでもございません。
ここまでサラサラと書いてきましたが、実は船を下りてからここまで紹介した場所への所要時間が2時間かかってます(汗)
この島、案外大きい…。脚がすでに棒…。そして腹ペコですわ…。
腹ごなしも済んで、最後の力を振りしぼって行った先は第5砲台跡。
でも、ここもほとんど砲台跡の名残は無かった…。
これで島の右半分をようやく制覇。
続いては左側やで!
…と、言いたいところではあるが、今のオレにはもうこれ以上歩く力は残っていなかった…。
13時30分出港の船が到着。
島の残り左半分はまたの機会に訪問するとして、今日のところは…この船に乗ってもう帰る!
しんどすぎる!
(今回のおさらい)
加太漁業協同組合(のサイトの友ヶ島の案内)
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こんな島があるんですね…。和歌山は奥が深い!いいじゃないの、なかなか探検しがいのある感じの島でさ。神奈川にも猿島がありますが、友ヶ島には負けそうです…。
関西の大都市圏の中で、時計の針を逆回転させたような所ですね。
砲台跡、戦前は多くの軍人さんがいたんでしょうね。
何か癒されたなあ。
この島も戦争の色濃く残る島なのですね。
名古屋も鳥羽と師崎とを結ぶフェリーが廃止の危機にありましたが、なんとか存続することになりました。
僕は使った事はありませんが、住民の方々にはなくてはならない通航手段なので良かったと思います。
こんなところにも高速道路無料化の影響が・・・(>_<)
M党の皆さんはこの現状をどう想っているんでしょうかね?
ま、島全体がハイキングコースって感じでして、遠足とか仲間でキャンプで来るにはちょうどいいかもです。
ただ、1日で廻るにはちと広すぎます。
今度は島の左半分に挑戦したいです。
猿島ってトコもいいですね!
さっきネットで見ました。
ここ友ヶ島と同じく戦前は要塞だったんですね。
猿島も探検しがいがありそうですやん♪
この島は、戦前は要塞で一般人の入島が厳禁だったのに加えて、戦後は人が住むには小さすぎる、でも遊ぶには十分という中途半端さ(笑)が良かったのかも知れません。
今でも自然が数多く残っています。
鹿やリスも野生化してまして、昨日も散策中に親子のシカに出会いましたよ。
リスも3度ほど見ました。
こういう場所、いつまでも残って欲しいです。
自然がいっぱいのこの島ですが、実は和歌山市と淡路島を結ぶ道路「紀淡海峡大橋」の土台として使われる計画があるんですよ。
ま、計画だけでちっとも進んでませんけどね。
確かに、この橋が出来れば大阪湾環状道路が完成し便利になりますけど、この島の自然と引き換えに造るにはどうかなぁと思います。
エコだの環境だの言うときながら、方や自然豊かな島を潰してまでも行おうとする道路建設。
この国の方向性の一貫性の無さはどうかしてると思いますね。
まだまだ暑い日が続く中、探検お疲れ様でした。
それにしても戦争跡地が生々しかったです。
私は当然その頃生きてませんが映画などの映像がフラッシュバックした感じです。
夜はめっちゃ怖いんだろうなぁ。
何か出そう・・・
そういえば以前もえ~さんは散策で要塞っぽいところに行ってますよね?
その写真とダブるところがありました。
日本にはまだまだそういった場所が残ってるんですねぇ・・・
またいつか反対側も探検してください(笑)
一人ぶらりも いよいよ 無人島へ
なかなか面白そうな島ですね
戦争跡地もありますし こういうのは 後世に残していかなくては なりませんね
戦争を風化させてはいけない そこに行くとリアルな光景が目に浮かびそうです
なかなかいい運動になりましね 後編も楽しみにしてます
ハイ。
昨日は炎天下の中、汗だくになりながら歩きましたよ。
1リットルくらい汗かいたんじゃないかな?(笑)
で。
良く覚えて下さってますね。
そうです。以前も要塞跡に行きました。
前回は陸地でしたが、ここと同じ目的で作られた場所です。
この場所は大阪湾に入る敵艦を陸から迎え撃つにはちょうどいい場所だったのでしょうね。
そして今回の場所は、前回以上に夜になると何か出そうな感じでしたよ。
島全体がそんな雰囲気。
だから映画「彼岸島」のロケ地になったのかも知れません。
反対側ももちろん制覇しますよ!いつの日か…(苦笑)
ただぶらぶらするには少し退屈かもしれませんが、キャンプや釣りを兼ねて行くなら楽しい島だと思いますね。
昨日も暑かったですし、海に入って魚をモリで突いて遊んでる人が何人もいましたよ。
獲った魚をそのままバーベキュー。
いつかやってみたいです。
ちなみに。
後編執筆のために再度島に上陸するかどうかはワタクシの今後の気分次第ですから(笑)