星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

ケロウナ便り(79) 3年目のケロウナ

2008年09月14日 02時21分15秒 | Weblog
2006年から始めたケロウナでの夏の生活。今年で三年目を迎えました。砂漠性気候のカラッと乾燥した夏を楽しみに毎年やってくるのですが、今年は7月末まで国内でいろいろ用事があり、こちらにたどり着いたのは8月23日でした。出発する頃は日本でも猛暑が峠を越し、「何のためのカナダ行きか?」と自問したくなるくらいの朝夕の凌ぎやすさでした。

「いらっしゃい!」でなくて「お帰りなさいっ!」と声をかけてくれる、こちらに永住の友達に迎えられると、「今年も帰って来てよかった」と、故郷に戻ったような気分になります。「だだいまぁ~!」が挨拶です。

もともと3~4ヶ月の長期ステイですから、「遊びに来る」というより「生活を楽しみに来る」側面が大きく、毎月の生活費は日本に比べると2割程度は安上がりなので、「日本より安く生活しながら、日本では手の届きにくいライフスタイルを楽しむ」というのが実態を反映しているのでしょう。「旅行者」とは一線を画した「生活者」として、われわれを迎えてくれる、ケロウナの日本人仲間に恵まれているのは有り難いことです。

野菜農家の友達からは「お金は次からもらうから、今日はこれ全部持って行って」と持ちきれないほどの元気なとれとれ野菜を貰うし、季節外れの手土産ぶら下げてお邪魔したリンゴ園の友達からは、リンゴは言うに及ばず、庭で丹精込めて育てたブラックベリーや、メロンや、スイートコーンやら美味しい果物をどっさり頂戴して、幸せの味を噛みしめています。

二年前にはガツガツと狂ったようにほぼ日参したゴルフ。年会費の元を取るべく、焦りにも似た、貧乏人根性丸出しのゆとりの無いペースで回ったことがまるで嘘のように、今年のゴルフ生活は落ち着きを見せています。それもそのはず、何処のコースの会員にもなっていないのです。ようやく「量より質」の境地に至りました。

これからのシーズンは松茸狩り、鮭釣りをはじめとしてケロウナの秋ならではの楽しみが沢山あるようですから、例年よりも短い2ヶ月の滞在ですが、思いっきり秋を満喫できればと願っています。