2歳の誕生日をすぎた孫のK亮は、体育系というより文理系タイプの子供のような気がする。
炎天下で走ったり転んだりして遊ぶより、親にお話を聞かせてもらったり、本を読んでもらうことの方を喜び、黙々とブロックパズルを解く時の目が輝いているような感じがする。母親に似ず雪のように白い肌であるのも、この印象を裏書きしているのだが。
日本人としてのアイデンティティーを自覚させたいと願う両親の期待を背景に自宅で使う言葉はもっぱら日本語。フィリピン系アメリカ人の営むデイケアで過ごす数時間は当然英語。現場を目撃していないので英語の理解度は不明ながら、日本語に関する限り、こちらの言っていることの70パーセントくらいは理解している感じがする。K亮の頭の中で二つの言語がどのように行き来しているのだろうか。大変興味深いが誰にも分からない。
男児二歳にしてバイリンガルの環境に放り出されて悪戦苦闘(かどうかは本人以外知る術も無いが)していることを不憫に思うのはジジ・ババのひが目なのだろう。本人としてはどんな気持ちでこの日常に向かっているんだろうと気にかかる。言語習得に問題のある児童をアシストすることを職業とする母親の知識・経験が、K亮の言語習得にも役立っているのが間違いなかろうことは、ジジババの一つの安心材料とはなり得る。
そんなK亮がある晩38度の熱を出し、翌朝の医者の見立てで「手足口病」と診断されてから4日連続で38~9度を行ったり来たり。発熱前に比べるとうんと元気が失せたようで何とも気がかりであるが、熱冷ましを飲ませて時間の経過に委ねるしかないとの見立てだそうな。大丈夫かいな?「おくちいたい~」と泣きわめくのを傍で見ていることしか出来ない歯がゆさがつらいところです。
この病気が全服するまでは当然のことながらデイケアには連れて行けず、自宅で休養させるしかないとのこと。ってことは、ジジババ二人の自由時間だと思っていた10時から4時頃までが自由時間でなくなるのみならず、二人だけで病身のK亮の面倒見るのか?そんなこと出来るわけないじゃん!
「無責任こそジジババの特権」と心得てK亮をうんと甘やかしてスポイルして帰ろうとの企みは、想定外の事態に直面して見直しの必要に迫られています。
炎天下で走ったり転んだりして遊ぶより、親にお話を聞かせてもらったり、本を読んでもらうことの方を喜び、黙々とブロックパズルを解く時の目が輝いているような感じがする。母親に似ず雪のように白い肌であるのも、この印象を裏書きしているのだが。
日本人としてのアイデンティティーを自覚させたいと願う両親の期待を背景に自宅で使う言葉はもっぱら日本語。フィリピン系アメリカ人の営むデイケアで過ごす数時間は当然英語。現場を目撃していないので英語の理解度は不明ながら、日本語に関する限り、こちらの言っていることの70パーセントくらいは理解している感じがする。K亮の頭の中で二つの言語がどのように行き来しているのだろうか。大変興味深いが誰にも分からない。
男児二歳にしてバイリンガルの環境に放り出されて悪戦苦闘(かどうかは本人以外知る術も無いが)していることを不憫に思うのはジジ・ババのひが目なのだろう。本人としてはどんな気持ちでこの日常に向かっているんだろうと気にかかる。言語習得に問題のある児童をアシストすることを職業とする母親の知識・経験が、K亮の言語習得にも役立っているのが間違いなかろうことは、ジジババの一つの安心材料とはなり得る。
そんなK亮がある晩38度の熱を出し、翌朝の医者の見立てで「手足口病」と診断されてから4日連続で38~9度を行ったり来たり。発熱前に比べるとうんと元気が失せたようで何とも気がかりであるが、熱冷ましを飲ませて時間の経過に委ねるしかないとの見立てだそうな。大丈夫かいな?「おくちいたい~」と泣きわめくのを傍で見ていることしか出来ない歯がゆさがつらいところです。
この病気が全服するまでは当然のことながらデイケアには連れて行けず、自宅で休養させるしかないとのこと。ってことは、ジジババ二人の自由時間だと思っていた10時から4時頃までが自由時間でなくなるのみならず、二人だけで病身のK亮の面倒見るのか?そんなこと出来るわけないじゃん!
「無責任こそジジババの特権」と心得てK亮をうんと甘やかしてスポイルして帰ろうとの企みは、想定外の事態に直面して見直しの必要に迫られています。