海外生活で一番もの足りなさを感じるのは、私の場合はお風呂です。汗を流してリフレッシュするのはシャワーでも足りるといえば足りるのですが、肩までとっぷりと浸かって両手で顔をプルンプルンできたらどれほど幸せかと思うことが多々あります。バスタブで肩まで浸かれても湯上りの水を身体にバシャバシャかけられないのでは消化不良をおこします。シャワーカーテンを閉めてシャワー浴びるとあのカーテンが身体にまつわりついたりして、腹が立つものです。なんとか解決策はないものか?
ケロウナの部屋にはシャワーの付いたバスタブとShower Cubeと呼ばれるシャワーだけのカプセルとがあります。幸いに前庭に住民共用のプールとジャグージがありますので、水着着用とはいえ首までとっぷり浸かることはできます。残るはバシャバシャとプルンプルンをどう解決するかです。
バスルームに備え付けのシャワーってシャワーヘッドの位置がずいぶんと上に固定してあって、体洗ったり洗髪したりするときに本当に必要な箇所に巧くお湯が当たりません。狭いユニットバスの知恵を活かすときです。固定シャワーヘッドを外してハンドタイプに交換しました。これで当てたいところにお湯が当たります。一歩前進です。
シャワーを流しっぱなしにして洗うのは省エネの切り口からは躊躇されます。さりとていちいち出したり止めたりするのも面倒です。ハンドタイプに換ったシャワーヘッドのホルダーが依然としてずいぶん高いところにあるのです。またまたユニットバスのお知恵拝借です。いすに座って頭をちょっと下げると座ったままシャンプーできる位置にホルダーがあるのが理想です。ケロウナでいくら探しても無かった強力吸盤付きのホルダーが日本のスーパーにはありました。これで二歩前進です。
あとは椅子があればジャパニーズ風呂場の完成です。ケロウナのスーパーでちょっと小ぶりの格好のサイズの椅子が見つかり即刻お買い上げしたまではよかったのですが・・・・、実はこれちょっと高いところに用のあるときに使う踏み台でした。滑り止めとして椅子の表面に結構深い「溝」を掘り込んであるのです。風呂場で全体重をあずけて(当たり前ですが)腰掛けるとこの溝が尻に食い込んで、痛くて痛くてものの数秒ももちません。見た目だけで拙速判断する私の悪い癖が出た買い物でした。
この反省を踏まえて、今回の帰国で最初に買ったのが浴用椅子です。今度こそはサイズも色合いも慎重に吟味しておきました。手荷物の段ボール箱の中にしっかりと潜り込んでいます。これで押しも押されもせぬ風呂場がケロウナに登場です。
前庭のジャグジーに温泉の素を溶かし込んで、温泉タオルで顔プルンプルンできる日が来れば言うことなしなんですがねぇ!これは無理でしょうねぇ。
バスルームついでに余談ですが、最近の日本人は尻が軟弱になってウォシュレットなしでは用が足せなくなりつつありますね。われわれも例外でなく、早速付けてもらいました。こんなに優れた物が何でもっと世界に広く普及しないのか不思議ですね。
異文化理解の今後の課題ですかね?
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