主を恐れることが財宝

  

イザヤ書33:6

『あなたの時代は堅く立つ。知恵と知識とが、救いの富である。主を恐れることが、その財宝である。』

 

ある砂漠で２人の宝石商人が遊牧民の天幕でしばらく休みをとっていました。

２人は自分たちが所有している宝石に対して自慢し始めました。

 

１人が大きな真珠を誤って落としたら、１人がそれを拾い上げては「私が持っているものの中でも小さい方に過ぎないですね」と言いました。

２人はだんだんとお互いの宝石のことで熱をあげていました。

 

それを見た遊牧民は笑いながらこのように言いました。

「私もあなたたちのように美しいものや珍しい宝石、そして持ち物にすごく関心がありました。しかし、ある時に砂漠の中で砂嵐に遭い、何日もさまよいました。何も食べず、何も飲まず、完全に脱水症状に陥りました。その時、大きな袋が目に入りました。嬉しくてすぐ開けましたら、その中には真珠がいっぱいありました。その時の絶望感は・・・。」

 

世にある富や名誉、権力は私たち聖徒にどれくらいの喜びを与えるでしょうか。

 

主を恐れることが一番の財産であり、知恵であります。

自分たちが持っている救いと永遠のいのちと力が何ものにも比べられない宝であります。

 

 

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