ローマ6:16
『あなたがたはこのことを知らないのですか。あなたがたが自分の身をささげて奴隷として服従すれば、その服従する相手の奴隷であって、あるいは罪の奴隷となって死に至り、あるいは従順の奴隷となって義に至るのです。』
奴隷と聞くと、どんなイメージが出て来ますか。
昔クレオパトラという映画を見ました。
エジプトからローマまでクレオパトラが船で移動しますが、船の下では船を漕ぐ多くの奴隷が汗を流しながら働いていました。
力が弱い奴隷たちはむち打たれました。
異常な雰囲気を未だに覚えています。
お金で奴隷を買うこともありましたが、戦争に負けると相手の奴隷にされることが多かったです。
昔とは違う形ですが、今も奴隷は世界中に存在しています。
日本にも多くの奴隷がいると時々、ニュースで聞くことがあります。
本人の意思や権利、体や行動の自由が奪われ、相手に拘束され、命令に従うように強いられている人がたくさんいます。
知らぬ間に人身売買された人も多いです。
それは現代の奴隷です。
人々に『あなたは奴隷ですか』と質問するならば、みんな不思議な顔をすると思います。
変な質問なので答えないと思います。
『奴隷ではない』と否定しても、人類はすべて罪の奴隷です。
自分には罪がないと言える人がいるでしょうか。
人類は罪の中で生まれ、罪に縛られ、その拘束から自由になれる人はいません。
福音とは、罪の奴隷になっている人にとって、とても良い知らせです。
それは『奴隷解放宣言』です。
信じる者に自由を与えると宣言しました。
すなわち罪によって死ぬものを、罪から贖い、いのちと自由を神の恵みによって与えると宣言しました。
リンカーンが奴隷を解放して自由を与えたように、神は罪の奴隷になっている者に、自由になれる道を教えておられます。
【関連聖句】
ヨハネの福音書8:32
『そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」』
【聖書通読】
-神の力-
- 第2コリント12:1-13:14
《 3分バイブルボイス 》