昭和62年4月~平成10年3月まで千栄小学校、中学校で山村留学制度を行っていました。
現在、日高町立千栄小学校は:北海道アドベンチャーズ(ラフティング)の事務所になっていて使われているので、建物もしっかりしてきれいです。
<千栄地区の山村里親留学制度>
昭和62年4月、千栄地区での山村留学制度がスタートしました。「都会の子供達に、四季の変化に富んだ日高町の大自然の中での生活を通して、都会では得られない様々な体験を重ねてもらう」趣旨で始められたものです。
日本で山村留学が取りくまれたのは昭和51年からで、それ以後、過疎化に悩む山村地域に広がっていきました。 日高町では、小中学校の生徒減少に悩む千栄地域の人たちが、町教育委員会から里親留学制度の先進地の紹介を受けて調査・視察などを進め、ようやく実現にこぎつけました。
初年度は、道内・全国の主要都市から小学生3人、中学生7人合わせて10人の「留学」が決まりました。 地域の内訳は東京3人、千葉2人、札幌2人、静岡、兵庫、苫小牧各一人となっています。
子供達は千栄地域の農家などに1年間滞在しながら、のびのびとした環境で生活や学習に取組みました。
山村里親留学制度はその後、千栄小、中学校が廃校となった平成9年度まで続けられています。
・・・日高町100年記念史 113ページより抜粋
その後でしょうか、ホームスティのように夏の短期間、千栄地区の農家に東京にある私立の「開成高校」の生徒が何年か来ていたようです。
その時期、私は日高町を離れていましたので、状況はよく分かりません。
平成10年度から市街地の日高小、日高中学校に統合され、現在わが町(旧日高町)の小学校、中学校は1校ずつとなってしまいました。その学校の生徒数も減ってきています。
今後、また山村留学制度の取組みを行ってみてはどうでしょうか。