写真は、門間さんのポストカードより
夕暮れ。ねぐらの穴の前でエゾモモンガが顔を出すのを待っている。門間さんは穴の正面ではなく横で待ってるそうです。それは、最初の一匹に警戒心を与えないためで最初の一匹目が警戒してしまうと、なかなか出てこないことが多いからだそうです。「 さて、そろそろいい時間だぞ・・・と思っていたら、樹々間を縫うように、こちらに向かってくるものが。キタキツネだ。まっすぐモモンガのねぐら穴へと向かっている。そして、ねぐら穴のある木の根元まで来ると、臭いを嗅いで、上を見上げた。エゾモモンガ、大ピンチ!すぐ下に北キツネが待ち構えているよ!ひやひやしながら見守ることに。いつもなら一匹目が出てくる時間だけれど、今日は出てこない。キタキツネの気配を感じて警戒しているのかもしれない。 キタキツネはしばらくの間、ねぐら穴の近辺をうろうろしていたが、どうやらあきらめて森の奥へと歩いていった。その後暗くなるまで出てくるのを待ってたけれど、肉眼で観察するのが厳しくなる時間になっても出てこなかったので、僕もキタキツネ同様、あきらめて帰ることにした。」・・・・・(29日の新聞より抜粋)
今回、私のブログに載せる件で、28日に門間さんと電話でお話することができました。門間さんも私のブログ見てくれているかもしれません。かわいい動物たちの写真を載せてから、ブログの訪問者数も増えています。25日は146人、昨日は訪問者数132人、閲覧者が379人と同じ方がその日に何回か開いてみてくれているようです。感想や希望等ありましたらコメントしていただければ幸いです。
インターネットで買ったスノーシューが届き、さっそく「ひだからガイド養成講座」に参加しました。夜、国立日高青少年自然の家の裏の林の雪の中を散策しました。鹿やキツネの足跡があったり、エゾモモンガの好きそうな木もあったりで楽しかったです。
以前「白くま」のテレビを見ていました。獲物の獲りには苦労し、氷結した海面をひたすら歩き体重をかけて厚い氷を割りそこから獲物を獲るとなると相当エネルギーを使います。ところが白くまの餌になる大型のトドは体重が1トン以上あります。体を張って争って獲るには危険が伴います。白くまはトドの群れに現れてパニック状態に陥れます。我先と逃げる時に小さな、弱いトドは圧死するのです。労なく餌にしているのを見たことがあります。この知恵を使った捕獲をキタキツネもしているようです。私の推測です。
「今日こそは、今度こそはきっと…」そんな心の声が聞こえてきそうですね。
そして、穴から出てきてくれなかった、エゾモモンガちゃんの「今日は何だかおかしいぞ、嫌~な気配がするよ。今日も気をつけなくちゃ…」とドキドキも聞こえそうな緊張感。
厳しい冬の北海道の森の営みが、伝わってきます。