さしこうスタッフブログ

さしこうスタッフが日替わりでお届けする日々のおはなし

yuのイラン紀行vol.4 世界遺産ペルセポリスとカシュガイ族と

2022年09月24日 | 番外編

こんにちは。

さしこう本店のyuです。

今回はイラン紀行のvol.4  世界遺産ペルセポリスとカシュガイ族と~編です。

 

前回は、イラン南部シラーズと夜の風景についてで、絨毯に関することがほぼ無かったのですが、今回はギャッベを織っているカシュガイ族の生活について触れていきたいと思います。

 

まずは3日目、ホテルからシラーズ近郊にある世界遺産ペルセポリスを訪問しました。

 

まずは四駆に揺られて約1時間、シラーズからペルセポリスに向かいます。

ちょっと郊外に出ると岩山とSAIPA社 SABAセダンだらけ。

建設中なのでしょうか?

ちょっとゴーストタウン感があります。

 

ぺルセポリスに近づくにつれ、糸杉も増えてきました。

 

さて着きました。

向こうに見える石の壁と塔がぺルセポリス。

 

イランの歴史を語るうえで、外せないのがこのペルセポリスなのですが、その歴史は紀元前520年にさかのぼります。

時はイランがアケメネス朝ペルシア帝国の時代。

ダレイオス1世によって建設が開始され、その後彼の子であるクセルクセス1世に、またその孫にあたるアルタクセルクセス1世にまで建設は受け継がれました。

その後、紀元前330年にマケドニアのアレキサンドロス大王によって破壊されるまで、ペルシア帝国の祭祀都市として栄えたのです。

 

このペルセポリスという名は、ギリシャ語に由来し、「ペルシア人の都」という意味を持っています。

現代ではタフテ・ジャムシード「ジャムシードの玉座」の意で呼ばれています。

 

逆光で見にくいですが、ここがペルセポリスの基壇と謁見の間への入り口です。

古代遺跡と言うにふさわしい姿です。

 

この111段の階段を上ると、、

西側は人面無翼獣身像、東側は人面有翼獣身像があります。

 

ここをくぐり抜けると、

2頭の鳥獣像ですが、どういった意味なのかは忘れました...

なお、この下の土の中にも未発掘のレリーフが埋まっているとかいないとか。

 

柱は崩れてますが、ここから先に進むと、アパダーナー(謁見の間)があり、かつては6柱6本列計36本の柱で建物を支えていました。

高さは約20M。

 

個人的にエジプトのピラミッド、マヤ文明、アステカ文明など古代遺跡が絡む歴史は昔から好きでした。

世界各地、いまだに解明されていないものばかりで、探検心をくすぐられます。

 

荒廃しても、歴史の重みを感じますね。

こちらは朝貢のレリーフです。

画像では非常に見にくいですが、ギャッベにもよく織られる「糸杉」はこのレリーフにも表されていて、最も古典的な図柄と言われています。

糸杉は、健康・長寿という意を表します。

 

高台からの眺めです。

清々しさとペルシャ大帝国を感じて....  ペルセポリスを後にします。

 

お次は、シラーズ郊外のカシュガイ族のテントがある、ザクロース山脈に向かいます。

SUVとピックアップトラックに乗って、富士の7分目の標高まで約2時間のドライブです。

 

その途中、なんとSUVのドライブベルトが粉砕するというトラブルが発生!

これでは、いくらなんでも自走できません。。

 

部品ディーラーにて足止めです。

これも旅あるあるですね。 運転手さん、お疲れ様です。

 

約1時間足止めですが、走れる車に荷物を積みかえていざ、ザクロス山脈へ。

シラーズ郊外のストリート。

 

近づくにつれ、緑も増えてきました。

この雰囲気好きです。

 

森になってきました。

土獏に緑、きれいですねえ。

 

ペルセポリスから約3時間、悪路を突破しながら着きました、カシュガイのテントです。

ここで早速、絨毯が!

素晴らしい柄がそろってます。

織り職人の女性達。

熟練の技で170X240のパルデサイズぐらいを織られています。

ギャッベは織る家族単位ごとにトルコ結びか、ペルシャ結びかで分かれるのですが、この家族の場合はペルシャ結び(開放型左右非均等結び)で織っていました。

 

この方は糸紡ぎをしているお母さんです。

羊毛をふわふわの綿のようにしてから、均一な太さに紡績していくのは熟練の技といったところ。

 

テントの中にあるのは、織り上がり後シャーリング(刈り取り)を行っていない状態のもの。

シャーリングを行うことで絨毯の厚みが決まり、図柄がより鮮明になり、皆さまにお届けするギャッベの状態になります。

 

さて1つめのテントにお邪魔した後は、近隣にあるテント数軒を訪ねます。

どれも小高い丘の上に設営されていて、高原風が気持ちの良い場所です。

 

vol.5に続く...

 

9月23日㊎から、岡山大福店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
さしこう岡山大福店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』

2022年9月23日(金)~10月2日(日)
※9月28日(水)は定休日です。

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
 を開催!こちらもぜひお越しください~!!


また10月7日㊎から、本店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
さしこう本店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』

2022年10月7日(金)~10月16日(日)
※10月12日(水)は定休日です。

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
 を開催!こちらもぜひお越しください~!!


【直営店】

◇さしこう本店◇
 〒708-0814 
 岡山県津山市東一宮30-7
 TEL 0868-27-0001
 営業時間 10:00~18:00
 水曜定休 Pあり


◇さしこう岡山大福店◇
 〒701-0204
 岡山市南区大福134-7
 TEL 086-250-9311
 営業時間 10:00~18:00
 水曜定休 Pあり
【会社案内、イベント情報】
 
【毎日のちょっとしたお話】
 
 
 
【さしこう公式インスタグラム】
↓↓↓↓↓↓↓↓follow me↓↓↓↓↓↓↓↓
【さしこう本店】
【さしこう岡山大福店】
【さしこうドットギャッベ】
 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

yuのイラン紀行vol.3  南部シラーズとイランの夜の街

2022年09月23日 | 番外編

こんにちは。

本店のyuです。

 

さしこうイベント情報です!!


🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
さしこう岡山大福店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』

2022年9月23日(金)~10月2日(日)
※9月28日(水)は定休日です。

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑

 
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!

中四国最大級800枚・大展示!!
 
是非見にいらしてくださいね。
 
 

また10月7日(金)より、さしこう本店での秋の絨毯祭り「ゾランヴァリギャッベ800枚展」を開催いたします!

 

こちらも是非!

 

今回はイラン紀行vol.3 南部シラーズと夜の街編です。

 

テヘランから国内線に乗り南部の街シラーズへ。

 

シラーズはイラン南西部の都市で、ファールス州の州都にあたります。人口は約125万人ほど。

ギャッベはこのシラーズにあるザクロス山脈で織られています。

 

名所でいうと、ハーフェズ廟、シャー・チェラーグ廟、マスジェデ・ジャミイ寺院などの歴史的旧蹟が多く存在し、王朝時代からの歴史を感じることができます。

 

機内で晩御飯を兼ねた機内食を頂き、約2時間のフライト。

 

テヘラン出発が1時間半ほど遅れたこともあって、シラーズ国際空港に着くころには日が暮れました。砂埃も多め(笑)

この現地感、非常に良きです。

手前には2頭の獅子像?らしきレリーフも。

ヤシもあって、何だかリゾート感があり、私個人的に好きな1枚です。

 

この日は、もうホテルに向かうのみです。イランに上陸して1日目の夜、思いのほか心地いい疲労感です。

 

1日目の宿の道中、シラーズの夜の街並みを車窓から

空港から少し離れると、熱気あふれる商店が連なります。

 

飲食店、ガソリンスタンド、電気屋...市民の生活の要となっているようです。

こういった果物屋さんもイランでは多いですし、トラックの移動式屋台でスイカやメロンを売っていたりします。

ペルシャ文字がもっと読めたら、理解も深まって楽しみも倍増するだろうなあ..と思いながら

 

イランのストリートを感じることができました。

 

空港から約30分.. 着きました、1日目のホテルです。

キレイで近代的なホテルです。

 

今回は移動と街の話で絨毯ネタがありませんでした...すみません..

 

いよいよ明日からは、アケメネス朝の祭祀都市ペルセポリスとカシュガイ族の遊牧テントの訪問です。

 

vol.4へ続く~


さて、本日9月23日㊎から、岡山大福店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
さしこう岡山大福店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』

2022年9月23日(金)~10月2日(日)
※9月28日(水)は定休日です。

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
 を開催!こちらもぜひお越しください~!!


また10月7日㊎から、本店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
さしこう本店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』

2022年10月7日(金)~10月16日(日)
※10月12日(水)は定休日です。

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
 を開催!こちらもぜひお越しください~!!

 

【直営店】

◇さしこう本店◇
 〒708-0814 
 岡山県津山市東一宮30-7
 TEL 0868-27-0001
 営業時間 10:00~18:00
 水曜定休 Pあり


◇さしこう岡山大福店◇
 〒701-0204
 岡山市南区大福134-7
 TEL 086-250-9311
 営業時間 10:00~18:00
 水曜定休 Pあり
【会社案内、イベント情報】
 
【毎日のちょっとしたお話】
 
 
 
【さしこう公式インスタグラム】
↓↓↓↓↓↓↓↓follow me↓↓↓↓↓↓↓↓
【さしこう本店】
【さしこう岡山大福店】
【さしこうドットギャッベ】
 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

yuのイラン紀行vol.2 ゾランヴァリ社~ホメイニー廟~絨毯博物館へ

2022年09月22日 | 番外編

こんにちは。

本店のyuです。

vol.1より始まったyuのイラン紀行、今回はvol.2ゾランヴァリ社~ホメイニー朝~絨毯博物館へ編 です。

前回は、日本→ドバイ→テヘランまでの旅路をご紹介しました。

1日目は、世界最高峰の手織り絨毯を扱う「ゾランヴァリ社」とテヘランの絨毯にまつわる名所を訪問。

 

まずはテヘラン国際空港より約40分... 着きましたゾランヴァリ社です。

すごく立派なお庭ですね。 

さしこうのギャッベは、この「ゾランヴァリ社」から仕入れています。

上質なギャッベだけを取り扱い、ここから日本へ来ているのは、日本に流通するギャッベの中の8%ほど。

誰でも直接買い付けを許される会社ではありません。

 

またカーペットオスカー賞を2度受賞しており、「世界最高品質のギャッベ」として名を馳せています。

 

右の方は、「ゴラムレザー・ゾランヴァリ」さんで、ギャッベの世界的ブームの礎を築いた方です。

ギャッベを織るカシュガイの人々は彼を「ギャッベの育ての親」と呼び、遊牧民が自由に織る絨毯を”アートに変えた逸話があります。

 

それは1956年、ゾランヴァリさんが23歳の時。

カシュガイ遊牧民から買い付けた156枚のギャッベの売れ行きが芳しくなく、苦渋に立たされていました。

そんな最中、ある日スイス人絨毯商がイラン人通訳を連れて彼の店にやって来て、156枚全部の絨毯を買い占めていったというエピソードです。

 

その後、そのスイス人は同じような絨毯を1000枚欲しいと言って、ゾランヴァリさんの元を訪れたそうです。

これが「ゾランヴァリ社」の始まりです。

 

ゾランヴァリ社の中を見させていただくと

ユニークな柄のギャッベがありました。

櫛のような図柄は「シャーネ」と言って、絨毯を折る工程でパイルを締めるために使う道具です。

緯打具と呼ばれたりもして、面白い柄です。

 

こちらは糸の染色に使う草木のサンプルです。

 

ゾランヴァリ社のギャッベはすべて草木染めなのも魅力ですね。

発色が自然で嫌味がないです。

そして経年変化はきれいで渋みを増してきます。

 

 

大きな倉庫です。入口上部のライオンレリーフが良い味出してます!

 

一通りゾランヴァリ社を見終えると、今度はホメイニー廟へ向かいます。

 

ホメイニー廟とは、イランの初代最高指導者(1979~1989年)のルーホッラー・ホメイニー師の墓廟で、1989年に建築が開始されました。

 

場所としてはテヘラン南部の郊外にあります。

入る前から壮観です。真っ青な空と金色のドームがゴージャスさを一層引き立てます。

 

王宮という表現が思い浮かびますが、ペルシャ建築の凄みを感じることができました。

またこの中にホメイニー師のお墓があります。

 

中は一面ペルシャ絨毯が敷き詰められ、厳かな空間でした。※中は写真NGのため掲載不可です。

 

 

この後は、現地1発目のイラン料理です。

この建物の中に食堂がありました。

 

右のは、現地のヨーグルト?的なもの..(こう言ってはなんだが苦手な部類でした(笑))

こちらはイランの食堂の定番飯、サフランライスとケバブ。焼きトマト。

 

味は単調ですが、おいしいですし、日本人の口にも合いやすいかと。

お米はパラパラしています。

 

食事を終えると次はテヘランの絨毯博物館へ。

ここでは16~17世紀のサファヴィー朝時代の名作絨毯や、100年前の絨毯も見ることができます。

 

 

いざ潜入です!

 

 

現地ガイドのダラビさんが解説してくれています。

イランの絨毯産地は各所点在していて、北東はマシュハド、北西はタブリーズ、中央はカシャーン、クム、ナイーン、

南西はイスファハン、南はシラーズなど各地の特色を持ちながら発展してきました。

 

こちらの楕円形の絨毯は現地では「ベイズィー」と呼ばれます。

なかなかお目にかかれない珍しい形の絨毯です。

外周のボーダー部には花柄を書かれていて、水への感謝を表しています。

 

中央に見えるのは、メヘラーブ「壁龕(へきがん)」と言って、聖地メッカの礼拝の方向を表す文様です。

これはイスラームの伝統的文様で古くから継承されてきていて、各地のモスクにも壁龕があります。

 

他にも様々な銘品が展示されていました。

 

さて絨毯博物館を出ると、今度は南部シラーズへ行くためにテヘラン国際空港へ

移動が半端ない...

 

テヘランの街を車窓から眺めながら...

 

今度は国内線でテヘラン→シラーズへ約2時間。

 

この日の晩から明日にかけて、いよいよギャッベの織り子さんたちが住むシラーズです。

 

vol.3へ続く~

 

さて、9月23日㊎から、岡山大福店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
さしこう岡山大福店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』

2022年9月23日(金)~10月2日(日)
※9月28日(水)は定休日です。

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
 を開催!こちらもぜひお越しください~!!

また10月7日㊎から、本店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
さしこう本店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』

2022年10月7日(金)~10月16日(日)
※10月12日(水)は定休日です。

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
 を開催!こちらもぜひお越しください~!!


【直営店】

◇さしこう本店◇
 〒708-0814 
 岡山県津山市東一宮30-7
 TEL 0868-27-0001
 営業時間 10:00~18:00
 水曜定休 Pあり


◇さしこう岡山大福店◇
 〒701-0204
 岡山市南区大福134-7
 TEL 086-250-9311
 営業時間 10:00~18:00
 水曜定休 Pあり
【会社案内、イベント情報】
 
【毎日のちょっとしたお話】
 
 
 
【さしこう公式インスタグラム】
↓↓↓↓↓↓↓↓follow me↓↓↓↓↓↓↓↓
【さしこう本店】
【さしこう岡山大福店】
【さしこうドットギャッベ】
 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

yuのイラン紀行vol.1 ~日本→ドバイ→テヘランへ~

2022年09月20日 | 番外編

こんにちは。

本店のyuです。

2週間後の10月7日(金)より、さしこう本店での秋の絨毯祭り「ゾランヴァリギャッベ800枚展」を開催いたします!

それに先駆けまして、私が今年7月にイランに渡った時の模様を全14回に渡ってお伝えしようかと思います!

イランの歴史と現地の暮らしぶり、カシュガイ族が織る手織りギャッベ、見る者を否応なしに惹きつけるモスクなどなど..

かなり貴重な経験をしてきました。

 

まずはvol.1 日本→ドバイ→イラン(テヘラン)へ編です!

ではでは長旅のスタートです。

7/20 (水)  23:45  関西国際空港出発までしばし待機

さよならJAPAN

私自身、海外は3年前に行ったバックパッカー1人旅での香港以来。

そして中東は初めてです。

もちろんコロナ陰性の上、体調管理は万全で行きます。

 

空港で待ちぼうけ、そして23:45一路ドバイへ。約9時間です。

 

時差があるので当然ですが、機内食という名の夜食?朝食?を頂き、7/21(木)AM4:10ドバイ国際空港へ到着。

 

英語は良いですが、アラビア語...読めませぬ。。

 

この広大なドバイ国際空港、見どころたくさんあります。

 

24時間営業のカフェ、ブティック、免税店、ショップ、飲食店などなど。

 

経済発展具合を感じさせてくれます。

 

空港でステイすること約3時間、国際線に乗り換え、いよいよイランの首都テヘランへ

 

 

ドバイ国際空港からテヘランまでは約2時間ちょっと。

 

空路の眼下に広がる砂漠地帯も私が好きな情景の一つ。

ただただ水平線に続く地球の広漠を感じられるこの感じ、冒険心が疼く疼く(笑)

 

砂漠とペルシャ湾を眺めめているとあっという間にテヘラン国際空港へ。

降り立ってみますと中東らしい日差しで暑い! ただ湿度がないので快適です。

 

空港の建築からも、イスラム感を感じます。

 

そして現地メーカー・生産の車も。 プジョーPARSとイラン・ホドロ SAIPA社のSABAですね。

 

イランにはこういった小型~ミドルセダンが大量に走っています。

 

さて、空港を出ると今度は、テヘランの「ゾランヴァリ社」へ向かいます。

さしこうで取り扱うギャッベを仕入れさせてもらっている会社です。

 

バスの中でイランのミネラルウォーター。

 

このほかにも色んなデザインがあります。

 

道中、イランのストリートペイント。個人的にこのようなアウトレイジな雰囲気は好きです(笑)

 

右側はペルシャ数字が書いていて、右から読んで58112190と書かれてますね。

 

因みにイランは右から左に向かって文字を読みます。

 

さていよいよゾランヴァリ社到着です。 

 

vol.2へ続く~

 

さて、9月23日㊎から、岡山大福店では・・・

今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
さしこう岡山大福店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』

2022年9月23日(金)~10月2日(日)
※9月28日(水)は定休日です。

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑

 を開催!こちらもぜひお越しください~!!



また10月7日㊎から、本店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
さしこう本店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』

2022年10月7日(金)~10月16日(日)
※10月12日(水)は定休日です。

🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑🐑
 を開催!こちらもぜひお越しください~!!



【直営店】

◇さしこう本店◇
 〒708-0814 
 岡山県津山市東一宮30-7
 TEL 0868-27-0001
 営業時間 10:00~18:00
 水曜定休 Pあり


◇さしこう岡山大福店◇
 〒701-0204
 岡山市南区大福134-7
 TEL 086-250-9311
 営業時間 10:00~18:00
 水曜定休 Pあり
 
【会社案内、イベント情報】
 
【毎日のちょっとしたお話】
 
 
 
【さしこう公式インスタグラム】
↓↓↓↓↓↓↓↓follow me↓↓↓↓↓↓↓↓
【さしこう本店】
【さしこう岡山大福店】
【さしこうドットギャッベ】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眠り一筋190年の話  最終幕

2022年09月09日 | 番外編

続いてやって来たこちらの工場で掛布団が作られていました(^^♪

まずは生地を布団のサイズに合わせてハサミで裁断していくワケですが

ただ裁断しているだけではもちろんありません♫

こちらをご覧ください!

生地の柄がバッチリつながっているのがお分かりだと思います

これは柄合わせと言われる方法で着物の仕立てによく用いられる技法です(#^.^#)

縫い代をしっかり考慮して裁断しないといけないワケです

こだわり細かっ‼‼

 

そしてそして裁断した生地をキルティングしながら縫製していく作業にもこだわりが♫

縫製する糸は太めのコットン100%の糸を使い

針は極細の縫い針が使われています

こうする事で針穴が糸でキッチリと塞がれるため中身の羽毛が吹き出さなくなります!

いや~スゴイこだわりと技術が満載ですね(^^♪

 

そしていよいよ羽毛の充填作業です♪

使われるのはこのような機械です

これで規定の量の羽毛を強風とともに送り込んでいきます

これも例によって体験させていただきました!

結構な風です(^^;)

縫製した生地が風で持っていかれそうでした・・・

いえ本当に!!

やってる途中で怖くなってきたんですm(_ _)m

 

そんなワケで羽毛の充填が終わるとこんな作業が待っています♬

何やら羽毛布団を広げてトントンたたく方が1人

これは布団のキルティングした各区画に羽毛が均等に行き渡るようにたたく行程だそうです

え!? たたくだけ?

 

そうなんです!たたくだけなんです!!

私ろぐおもビックリしました( ;_; )

原始的といいますか何といいますか・・・

裏を返せばそれだけ繊細な作業を職人の方の手作業に委ねられているという事ですね!

ちなみにこの職人の方はこの作業一筋30年のキャリアだそうです!

スゲェ(゚Д゚)!

プロ中のプロだ!!

 

いや~!!

今回の滋賀県研修はとても奥深く有意義なものでした!!

IWATAの眠り一筋190年の歴史はスゴかった(゚Д゚)

 

ここまでご紹介してきましたIWATAの寝具は明日 9/10(土)から開催の

『幸葉祭』で特集させていただいております(#^^#)

日々の眠りに悩みがあるそこのアナタ(^_^)

この機会にぜひ眠り一筋190年の技術とこだわりを体感しにおいで下さいませ!!

 

今回の連載は以上です

最後までご覧いただき誠にありがとうございました!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眠り一筋190年の話  第六幕

2022年09月07日 | 番外編

さてさて続きまして潜入するのはこちらです( ^^) 

羽毛研究所‼

こちらでは生産地から届いた羽毛の品質管理やチェックなどが行われています

早速中に失礼して(*´ω`*)

またまた登場の米沢氏です( ^^) _

見せていただいた作業がこちら!

この緑のBOXは何ですの?

 

実はこの作業が羽毛の検査作業だそうです(#^^#)

その名も組成混合率検査‼

羽毛といっても部位によって色々と分けられるそうで

例えばダウンとフェザーですね♪

ダウンとはこんなヤツで

フェザーとはこんなヤツです!

IWATAでは生産地から届いた羽毛から無作為に3g取り出し

それをこの緑のBOXの中でダウンの大きさの大小やチリなど

8種類に細分化して羽毛のクオリティをチェックされています!

しかもこの検査はIWATAの羽毛の検査官とも言うべき専門の方が

全て目視でチェックしています Σ(゚Д゚)

つまりは手作業‼

羽毛を1つ1つピンセットでつかんでチェックした上で

それぞれに分けていきます!

 

私ろぐおも実際に体験させていただきました

 

先ほど羽毛から無作為に3g取り出すと言いましたが羽毛は非常に軽くて

かさが多いので3gといってもえげつない量です(*_*)

これ何時間かかるんだ!? 

率直にそう思いました(*´ω`*)

そもそもどれがどれに該当するのか全く分かりません(;^_^A

ダウンの大きさ1つとっても大きい部類に入るのか小さい部類に入るのか

チリなのかフェザーなのかすら分かりません・・・

本当にスゴい作業です‼

その道のプロって本当にスゲェ (゚Д゚)

 

ちなみに羽毛をつかんでは米沢氏に

これはフェザーですか?チリですか?と聞いて分類していきました(*´ω`*)

もう目と頭がクラクラしました(>_<)

 

他にも油脂分率や羽毛の損傷度さらにはPH検査や洗浄度合などなど

10項目の検査を行うそうです

このような検査をくぐり抜けて掛布団の中身となる羽毛が厳選されていきます!

こうして厳選された羽毛をさらに第三幕でもご紹介した

 IWATA独自のイオンとオゾンの働きによる処理技術により極限まで不純物が取り除かれます

次回はいよいよ実際に掛布団を作る工程に入ります♪

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眠り一筋190年の話  第五幕

2022年09月04日 | 番外編

マットレスの製作工程はまだ続きますよ♪

更にさらに詰め終えた後に生地にシワが寄っていないかパンッと張っているかどうかも確認したうえで

仕上げに綴じ糸を表裏24か所に通していきます( ^^)

針も見た事ないような太さと長さ (゚д゚)

厚みがあるので針を通すのもかなりのカがいります (>_<)

この作業をマットレス1点につき24回繰り返してやっと完成となります♪

 

ところで『ラークオール』とはどんな意味なんでしょう?

やっぱりちゃんとした由来があるんだろうか・・・

米沢氏に聞いてみました!

 LARKは英語で【ヒバリ】 0WLは【フクロウ】

どちらも鳥の名前ですね(*^^)v

英語ではヒバリは夜明けから朝に活動するので朝型人間を象徴するそうで

逆にフクロウは夜行性(#^^#)

夜型人間の象徴なんだそうです

朝早く起きて健康的な毎日を送る方も夜遅くまで頑張っておられる方も

すべての方にぐっすりと深い睡眠をとっていただきたいという願いから『LARKOWL』と名付けたそうです!

ものづくりのストーリーは知れば知るほど引き込まれていくものがありますね(#^.^#)

IWATAのこだわりや職人業だけでなく名前に込められた想いまで伺う事ができ

とても有意義な時間でした!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眠り一筋190年の話  第四幕

2022年08月28日 | 番外編

次はマットレスの製作現場を見せていただきました!

IWATAの眠具は1年を通して快適に眠れる事を目指しており

このマットレスにも天然素材がふんだんに使われていました♫

その名もLARKOWL(ラークオール)!

構造はこのようになっており

使用されているのは表面からキャメル、ヤク、ホースです

ラクダにウシにウマ‼

3種の天然素材が重なって層になっているんですね(*^^)v

ちなみにこの積層構造は畳から着想を得たそうで寝た時の身体をしっかり支えつつ体圧を分散させ

姿勢が安定して寝返りが打ちやすくなります

この3層になった天然素材を中に詰めていくんですが

この作業も職人の方の経験と勘がものを言います

手作業で詰める毛の量を調整していきますが

一例を出すと周囲は腰かけた時に沈み込みすぎないよう少しだけ多めに詰めて

硬さを持たせるようにしたりと場所によって詰める量を少しずつ変えていくそう(;・∀・)

そして個体差が出ないように注意を払うそうです

自然素材を使っているから一定の品質に揃える努力をされているんですね!

次回に続きます♪

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眠り一筋190年の話  第三幕

2022年08月23日 | 番外編

こちらの工場内ではキャメルを使った敷パッドが作られていました!

まずはキャメルの不純物を除去してこのような薄いシート状にほぐしていきます

そのシートを40層 (゚д゚)‼

に重ねていきます

サラッと通り過ぎてしまいましたが不純物の除去にも IWATA独自のイオンとオゾンの働きによる

処理技術が駆使され同時に殺菌と脱臭まで行ってしまうそうです!

高温多湿の日本で臭いが発生しないようにするために試行錯誤の連続で

大変な苦労があったそう(>_<)

どれくらい大変かっていいますとこれくらい大変なんです('ω')

 

              ⇓

 

 

 

注:あくまでも例えです

少しは大変さが伝わりましたでしょうか(笑)

冗談はさておき・・・

 

次にこの40層のキャメルのシートにコットン100%の生地を被せていくんですが・・・

この生地がこれまたスゴい‼

普通のコットンでは生地の編目からキャメルの繊維が生地を突き抜けて出てきてしまうので

編目を詰める必要があったそうです

化学的なコーティング等で詰めてしまえば簡単なのですが

それだとキャメルが持つ吸湿性・発散性を妨げてしまう事になります

実際に見せていただきました

左が化学的なコーティングで詰めた生地で右が IWATAの生地です

この圧倒的な差 Σ(゚Д゚;)

この相反する要素を両立させるためにこれまた長い間試行錯誤が続いたそうです

 

そしてここからは縫製の作業に入ります

まずクリップで仮止めした上で機械にセットし・・・

キルティングを施していきます

その後周囲をミシンで縫っていくんですが

2mの長さを歪みなくスピーディーに縫っていく職人の姿はスゴかった!

職人の方曰く手が完全に覚えてしまっているので特に何も意識していないと(#^^#)

こんな境地に達してみたいものです

プロフェッショナルだ・・・

こちらが完成した敷きパッドです!

ちなみにこのキャメルはとても貴重なもので

ラクダ1頭からこの敷パッドシングル1枚分しか取れないんだそうです

やはり自然素材というものは貴重なんですね~!

まだまだ続きます♫

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眠り一筋190年の話  第二幕

2022年08月19日 | 番外編

工場にて説明してくださったのは IWATAの米沢氏です!

ご存じの通り日本は年間の気候の差がかなり大きい国です(>_<)

夏の寝苦しさと冬の底冷えは辛いですよね~!

これは寝具も同じで使用環境としてはとても過酷です

だからこそ日本には衣替えのように季節によってしつらえを変える文化になったそうですが(#^^#)

 

 IWATAでは四季の気候変化が激しい日本においても

1年を通して快適に眠れる寝具を目指し辿り着いたのが天然素材だという事でした!

米沢氏曰く特に運命的だったのがラクダの毛であるキャメル素材との出会いだったそうです

キャメルと言うと色の名前にもなっていますよね(#^^#)

あれはラクダの毛の色が脱色が不可能で染色出来ないため

キャメルと言えばあの色という事で色の名前として定着したんだそうです(*´ω`*)

 

話が逸れましたが

IWATAでは40年前キャメルと出会う以前は敷寝具は一切作っていなかったそう

その理由は他の素材では良くない寝姿勢になるから!

このキャメルという素材は適度な弾力性とコシがあるので体をしっかり支え

自然な寝姿勢を保ってくれます

また寝返りの打ちやすい適度な固さで敷寝具としては最適な素材との事♪

 

こんな感じで現地から届きます!

ラクダは夏毛と冬毛が生え変わる生き物で(知らなかった・・・)

春先に生え変わる冬毛を使っています!

キャメルはアラビアとモンゴルに生息しているラクダの毛( ^^) 

キャメルは吸湿性・発散性に驚異的なまでに優れていて

常に乾いた状態になる性質を持っています

特に発散性は羊毛の1.6倍 (゚д゚)!

 

なるほど!

寝汗をきちんと吸収発散して保温性もあって

身体もしっかり支えてくれるのがキャメルな訳か・・・

 

この素材がどのように敷寝具になっていくのか

いよいよ工場内へ潜入です‼

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロハスな生活 さしこう

人と地球にやさしいライフスタイル

さしこうHP

http://www.sashiko.co.jp/