岡山大福店の庭に咲く
真っ白な花
いつも、お客様に聞かれるのですが、何の花なのかと
私も気になっていました。
そんな時、新聞の記事で知った「ナツツバキ」
これではないかと調べてみた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平家物語は次のような一節から始まります。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
奢れる者も久しからず ただ春の夜の夢の如し
猛き人もついには滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「沙羅双樹」はツバキ科落葉樹の「ナツツバキ」のことです。
名前の通り初夏に白いかれんな花をつけます。
この花の寿命はわずか1日です。
朝に咲き,夜には落ちてしまいます。
椿の仲間ですから花びらを散らさず,花全体がそのまま落ちます。
このはかなさが平家一門の「盛者必衰」を表していると平家物語の作者は考えたのでしょう。
ブッダの故事にも出てくる花です。
今月いっぱいが見ごろらしく、大福店の庭の木も
今が盛りと咲き誇っております。
是非、一度ご覧になりににいらして下さい。
お持ちいたしております。
蚊によくかまれるmocoより