春の陽気の本店より
ブログに時々登場する御年91歳のじいじ。
九十歳までは何とか一人暮らしをしていましたが、さすがに息子夫婦と同居を始めて5ヶ月です。
物忘れ外来に3ヶ月に1度の通院で、年相応の物忘れという診断のじいじが
今繰り返し愛読しているのがこの本です。


机 の上に置いてある本をよく見ると、何やら付箋までつけて・・・
その章のタイトルは『老年よ財布を抱け』
すぐによく忘れる自覚はあるが、認知症までとは思っていないじいじと
それが十分判断能力に欠けている認知症だと思っている家族。
空の上からばあばの声が聞こえてくるようです。
「 じいじ、何も遠慮して小さくなっていることはないのよ。しっかり蓄えもあるんだから。」
主導権が息子になり思うところは色々あれど、今更ながら残りの人生、穏やかにと願うばかりのくーわんです。