沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

まだ11月ですよ

2008年11月03日 | 日々のこと

 毎年11月になって思うことがある。クリスマスに関係する街の飾りをみると、なんだか11月がかわいそう。クリスマス商戦に煽られるように11月という月がただ12月のクリスマスに向かって走り出す月のようになっている。

 11月は秋が深くなり、日差しや風の冷たさや季節の移ろいを静かに感じていたい月。  最近のクリスマス商戦にはいささか気が早いと感じざるを得ない。イルミネーションも楽しいものではあるが、季節を感じ心を動かす日本人の性質なるものは失いたくないもの。せめて、12月から勝負していただけませんか?と言いたい。

   「白玉の 歯にしみとおる 秋の夜の

                     酒は静かに 飲むべかりけり

  幾山川 越えさり行かば 寂しさの 

                          終てなむ国ぞ 今日も旅ゆく」

  私の好きな歌人、酒を愛し、旅を愛した 若山牧水(宮崎県出身)の歌。

  季節感の薄いと言われる沖縄でも、一雨ごとにいよいよ秋は深まっていく。秋冷の過ごしやすい季節の中で、森の散策や読書を楽しもう。


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