オバマ氏が勝利。よその国の出来事とはいえ嬉しかった。人種のるつぼといわれ、多様な人種、民族を尊重しているようにみせているアメリカだが、なんだか今、ひとつ信用できなかった。最後まで、みんな祈るような気持ちでこの時を待っていたのではないだろうか。
ジョン・ F・ ケネディが暗殺された時(1963年)の衝撃的だったあの時のことを覚えている。 計算してみると、当時私はまだ7歳なのに、その日のことはしかっリと。
その日は、忘れられない日になったのにはもう一つ理由がある。私の妹が生まれた日なのだ。それなのにラジオから盛んにケネディ大統領暗殺のニュースが流れていて、父が神妙な顔をして聞いているのをはっきりと覚えている。そのことがあってから、私はケネディという人に興味を持っていた。
昔、公民館の横にあった小さな図書館で目にした「ケネディのウィット」という本を借りたことがある。「ウィット」ってなんなんだろうと思いながら。人種差別廃絶を訴えて、道半ばで逝った彼を尊敬するようになっていた。
だから、今度の大統領選もそのことが当然頭を過ぎったのはいうまでもない。オバマ氏、彼はとても謙虚な人だと思う。「人種を超えて伴に歩いていこう」と演説。
(写真はやんばるの森・ヒカゲヘゴ)