沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

仕事があれば

2010年06月17日 | 日々のこと
 沖縄は万年、日本一失業率が高い。かく言う私も、沖縄に戻ってきてから一年契約の更新でどうにか仕事を得ている。
 でも私は、腐らないし、そう不幸だとも思っていない。もちろん、正規雇用の人がうらやましいと思わないわけではない。
 多くの沖縄の人は、かつかつの生活をしている。が、悲愴感はない。あたたかな気候のせい?あきらめの境地?・・・みんな、それなりに生活を楽しむすべを知っている、と思う。
 ある本土からきた移住者が驚いていた。
「僕の周りの人が、ほとんどちゃんとした仕事を持っていないよ」と。「これが普通だよ。基地はあっても仕事はない」「でもみんな、どうにか生きているでしょ」と私。

 ずーと臨時的な仕事をしていた若者が、ある日、私の職場を訪ねてきた。正規の仕事を得て、彼は変わった。生き生きとした表情、若者らしい笑顔。なんと素敵な!仕事を持つということは、こんなにも自信に満ちた顔をするのかと。

 若者に仕事があれば・・あれば。

  (写真は ベランダに訪れた鳥:しばらくの間物思いにでも耽っていたのか、動かずにいた)

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