75歩に67銀とする変化の続きです。
76歩同銀72飛のほうが自然な手で、75歩と打てば64銀
88角には82飛77角72飛88角・・・千日手ですが、後手は77歩を打つような打開は考えないほうが良い、と青野先生は書いているのですが、実は77歩同飛66角67金22角65歩75銀
75同銀同飛同飛88角成とした図で
評価値は-217の後手もちなのです。77桂には71歩、72飛成には89馬が金取り、という具合です。余計な変化ですが、先手が千日手なんて考えないほうが良いです。
ここは65歩77角成同桂
77同飛は88角があるので、先手としては桂で取ります。勢いは75銀同銀同飛なのですが、66角74飛
AIによると本に書いてある71飛よりも74飛のほうが良く、11角成22銀12馬76歩
という順が後手にとって最善のようなのですが、85桂77歩成75歩同飛86銀78と75銀
先手に銀を打たせたものの、12馬の存在が不気味です。評価値は+191の先手もち。
ゆえに戻って
ここは53銀引ですが、すると持久戦になります。定跡本の手順では後手がおとなしすぎるので、(66角は33角同角成同桂が少し損) 47銀82飛88飛78歩
45歩 (46角ねらい) 24角68角
68同角成同金44歩46角
64歩44歩同銀64歩35銀
57角53銀65銀79歩成38銀
AIはこんな順を教えてくれますが、評価値は0近辺の互角です。