先手が工夫をする番ですが、まずは
94歩を突かれたときに受けなければ良いと考えるでしょう。36歩95歩47金75歩
後手は53銀左を保留して仕掛けます。端に2手掛けて、銀の動きを1手保留したので、仕掛けとしては1手遅れている計算です。(先手は36歩を突いているのが大きい。) 75同歩96歩同歩86歩
また分岐するところですが、86同歩のほうから調べましょう。96香同香76歩
98飛77歩成同銀67角・・・は駒得で後手有利として良いでしょう。青野先生は触れていないのですが、AIの最善手は99角86飛88飛です。
88同飛成同角87飛79銀77歩成
後手が指しやすそうなのですが、互いの最善手は一本道のようですから追いかけてみましょう。77同角89飛成68銀76歩95角66角
92飛の時の受け方を悩みますが、63銀74歩83竜
91飛成94歩84歩
74竜94竜77歩成57銀33角
ここまでは進みそうで、評価値は-115の後手ペース。桂香交換で77と がある分は後手の駒得です。勝負はこれからですが、後手番の仕掛けだと思えば満足できるところでしょう。
86同角は明日に回します。