名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

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SS2-6 先手三間飛車に左64銀急戦(3)

2023-12-16 | 基本定跡の研究

次に検討するのは

山田定跡のように75歩を先にする形です。青野先生がいうように、42金46歩は入れないほうが良いのでしょう。スピードが違います。四間飛車の場合は75同歩が本筋でしたが、64銀74歩

ここも同じように進めると86歩同歩75銀

66銀と86銀があるので後手良し、評価値は-237です。四間飛車ならば6筋からの反撃があったところですが、三間飛車では弱いです。

74歩と突きだすのは疑問手だったので、65歩とするところでしょう。

77角成同飛65銀67飛

先手は銀を迎撃します。76銀66飛87銀成

この銀成の感触が悪いところですが。両取りの見える方ならば、83歩同飛65角としたいのでしょうが、84飛87角88角

香を取られるでしょうから、香歩と銀の交換で、馬と生角の違いがあります。評価値は-544の後手有利。87成銀という変な駒を相手にしてはいけないようです。

戻って

ここは55歩のほうが筋ですが、88角67飛78成銀 (青野先生は86歩ですが、AIによって修正しておきます) 54歩99角成

手が広い局面ですが、評価値は-190の後手もち、香得を生かして手堅く指す方針です。

また戻って、青野先生は触れていないのですが、

65歩ではなくて67銀も見ておきましょう。75銀65歩77角成同飛74歩

後手の74歩では76歩というのも形によってあるのですが。76歩86歩75歩87歩成

後手は銀を見捨てて攻めます。76飛86と79飛44角

74歩99角成73銀

ここは77歩82銀成78歩成もわずかに後手が指せるようですが、85飛62銀成88角

88同馬同飛44角は77角というのが面倒です。89馬11角成22銀を選んで

評価値は-140の後手ペース。12馬には76歩~77と と攻めます。

 

75同歩と取るのは後手がまずまずさせる展開になりました。

 

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