名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS4-13 ゴキゲン中飛車(31)

2025-02-15 | 基本定跡の研究

68金型に対する後手の工夫で (超急戦にすればよいので、これは必要ないのですが)、

ここで55歩を突かずに62玉48銀72玉69玉82玉78玉72銀

美濃囲いに囲ってからというのは考えられます。24歩同歩同飛に88角成同銀22飛

後手陣は升田式石田流に似ているものの、53の地点が空いているというのがいけません。ゆえに23歩に52飛とするのですが、77銀32金28飛44角

自陣角を打って23歩を払えないかというねらいです。36歩33桂58金上

所司先生の解説では58金上のところで46歩ですが、AIに従います。25歩37桂26歩15角

この図の評価値は+321の先手有利。後手は2筋を止めるのが難しいのです。

ちょっと戻って

15歩を避けるために14歩としたら、37銀25歩46銀

23金37桂24金29飛22飛45桂

この図の評価値は+277の先手良しです。先手玉が固いので難しくはないでしょう。

また

24歩同歩同飛に32金の場合は、28飛23歩36歩

55歩ならば昨日の形に戻りますし、後手から角を交換しても大した主張はありません。先手の作戦勝ちになるでしょう。

所司先生の解説では36歩ではなく、46歩~47銀型で

このような中央の戦いにするのですが、評価値では+90ほどです。右銀は早繰り銀で使うほうが良いのでしょう。

 


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